blueberryの釣行記

美しい渓魚を求めて..テンカラのブログです

TIAREさん祭りの日

2019-06-15 | 釣行記
今年3回目の岐阜への釣行は、またまたTIAREさんと一緒でした。
朝3時に家を出て、林道ゲートに7時前に到着しました。

この川は3年ほど前に、240Gさんに連れてきてもらった所です。
入渓場所は鮮明に覚えていたはずなのですが、知らないうちに通り過ぎてしまいました。


それもそのはず、入渓する林道跡が草ぼうぼうになっていて、もう見分けが付きませんでした。何とか痕跡を見つけて入っていくと、倒木やらガレやらで、結構大変。
そのうちにこの道も、普通の山に戻っていくんでしょうね。

さて何とか川へたどり着きました。以前と比べると、ガレがかなり大きくなっていました。
前の日に結構雨が降ったようで、水位は15cm高。


これくらいならなんとか徒渉は可能です。

まずは第一投、流心からいきなり反応があります。
ガツっとしっかりとした手ごたえがあったのですが、乗りませんでした。残念。
しかし、これが悪夢の始まり...

少し釣りあがっていくと、先行するTIAREさんがいきなり泣き尺のイワナを釣りました。すごい!
自分のほうはというと、反応は多いのになかなか針に乗りません。

せっかち合わせが原因か?毛鉤が微妙に筋を外しているのか?
いいポイントなのに水量が多く白泡ばかりで攻めきれないのも焦りの原因に。

TIAREさんは順調に釣果を伸ばしています。

そこで、途中で少し気分転換しました。
少し休憩して、ラインシステムを変えたりして対策、さあ釣るぞと思った瞬間、


竿 先 が 折 れ て ま し た (泣)

でも以前同じようなことがあったので、あわてず騒がず。
折れた先端にゴムをかぶせてリリアンの代わりにしましたが、竿の長さが短くなってしまいました。
また、竿先がリリアンの状態と比べると、キャスティング時に変な挙動があってどうも調子が乗らない。

TIAREさんはますます順調に釣果を伸ばしています。

こちらは手元まで寄せてきてバラすこと数えきれず。釣果がないことが焦りに拍車をかけます。

10時頃になると、今度は雲行きが怪しくなってきました。
先ほどまではハルゼミの大合唱だったのがぱったり止んで、それと同時にイワナの毛鉤へのアタックもぱったりと止んでしまいました。嫌な予感がします。

この日は、午後から雷雨の予報が出ていました。
とりあえず雷雨にならないうちに早くこの区間を釣りあがらないと、と思う気持ちも焦りの原因になっていました。


そんなこんなで、いよいよボウズのままこの堰堤まで来てしまいました。

この間、木に引っかかったり絡んだりのライントラブルでレベルラインを2本オシャカに。
テンカラを初めてから、レベルラインをダメにした記憶は今までなかったのですが。。。

TIAREさんが気を使ってくれてこの堰堤の一級ポイントを譲ってくれたのですが、こんな日は何をやっても釣れる気がしません。


反対側は、こんな感じで木が倒れて覆いかぶさってしまっているので、手が出せません。増水が収まれば、なんとか攻められるかな?

その後、堰堤の上で、お昼にしました。
ここまでくれば、車まであと少し、安心して少し気分転換できました。
しかし、ここから上は以前は全くアタリがなかった区間なので、諦めていたのですが、今回は意外と魚の反応があるようです。

ここでようやくリズムが出てきて、何とか釣ることができました。


小さいと思っていたら、27.5cmありました。

この区間は、かなり浅い所で反応が多く、この魚もかなり浅い所で釣れました。
リズムがでてきたので、ポンポンと釣って挽回しようと思ったのですが、この後もバラシが続きます。

結局20cm位のちび助が釣れただけでした。


最後の堰堤は今まで竿を出したことがない場所でした。

ふとTIAREさんの方を見ると、かなり大きな魚と格闘しています。
遠くから見ていたら、何あれ?ニジマス???
と思ったのですが、こんな場所にニジマスがいる訳もなく。。。


結局釣れたのは、35cmという化け物イワナでした。凄すぎ!

