blueberryの釣行記

美しい渓魚を求めて..テンカラのブログです

イワナの合わせは難しい..?

2013-04-16 | 釣行記
先日の釣行から1週間、またもやON川に行ってきました。

今回も同行者は tiareさん。悪コンディションだった先週のリベンジに燃えています。
しかしその意気込みとは裏腹に、早速やってくれました。

「やばい..ウェーダー忘れたかも...」

仕方なく、途中から待ち合わせ場所まで戻ります。
この人、しっかりしていて切れ者のように見えるのですが、時々こういう一面があるので安心します^^
皆さんも忘れ物には注意しましょう。

一時間遅れでいつもの駐車場へ到着すると、誰も入っていない様子です。しめしめ。
風は結構吹いてますが、気温も高くて条件がよさそうです。
早速、この場所から始めてみます。



ナント今回は一投目からいきなりイワナがアタック!
毛バリにはかかりませんでしたが、今日はとっても期待できそうな様子。

しばらく進むとまたイワナが毛バリ目掛けて飛び出てきましたが、これもタイミングが合わず...
イワナはアワセが遅いほうがいいのですが、どうも、普段からアマゴばかり相手にしているので早合わせ気味になっているのが原因のようです。

そこで、我慢、我慢..と自分に言い聞かせました。
イワナが水面を割って出てから、潜って、重みを感じてから合わせると、しっかりかかりました。



先週作った、適当なカディス もしっかり咥えてくれました。
20cm強くらいですが、この辺ではアベレージサイズのようです。

その後、遅アワセを念じながら、同じようなサイズのイワナを2匹釣りましたが、はっきり言ってバラシのほうが多かったです..

遠くにいる tiareさんもイワナを順調に釣っているようです。

この日のイワナは活性が高いのか、瀬尻のほうで出ました。
瀬尻で待っている、というよりも、落ち込み付近で待っていて毛バリを追って出てきて瀬尻でくわえるような感じです。
ですので、落ち込みのキワにキャスティングしたあと、瀬を少し長めに流すようにしました。



赤い矢印が主流です。右側に小さな落ち込みがあったのですが、写ってないですね...
赤い丸のところでイワナが出ました。

その後、この場所で何回か流していると底(青い丸の所)からゆらりと大きな魚が反応しました。
たしかに毛バリをくわえて、手ごたえもあったのですが、掛からず...残念ッ!
イワナとは明らかに違う色です。シルバーっぽい体色でしたのでニジマスか何か、別の魚だったようです。

その後、吊橋の上流でtiareさんが26cmの大~きなイワナを釣りました。
しっかりと先週のリベンジを果たせたようです^^

それより上流は日陰になっていて、あまり反応がなかったので駐車場へ戻りお昼にしました。
その後、先週タモをなくした所に入ろうとしましたが、先行者がいて断念。
ついでにタモの捜索も断念...
駐車場の少し上に入る事にしました。



ここは風通しがよすぎて毛バリ操作がうまくいきません。
先週よりもひどいくらいです。
そしてこの区間は全く反応なしです。同じ川なのに不思議ですね。日陰だから??
早々に切り上げて、ナメ滝の上に入渓します。



ここは日もあたっていていい感じ。風当たりも少しゆるいです。
入渓地点でイワナがかかりましたが、またしてもバラシ..

しかもその後滑ってドボン。
長袖Tシャツの片腕が肌にピットリ張り付いて、tiareさんおすすめの アンダーアーマー状態 に..(哀)

でも、悪い事ばかりではありません。
疲れと寒さで、もう終わろうかと思っていたとき、護岸の流れからアマゴが飛び出してきました。
元気が良くて、なかなか強烈な引きです。



釣れたのはきれい系のアマゴでした。

今回、釣りあげた魚の数こそ少なかったですが、反応が多くてとても楽しかったです。
バラシが非常に多かったのと、アワセの悪さは今後の課題です。

なんちゃってカディス

2013-04-11 | 道具
テンカラではあまり使う人がいない(?)と思われるドライフライ、エルクヘアカディスですが、僕はたまに使うことがあります。

このフライの特徴は、なんといっても視認性の良さです。
浮力も大きいのですが、浮いていようが、沈んでいようが、僕にはあまり大きな問題ではありません。
この毛バリで誘いをかける事もあります。
無茶苦茶ですね^^; フライの皆さんゴメンなさい。

