心の栄養♪映画と英語のジョーク

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「リアリティ・バイツ」

2009-07-24 | 映画「ら・わ」行
大学の卒業式では総代としてスピーチをし、その後TV局でADをしながらドキュメンタリーを
作ることを夢見るリレイナ(ウィノナ・ライダー)。男友達のサム(スティーブ・ザーン)、
バンド活動で職に就かないトロイ(イーサン・ホーク)に、エイズに脅えるビッキー
(ジャニーン・ガラファロー)。そんな彼らがひょんな事から共同生活を始めることになるが・・。



大学を卒業しても、まともに・・というか自分の思ったとおりの職に就けない彼ら。
不況の折り・・というのもあるけど、簡単に妥協したくない彼らだったし
(特にリレイナとトロイ)、この年代特有のダラダラウジウジ感も
なかなか良く出ていた作品でした。深く感情移入できるまでには
至らなかったけど、わかるなぁというところもありました。
でも、もっと自分もこの年代だったら余計に深く味わえた作品だったかなぁ。

将来への希望はある、でも不安もあるし、恋愛感情も素直になれない
ところもあるし、すでに社会人でしっかりしている男性に惹かれてしまう
社会人になりたての女性の気持ち。
このあたりが一番わかるなぁって思えたところでした。

その社会人になりたてのリレイナが惹かれていく男性を、この作品の
監督でもあるベン・スティラーが演じていて、若い!!!と思ったし、
なかなかの二枚目?役でした。それと知らず最近見た彼のデビュー作
だったらしい「太陽の帝国」でも思ったけど、彼はコメディじゃなくとも
リアリティのある男性役で、さらに二枚目路線も結構いける俳優さんですねぇ。
コメディ映画のときにも、チラッと見せる二枚目風なお顔立ちですけどね^^

この若者たち4人でぐだぐだとする会話が見どころの一つだったのかなって
思いますが、お互いが意識するとなかなか言いたいことも言えないという
ところがあり、人ってそんなもんだよなぁって納得したりしつつ見てました。

でも、人ってどんどん変わるようでいて、実はそんなに変わってない、と
思うことがよくある昨今。旧友に会ったり、自分で若かりしころの事を
考えたり思い出したりしても、自分もいろいろ経験したわりには
根本のところは変わってないなぁって思うんですよね~。
きっと彼らも何年も何十年も経って、会って、話をすれば、あっという間に
時間は逆戻りするだろうし、そのとき自分の根本はあまり変わってない、と
気づくかも・・。

比較的彼らはもともと経済的に恵まれてはいるようでしたし、
まだまだアマちゃんではあるんですが、自分の思い通りに生きたければ、
自分でお金を稼がなくっちゃいけないわけで、そのためには働かなくちゃ
いけないし、さらにそのためには自分の意にそぐわないところでも
仕事を見つけなくっちゃいけないし・・と、そこがジレンマ。
でも、そういうところに自分なりの決着をつけて、その中での自由を
得ようとする彼ら。それが現実ってもんだよなぁって思えました。

ガソリンスタンドで“My Sharona”の歌に合わせて歌いながら
踊るシーンが印象的でしたし、トロイ役のイーサン・ホークがバンドを
組んでいたので、そこでの彼の切なげな歌声も聞けて満足でした。
彼は歌も上手いですねぇ♪ これはサントラもいけそうだなぁって思いました。

グダグダダラダラがあった上で、彼らが後ろ向きじゃなくて、未来に
希望をもって生きて行こうとする力も感じられたところが、良かった。
自分の思い通りに生きることはとっても難しいし、
そこを貫こうとすると衝突するのも当たり前だし、物事を円滑に
運ぼうとすると嘘や妥協が生まれる・・。
そのあたりを自分なりに折り合いを付けて生きて行くんだろうなぁ。

個人的お気に入り度3/5

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6 コメント

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これって (may)
2009-07-24 08:13:25
ベン・スティラー監督だったんですね^^;
WOWOWで放送された時、録画したまま結局見ないでお蔵入りになりました(笑)
っていうか、消したような(爆)
やっぱり時間を作って見ておくべきですね^^;
返信する
mayさんへ♪ (メル)
2009-07-25 07:10:55
そう、ベン・スティラー監督作品でした♪^^
90年代の若者らしい彼らを、なかなか良い音楽を使い、巧く描き出してたなぁって思います。
ベンはなかなか素敵な若いエグゼクティブ風で、2枚目路線でしたわ^^