この日は最後の最後までTiareさん祭りでした。しかも7年に一度の大祭。
普段は尺神様として崇められ、皆に幸福をもたらすTiareさんですが、この日は奇しくもその幸運が自らに訪れたようです。

しかし、さすがこの川は恐ろしい。こんな魚がいるんですね。
あらためてそのポテンシャルに驚きました。

自分は、今回はほんとダメダメでした。
こんなにリズムが崩れて負の連鎖に陥ってしまうのは初めての経験でした。
テンカラってリズムの釣りなんだな~と改めて感じるとともに、もう少し精神修養しないといけませんね。。。

今回の失敗はきっちりと対策して、次回に臨みたいとおもいます。

tiareさん、ありがとうございました。

新緑の渓流

2019-06-04 | 釣行記
今回は岐阜へ一人釣行です。

朝3時に出発しようと思っていたのですが、2時ころに目が覚めてしまったのでそのまま出かけました。
早すぎて遊漁券が買えないことを懸念して、近くにコンビニのあるスマートICで降りたのですが...

うすうす予想はしていたのですが、そこはやはり山中のコンビニ、しっかりと閉まっていました。
そこで、いつも券を買う商店まで行ったのですが、こちらもまだ開いていません。

待っているのも時間がもったいないので、今まで入ったことのない川の入渓場所チェックに行きました。

別荘地を抜けて、未舗装のくねくねを登っていくと、峠がありました。
峠を越えるとすぐに、二俣に分かれているのですが、片方は、A谷、もう片方はO谷方面です。


こちらはA谷方面。ゲートは簡単にくぐれそうな鎖(四輪は無理ですが)になっていました。
なんとなく、ワキが甘い感じ?
鎖はダイヤル式ロックで施錠されていました。


こちらはO谷方面。ゲートは鉄製、カギは南京錠。
オートバイをはじめ、車両は絶対に通さないぞという強い意志が伝わってきます。

どちらの谷へも、歩くとここから1時間程度です。
まあ、今日は単独ですので、もともと入るつもりはありませんが...

その後、いつもの店に戻ると券が買えました。おじさんに聞くと、6時少し前に開店だそうです。
24時間営業のコンビニがあれば、問題なく買えるのですが。SAのコンビニで取り扱ってくれないかな?


さて、予定していた川に沿った林道を詰めると、橋のたもとにまたゲートがありました。
今回はそのゲートから釣りあがってみました。

初めての川なので、魚がいるのかどうか不安でしたが、少しすると、元気な魚がかかってきました。


20cm位のヤマメです。小さいですが体高があります。
これよりも小さな奴もかなり多いみたいなのですが、ちょこんと反応するだけで毛針には乗りません。これらは、どっちにしても無視で良いと思います。


結構パワフルな24cmのイワナ。結局これがこの日一番の大きさでした。
太っているので、引きが強くて楽しいです。

余談ですが今回から、レベルラインをフロロカーボン3号からナイロン3号に変えました。
ナイロンは比重がフロロより小さい分、飛ばしにくいですが、フロロのような硬さがなくしなやかなのが気に入りました。


川には赤い小砂利が多く、ほとんどがチャラ瀬ですが、たまにこのような渕があったりします。
(たぶん240Gさんこの川行ったことありますよね。)

この日は渕の反応が悪く、渕の頭か、瀬の中でも少しだけ水深のある所での反応が多かったです。


先ほどより少し小さいイワナ。

その後退渓していったん車に戻り、今度は林道のゲートを越え下流に歩いて、また釣りながら戻ってきました。
この川は、上流から林道が伸びているので、上流の方が攻められている感じです。


下流に行くと、心なしかヤマメが多いような気がします。
さらに下流へ行くと、ウグイの類もいるかもしれませんね。

その後、道の駅で休んでから、次回Tiareさんと行く予定の林道を見に行こうかと思ったのですが、途中で時間切れで戻りました。

道の駅周辺の大きな流れの中にも、ヤマメが結構見えましたが、もう鮎も放流されているのですね。