青いものがない!
ホウレン草か三つ葉を入れたかったそうですが有り合わせでしたのでいろどりがいまひとつとぼやいておりました。
完璧です。具は甘辛く煮てあり、寿司飯はほどよい酸味と味加減。巻き加減も強く巻きすぎず、ご飯はぼろけない。
この技なんとかマスターしたいです。
ありがたいことに、
松葉ガニを頂きました。
爪のところに、青い腕輪がしてあり
兵庫県 浜坂産 とありました。
身がたっぷり詰まっており、甘味がばつぐんでした。
しかも、たれは、大竹で作られている味の付いたお酢でこれが相性抜群。
後日ご紹介致します。
むかごをご存知ですか?
むかごは、山でできる、山芋もしくは自然薯の実なのです。これを西宮に帰って来て、浜田市弥栄町の稲の底力の新米で炊いてみました。むかごを洗って、油で炒め、軽くボイルします。それを昆布の出汁に軽く塩味をつけてご飯を炊きます。
実家のある浜田市から帰る前日に友人に連れていってもらい、三階山と長沢町で収穫いたしました。生えているのは画像のようなところで、ハート型の葉っぱの弦にできるのです。うっかりすると見過ごしてしまいます。この弦をたどっていき、土をほると自然薯が植わっているはずです。
以前今は亡き堀越の義父にむかごの美味しさを教えてもらいました。堀越家の本家は三階山の中腹の野原町にあります。子供の頃からおそらく野原でこのむかごを収穫し食べていたのでしょう。とてもなつかしい味です。
この時期、浜田港では小さいサイズのフグが水揚げされます。このふぐは、炊き込みご飯にするのがおすすめです。頭を落として23センチサイズのフグを、身だけ骨と切り離し、一度、焼きます。あとはほぐして炊き込みご飯に入れて炊きます。
材料
具は、人参0.5本、ごぼう0.5本、油揚げ0.5枚、エノキもしくはしいたけ適量
お米3合
出汁(昆布とかつおぶしでとりますが なければ だしの素で作ってください) ご飯の1割増し
みりん 大さじ1
お酒 大さじ1
薄口醤油 小さじ1
塩 小さじ0.5弱ぐらいで 調整
味を聞いてみてほんのり塩味というのがベストです。もう少し塩がほしい程度にしてみてください。
材料を全て入れ20分以上置いておいてから 炊いてください。
お魚をご飯にいれるときは一度焼くというのが美味しさのポイントです。
ふぐのアラは味噌汁にします。
浜田の実家の隣に住む叔母。父の兄の奥さんです。この叔母は料理の天才です。有り合わせの旬の食材で美味しく料理します。おそらく浜田という田舎に住んでいなかったら、料理研究家として大成していたでしょう。その叔母フサネの自慢のコロッケです。
玉ねぎと人参と少しのひき肉を炒めて、茹でたジャガイモと混ぜます。塩コショウをして味を整え、隠し味にほんの少し砂糖を加えます。そしてパン粉を付けて揚げます。
俵型の大きさもちょうど良いです。直径4〜4.5センチ高さ6センチ程度の俵にします。
私の味付けのルーツはこの叔母の料理であると行っても過言ではありません。