そうですか、WOWOWで放映されたけど、どっか行っちゃった・・あるいは消しちゃったんですね(^_^;)
時間を作って見ておくというのも、なかなか難しいですもんねぇ。
いつも書いてますが、一日24時間じゃ足りません(笑)
返信する
細かい (ばっちもんがら)
2009-07-25 09:41:54
ところはほとんど忘れてしまっているんですが、なぜかイーサン・ホークがウィノナ・ライダーの服を"doily"みたいだと言うシーンがおかしくて印象に残っています。
あのレースの敷物をドイリーって言うんですね。知りませんでした。ついでにベン・スティラー監督だっていうことも知りませんでした。そうとわかったらもう1回見てみようかな。
返信する
またまた (sakurai)
2009-07-26 07:51:27
お持ち帰りさせてくださいね。
でへでへでへ!!!
もう相好が崩れっぱなしですよ。でへ。
自分はいつ鑑賞したのか、紐といたのですが、数数え始めたのは95年からなもんで、それまではなかった。
できた93年か、94年でしょうか。
でへへへ、いいでしょう。あたしのイーサン。
「今を生きる」で、そらなりにパリッとした後、この汚くなり方が最高です。でへ。
大学を卒業して、時は経ってましたが、やけに共感した覚えがあります。
若い時の何か不安な状況に、無軌道さと、なんとかなるさ!!みたいなやけっぱちな感じ。
ウィノナもきれいでしたねぇ。
いやー、懐かしい。
CD引っ張り出してきて、聞いてます。
返信する
ばっちもんがらさんへ♪ (メル)
2009-07-26 10:04:00
そうそう!!!言ってました~!
私もそのシーンがすごく印象的だったんですよ~(*^^)v
見た後で、ん?と思って、私もdoily調べました(笑)
確かにあの服はdoily laceでしたよね(^^ゞ
素敵でしたけど^^
ウィノナ・ライダーが、この映画ではとても素敵でしたし♪

そう、ベン・スティラー監督だったんですよね~。
彼は監督業の方でも力がありますよね。
いずれ、もっともっと撮るようになるンだろうなぁ~。
楽しみです♪
返信する
sakuraiさんへ♪ (メル)
2009-07-26 10:25:18
(^ー^* )フフ♪
どうぞどうぞ~^^
でも、これ縮小しちゃったから、ほんとは大きいのあげたいなぁ^^
このページの↓photosのところにあります。
sakuraiさんが欲しいのかどうかわかりませんが(^_^;)

http://www.flixster.com/movie/reality-bites

イーサン、ほんと良かったです(*^^)v
歌も上手かったですし♪
ラスト、あの家の前にタクシーから降りたって、ウィノナをどぎまぎしながら見つめる顔が好きでしたわ~^^
あと、水際?でふたり話すシーンも良かった!
そうか、そういえば「今を生きる」の役とは全然違いますもんね~。
その後これ・・彼もほんとに役者ですねぇ~(*^^)v
そう言えば、私「晩秋」が大好きなんですが、見たときはあまり意識してなかったですが(^_^;)あの時も思い出してみるに、可愛い青年でしたよねぇ^^♪
これはDVD持ってるので、今度はイーサンを意識して、また見直してみようかなって思っています。

>大学を卒業して、時は経ってましたが、やけに共感した覚えがあります。
若い時の何か不安な状況に、無軌道さと、なんとかなるさ!!みたいなやけっぱちな感じ。

そう!
私なんて、ん十年も前に学生時代が終わっちゃってる今になって見ちゃいましたが(^_^;) ”そうそう、こういう気持ち、わかるわかる”って思いました。
不安・希望・社会人に対する憧れ・やけっぱちな気持ち等々 あったあった~・・と思い出しました。

CD、良いなぁ~♪
割と安く今出てるので、私も買うかも^^
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