銀の人魚の海

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青いカフタンの仕立て屋 ★★★★

2024-05-27 | wowow鑑賞19年6月から あ行~さ行

22年モロッコ、仏。ほぼ3人しかでない映画。

仕立て屋のハリムは妻、ミナと暮らす。

二人には秘密があった。そこへ若き職人、ユーセフが雇われる。

3人とも血縁ではない日々。

中東伝統衣装をミシンでなく手作りで、

根気よく徹夜で刺繍をする。刺繍、ネット画像から。

とても細かい、老眼では無理。(笑)

男性がこの仕事、ちょっと意外なモロッコ、

女性も刺繍をするとは思うがでなかった。

男優二人ともまあイケメン。ミナは「灼熱の魂」女優。

音楽はモロッコのダンス曲、3人で踊るシーンがある。

刺繍シーンが多く淡々と進む。

驚きは、モロッコの公衆浴場は、ゲイのハッテン場でもあること。

ハリムは性欲を行きずりの男とここで発散。

個室まである!

夫がゲイはミナはしっていて結婚か?SEXはない。

ユーセムは孤児のよう、彼も偶然かゲイで、ハリムに告白する。

ミナは嫉妬でユーセフに罠をしかけたが・・

彼女はガンを長く患い、余命も少ない。

強い女性、ハキハキしている。

誰にも夫はゲイと打ち明けず、生きているのだろう。

モロッコでは罪になる、打ち明けられない。

でもハッテン場は普通にあるという矛盾。

モロッコはヒジャブもない女性がいるので

ムスリムの縛りは他国より、緩いのだろう。

妻は弱り医師は、もう何もせず、家で楽にしなせたら、と夫に。

妻はミカンが好物。日本のミカンに似ている。

皮をむき妻の口へ。

ラスト、亡きミナに伝統衣装を着せ、ユーセムと見送る。

衣装は仕事で依頼され作成の豪華なもの。

それを亡き妻にというのも

映画だからだが・・

ラストはハリムとユーセフの二人が一緒にカフェで

お茶のカットで幕。二人は刺繍を仕事で、暮らすのだろう。

男性優位社会での、妻の微妙な立場。

ゲイとして生きる夫の心理、大げさでない演出がいい。

〇カフタン

基本の形状は長袖・袷仕立ての長い前開きのガウンで、オスマン帝国の隆盛期には

毛皮で裏打ちしたものや袖なしで別のカフタンの上から羽織るものも登場している。

女性向けの広袖のものもあるが基本は先細に近い袖の男性服である

〇中東和平問題に関して、モロッコは、アラブ諸国の中でも

イスラエルに対して現実的かつ柔軟な対応をとってきており、

故ハッサン2世前国王の時代には、相互に貿易事務所を有していた。

イスラム諸国会議機構(OIC)では、故ハッサン2世前国王がアル・コッズ

(エルサレム)委員会を発足させ、パレスチナ支援を行った。

モハメッド6世現国王も引き続き委員長として活動している。



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