四方田犬彦。21年刊、集英社新書。映画評本も、
2冊くらい読んだような・・
彼と経済学者金子勝は、高校の同級で(教育大駒場、筑駒に変わった)
何と誌の同人誌を作っていた!金子先生、詩を
53年、2月大阪生まれ。達郎と同じ年月生まれ。
週刊金曜日連載コラムから選び、加筆したもの。
11年から毎年、何が起こったかが、
メモのように書かれている。
そうか~そうだった、と。
大学を定年前に退職、世界多数国を旅、仕事、
講演をする学者。うらやましいような生活の60代~。
思想が、はっきりしている。
まずロンドンからはじまる。
〇「オリンピックはどの国でもそうだが、
~地震、無差別爆撃と並び
都市の景観を破壊する三大元凶の1つである」
~そうかもしれない。五輪の時だけの箱ものが
残骸として残る歴史があるか・・
〇中国。マルクスがどのくらい読まれているか・
16人に一人が共産党員。なのに、よほど専門でないと
教えてもらえない。意外。公共の場での言及もいけない。
~マルクス禁止みたい。
〇ブラジル
都市部で低い場所、高い場所に住むのは全く違う生活がある。
~同感。
リオのスラム、ファヴェーラ、人口の15%が住んでいる。
この地域、映画にもあり、感じがわかる。
9月でも気温30度。寒くて死ぬことはない。
急な勾配に家をぎっしり建てている。
警察が踏み込めないようにぎっしりと。
一般人はファヴェーラなど、この国には
ないような暮らしをしているという。
〇10年前にイスラエルの大学で教えたことがある。
パレスチナ自爆攻撃が激しい時期、すべて検問、検査。
ユダヤ人は、パレスチナ人をみると身構えた。
〇スマホでイヤホン。長時間使用すると聴覚障害が極めて
高い確率で起きる報告、WHOから。
わかる。視覚障害は、ひどくならないうちに治療も可能。
聴覚は、ダメになると戻らない。
かなりの若者に障害が起こるのでは・・
ホントにそう思う。イヤホンでの音楽は少な目にした方が
耳にはいい。
〇ジョギングの社会階層~この思考はとても面白かった
日々の労働が過酷な人はジョギングはできない。
まず身体を休めたいだろう。
貧乏な人もしないだろう。無駄な運動はしない。
富裕層はジョギングはしない。テニス、乗馬、他にもある。
ジョギングは、中間にいる人々。カロリー計算などを好む
中産階級である。
もっと簡単に言えば村上春樹の新刊を、すぐ
買ってよむような人。
彼もジョギング好き。四方田は春樹は好きではない。
ジョギングは何より無料。
中国で仰天光景を見た。スーパーの裏の空き地。
そこで何十人もの中国人がグルグル走っていた。
いつまでも走っている。
現代の中国に中産階級が成立を知った数年前。
~ジョギングは気軽にできるは確か。合うシューズが必要だが。
あまりしすぎると足を痛めそう。
日本の猛暑の中、走っている人をみると、そこまでして
何でと感じる。ランナーズハイ、はホントにあるの・・
快楽がほしいから?猛暑ではマゾになりたい気分(^^♪
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