銀の人魚の海

日々の思いを好きに書いています。映画、海外ドラマ、音楽、本。
スヌーピー、ペコ、NICI、雑貨グッズ画像。

岸辺のアルバム3

2013-07-17 | 日本~映画 TV DVD 芸能人など
夕刊の連載はまだ続いている。

3回目。

長女役、中田喜子のこと。

国広と同じ53年生まれ。

実家は築地の仲買人。5人姉妹の末っ子。
東京で、この世代で5人は多いけど

男がほしかったのかな~
自営だから。

何人産んでも確率は五分五分なのに~(^_^)

母は歌舞伎好き、家から近いものね。
姉は宝塚にいたそう、芸能一家は国広と似ている。

国広とい残り11時間もリハーサルをしたとある、役者も大変~~

彼とは「阿修羅のごとく」04年で夫婦役だったそうで、これは見てない。

阿修羅~オリジナルは見ているが、石田あゆみが出たのがそう?

阿修羅も印象的なドラマ、音楽がとくに~だったと、今思った。

へニング・マンケルの小説と、ある売買

2013-07-17 | 本、雑誌
スウェーデンの作家、ヘニングマイケルの

「目くらましの道」上下を読んだ。面白かった。

この作家をずっと見落とし知らなかったなんて、これから読破しようと思う。

もう次をと、2冊買った。

警察シリーズ物、離婚歴のあるヴァランダー警部が事件を解決する。

一人娘、恋人、元妻のことなど、刑事ものによくあるように

私生活、友人、他の刑事たちのエピソードも語られる。

シリーズ、これは五番目、スウェーデンでは95年発刊。

英国のゴールドダガー賞を受賞。ヘニングは児童書も書いている。

文春のこのミステリー、昔の順位を調べたら上位に入っていた。

見逃し~というか警察小説は、読む候補のトップではないからだが、

「ミレニアム」を春に読み終え、北欧作家に注目したので読んでみようと思った一人。

スウェーデン南部の街、イースタ舞台の小説は、

冒頭、ドミニカ共和国から始まる。

スウェーデンの地図をよく見よう。

南部でもとても寒いだろう。

少女の自殺から、連続サイコキラーへ。

どこがどうつながるか、上巻の途中で多分、そうなる~は感じたが、

ラストまで失速せず読ませた。

人は決して死から逃げることはできない。自分自身の死からも、身近な人間の死からも。

これを書こうと思ったきっかけは、読んだあと、新聞のコラムに、

「受けつがれる少女の叫び」が載ったから。

この小説は少女人身売買が絡んでいる。

朝日の女性編集委員の少女売買の記事だ。

タイ国境近くのアカ族の少女との交流~

七歳で母を亡したが父は働かない。

学校には行かず何とか生きていた。

12歳の時、父の使いか?

男がきて、子守の仕事だと連れていかれたのがタイの売春宿だった。

毎晩、10人の客、日本人もいた。

地獄の日々はエイズにかかり終わる。

チェンマイのNGOの施設で編集委員は彼女と話したことがあるが、

96年20歳で亡くなった。

この小説と現実が偶然重なった。

世界では毎年、100万人の子供が性的搾取の被害者になるといわれている。

膨大な数!

言葉もなく読んだ。

生まれても学校もいけず、少女は食べて行くのがやっと、

騙され売春宿で病をもらい20の死~こんな人生あっていいのか~。

少女売買の映画は近年、何本かある。

昔からあったと思うが増加している?

他国へ売り飛ばされる日本の少女はいないだろう?

いないと思いたい。

臓器移植問題もあるが、女に生まれると、まだ少女のうちから地獄の日々に~

小説と同じ現実、とても考えさせられる問題だ。