夏休みも終わり 夏も終わり 仕事も終わる

今年の夏休みは　私にとって（おそらくは）人生最後のものだった

生まれてから記憶する限り夏休みは必ず存在したが　それももうお仕舞である

これからは毎日が休みなのだから

その記念すべき最後の夏休みのほとんどを寝て過ごすことになるとは　夏休みに入る前日まで想像だにしなかった

全快とは言えないまま夏休みは終わり　再び出社した

社長以下１２人の会社で　なんと４人が夏休みに入った途端に高熱を出していた

特に私とイケメン君はほとんど症状が同じで　互いに相手からうつったと責任をなすり合い　冗談を言い合った


今週　私は退職に向けての支度に入り　ロッカーを片付けたり　伝達の最終確認をしたり　手続きの書類にサインしたり　社員会議の時に定年退職の挨拶を済ませたりもした

みんなからは　それで今度はいつ来るのか　手伝いに来て欲しい時や会社の困ったちゃんを叱って欲しい時には電話をする　いや　それよりも毎日非常階段に居てくれ　などと言われたりしている

幸せな引退だと思い　もう　仲間と冗談を言い合ったりすることもないのだなと思うと　感無量

本当にあと二日の出社で労働者人生に別れを告げるのかと　あれだけまだ長いと思っていた日からあっという間に過ぎた時間を思い返すにつけ　時間というものは確実に流れるものだと実感するとともに　これからの時間を大事にしないといけないとあらためて思ったりしている

これからは毎日が休みだと思っていたが　本当は違うんだろうな

毎日が「生きる」ことと向き合って　いや　向き合うのは照れるから　横において共に歩いていくことにする

きっと毎日が新しい発見と経験の連続になるはずだ