銀の人魚の海

日々の思いを好きに書いています。映画、海外ドラマ、音楽、本。
スヌーピー、ペコ、NICI、雑貨グッズ画像。

世界の凋落を見つめて クロニクル2011~2020

2023-07-02 | 本、雑誌

四方田犬彦。21年刊、集英社新書。映画評本も、

2冊くらい読んだような・・

彼と経済学者金子勝は、高校の同級で(教育大駒場、筑駒に変わった)

何と誌の同人誌を作っていた!金子先生、詩を

53年、2月大阪生まれ。達郎と同じ年月生まれ。

週刊金曜日連載コラムから選び、加筆したもの。

11年から毎年、何が起こったかが、

メモのように書かれている。

そうか~そうだった、と。

大学を定年前に退職、世界多数国を旅、仕事、

講演をする学者。うらやましいような生活の60代~。

思想が、はっきりしている。

まずロンドンからはじまる。

〇「オリンピックはどの国でもそうだが、

~地震、無差別爆撃と並び

都市の景観を破壊する三大元凶の1つである」

~そうかもしれない。五輪の時だけの箱ものが

残骸として残る歴史があるか・・

〇中国。マルクスがどのくらい読まれているか・

16人に一人が共産党員。なのに、よほど専門でないと

教えてもらえない。意外。公共の場での言及もいけない。

~マルクス禁止みたい。

〇ブラジル

都市部で低い場所、高い場所に住むのは全く違う生活がある。

~同感。

リオのスラム、ファヴェーラ、人口の15%が住んでいる。

この地域、映画にもあり、感じがわかる。

9月でも気温30度。寒くて死ぬことはない。

急な勾配に家をぎっしり建てている。

警察が踏み込めないようにぎっしりと。

一般人はファヴェーラなど、この国には

ないような暮らしをしているという。

〇10年前にイスラエルの大学で教えたことがある。

パレスチナ自爆攻撃が激しい時期、すべて検問、検査。

ユダヤ人は、パレスチナ人をみると身構えた。

〇スマホでイヤホン。長時間使用すると聴覚障害が極めて

高い確率で起きる報告、WHOから。

わかる。視覚障害は、ひどくならないうちに治療も可能。

聴覚は、ダメになると戻らない。

かなりの若者に障害が起こるのでは・・

ホントにそう思う。イヤホンでの音楽は少な目にした方が

耳にはいい。

〇ジョギングの社会階層~この思考はとても面白かった

日々の労働が過酷な人はジョギングはできない。

まず身体を休めたいだろう。

貧乏な人もしないだろう。無駄な運動はしない。

富裕層はジョギングはしない。テニス、乗馬、他にもある。

ジョギングは、中間にいる人々。カロリー計算などを好む

中産階級である。

もっと簡単に言えば村上春樹の新刊を、すぐ

買ってよむような人。

彼もジョギング好き。四方田は春樹は好きではない。

ジョギングは何より無料。

中国で仰天光景を見た。スーパーの裏の空き地。

そこで何十人もの中国人がグルグル走っていた。

いつまでも走っている。

現代の中国に中産階級が成立を知った数年前。

~ジョギングは気軽にできるは確か。合うシューズが必要だが。

あまりしすぎると足を痛めそう。

日本の猛暑の中、走っている人をみると、そこまでして

何でと感じる。ランナーズハイ、はホントにあるの・・

快楽がほしいから?猛暑ではマゾになりたい気分(^^♪



最新の画像もっと見る

コメントを投稿