ケンメリレポート from ケンメリパラダイス

C110型スカイライン 通称”ケンメリ”にまつわるブログです。
ケンメリに乗ったり触ったりしたら更新してます。

車検入庫

2010年11月03日 18時45分17秒 | レポート
今日は車検のためケンメリ入庫。

クーラントの漏れがあるものの自走できないわけではなく、エンジンの回転数を上げなければ漏れは最小限で済む・・
との予想から、そういう運転を心がけて出発することに。

連日の雨がやっと落ち着いて気持ちのいい朝。
ボディカバーは乾いているが、トランクには相変わらずリヤスポ越しに水が入っていたようで
トランクの開閉に伴いポタポタと。

僅かな水分を雑巾で吸い取った後は、エンジンルームでラジエータキャップを開けてみる。
水を足すほど減ってはいないようで一安心。
ブレーキオイルも若干減っているが、効かなくなるようなレベルではない。

エンジンを掛けアイドリング開始。
暖まったところでゆっくりと発進。
エンジンの回転が2500になるか成らないかくらいで即座にシフトアップ。
1500回転くらいで60km/h程度で走れるのも不思議な感覚。
世田谷通りでは相変わらずねずみ取りを行っており、ゆっくりと横目に見ながら取締地点を通過。
環八に入り、今度は甲州街道へ。
環八でも第一車線でのんびり走行。
甲州街道に入り永福インターから首都高4号線へ入る。

高速の合流時にはさすがに加速する必要があるので、軽く踏み込んで速度を上げる。
合流後は前を走るトラックに追従する形でのんびりと。
普段であれば追い越し車線へ入って追い抜いていくのだが、流石に今日はそんなことはできない。
4号線からC2山の手トンネルへ。
ここもいつもは追越車線側を走行しているのを、合流して即座に走行車線へ入る。
トラック、プリウス、などなどの車列の最後尾について極力回転を上げないようにする。

池袋を過ぎ、板橋ジャンクションに差し掛かるところで、追越車線側からクラクションが聞こえてきた。
音のする方向へ目をやると、白いメルセデスのドライバーがこちらに向かって何か叫んでいる。

げ、もしかしてクーラントがポタポタ(高速走行中でも判るくらいに)垂れているのか?
とドキリとして水温計を見るが、特に変わった様子はない。
窓を開けて何を言ってるのか聞いてみると・・

「それ、GT-R?GT-R?」

おっと、そういう事でしたか(笑)

走行中なので大声を出して返答。

「GT-X,GT-X、Xですよ~!」

高速走行中に話しかけられるとは驚きの体験。
サーキットの狼やよろしくメカドックで走りながら会話するシーンがあるけどやっぱり難しいです(笑)

「俺ね、箱スカのGT-Rに乗ってたんだよ~」

走行中なのではっきりとは聞き取れなかったが、なんとか会話成立。
そのうち合流地点に入るので、右手を上げてメルセデスの前に入れてもらう。
板橋ジャンクションはその先ですぐに5号池袋線とC2へと分かれているので、こちらはC2、メルセデスは5号線に入るためポジションが変わる形となる。
今度は助手席側の窓を開ける。パワーウィンドウならでは所業。

メルセデスのオーナーさんは軽く右手を上げて走り去っていった。
ケンメリに乗ってるだけでこんなささやかなコミュニケーションが生まれるというのも
旧車の魅力の一つかもしれない。

再びC2に入り、ゆっくりと走行。
トレーラーを先頭とした車列に入る。
目の前を走る赤いハッチバックの車はブレーキのタイミングがおかしいというか、一定の速度で追従して走ることができないようで
トンネル内のアップダウンやカーブのたびにパカパカブレーキ。
一定以上の距離を空けて走ってるおかげで、そのパカパカブレーキに影響を受けることはないが、
あまり後ろを走っていたいとは思わない。

江北ジャンクション手前で6号三郷線側に行くため右車線へ入る。
あまり踏み込みたくないけど、アクセルをじわっと踏んで加速。
みるみるうちに前に板車列を追い抜く。
そのまま分岐に入り、また合流。
合流後は同じく左側に戻って、車列に紛れる。
そんな感じでのんびり走っていたが、なんだかんだで普通に走れてる(当たり前だ)
走れているだけに、状況の先送りをしてしまいがちだがある日突然しっぺ返しがきそうなので
チキンな自分は走れるうちに万全飲ん対策をしたいと思ってしまう。

三郷ジャンクションを抜けて常磐道入り。
トラックの後ろをのんびり走行。
そのうちバックミラーを見ていると、見覚えのある顔つきの車が映った。
ミニバンの影でまだはっきりとは見えてないけど、一瞬の映像で即座に判断。

箱スカだ。

前後にオバフェンをつけた八王子ナンバーの迫力を増した箱スカ。(箱スカ自体ノーマルでも迫力充分ですが)
第二車線を走って追い越しざまに助手席の女性が軽く会釈をしていったのでこちらも返礼で頭を下げる。
ここでも旧車ならではのコミュニケーション。
とりあえずパチリと撮りたいなあと思ったが、カメラが上手く起動せずカメラモードになった頃には既に視界から消えてしまっていた。
守屋SAに入っていかれたのを走行車線側から確認。

こちらは相変わらずのんびり走行で、目的地である谷和原インターに到着。
インターを降りて、トレーラーやタンクローリーに混じりつつ、294号線を北上。
天気の良い祭日なのである程度の渋滞を覚悟していたが、全く渋滞には遭遇せず、高速をりてからも法定速度内でのんびり走っているせいか信号に引っかかることもほとんどない。
回転数をほぼ一定に保ちながら、目的地に到着した。

「おー大丈夫だったか」

ボンネットを開けて漏れ箇所を確認。
数滴垂れた跡は散見されたが、駄々漏れしている様子はなくなんとか入庫できた。
1時間ほどお邪魔した後、近くの駅まで送っていただき帰りは列車の旅となる。
無事に入庫できてホッと一安心。
一安心なのだが・・・・



電車が来るまで30分待機する運びとなった。
コメント (2)
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