テンカラを本格的にやる前に、何個か買ったのが先日の釣行でいよいよなくなってしまいました。

仕方ないので、ありあわせのものを使って初めて巻いてみました。
スタッカーを持っていないので、エルクの毛先がまったく揃いません。
でもまあいいやと、そのまま無理に巻きこみました。



僕は胴の丸いハリが好きなので、それをそのまま使ったら、ねこ背のカディスになってしまいました(笑)

テンカラ師は本来、毛バリに無頓着です(僕だけ??)
というか、巻くのは面倒なのでキライです。誰か、下さい。

笑ってしまうような出来栄えですが、こんなんでもきっと釣れます。(釣れるといいが...汗)
次回の釣行で試してみたいと思います。

2013年初釣行

2013-04-09 | 釣行記
今シーズン初めての釣りに行ってきました。
いつものことですが...出遅れスタートです!
毎年この時期は3月までスキーやスノーボードをしているし、花粉症がひどいことから川に入るのが遅いんですが...何より早期の渓流は寒くて嫌なんですよね~。

さて釣りの方ですが、前日爆弾低気圧が通ったこともあり天気は大荒れ。
でも tiareさん と約束してるので、無理にでも行かなければ...



中部地方は特に気圧の線が密になってます。これじゃ全く釣りどころではなさそうですね。
そしてかなり増水していることでしょう。初釣行だというのについてません。

95%あきらめモードでtiareさんとの待合わせ場所へ。
今回はtiareさんが現場まで乗せていってくれるとの事で、お殿様気分を味わいました。

行き先は愛知県ON川で、去年tiareさんが同じ時期に27cmのイワナを釣った所です。
まずは公園の駐車場のあるところで様子をみます。
気になる水量は、少し高いですが、何とかできないこともない感じでした。

でも、外に出てみると、風が台風並みに吹き荒れています。気温は何と4℃!!
こんなんじゃ釣りできないよね~(汗)

しかし、何気に横のtiareさんを見ると、やる気満々(!?)です。
行くの~^^;
せめて、もう少し風あたりの少ない所に...ということで、上流を見に行きます。
上流のほうは風が少なく日が当たり、いい感じの所もあったのですが、tiareさんがやっぱりさっきの駐車場下流に行ってみたいというので、従います。



川に下りてみると、意外と風も少なく、何とか毛バリも操作できます。
ちなみにtiareさんはフライマン。
まずはキャスト練習もかねて適当に釣り上がります。



川沿いの民家には桜や花桃が咲き、川にもツツジかなんかが咲いています。
この時期の釣行はこれもひとつの楽しみなんですよね~♪

2時間ほど釣り上がりましたが、この区間では全く反応ありませんでした。
昼寝してたほうが、良かったかも。

仕方なく、道路へ登ろうとしたとき、事件は起きました。

先行していたtiareさんの高価そうなロッドがなぜか目の前に落ちています。
しかもスルスルと滝つぼのほうへ滑り落ちていくではありませんか...

一瞬何が起こったのかわかりませんでしたが、必死に手を伸ばして拾いました。
その後よくよく下を見ると、この滝つぼは、この川では最大規模のナメ滝で、ロッドが流されたらほぼ回収不可能でした。
というか、もしもバランスを崩して自分が落ちていたら、ウォータースライダー状態で滝つぼへ...
想像すると恐ろしいですが、tiareさんのロッドも無事で何よりでした。

その後、道路に上がると事件その2。

何気に腰に手をやるといつもぶら下げているタモがありません。
どこかで落としたようなのですが...ハテ?

一応さっきのナメ滝まで見に行ったのですが、見つかりませんでした。
とりあえず今日の所はタモを使うほどの魚も出そうにないし...
でも買うとなると痛すぎる...(涙)

すごすごと一度駐車場へ戻ります。
時間はすでに11時をまわり、気温も少し上がってきたようですが、相変わらず風は馬鹿みたいに吹いています。

お昼にはまだ早かったので、駐車場下流に少し入ってみることにしました。
でも案の定、風がヒドくて釣りどころではありません。帽子が飛ばされそうです。
ラインが煽られて毛バリが水平に近いくらいたなびいています^^
まだ五月じゃないのに鯉のぼり状態です。
あきらめて、駐車場へ戻ります。

駐車場にはtiareさんの友人でフライの 240gffさん がいました。
この方はこの川を知り尽くしているらしいですが、さすがの達人もこの天候では厳しいようでした。
が、一回アマゴが反応したとの事で、温度も上がってきたし希望の持てるお話をして下さいました。

午後は暖かさを求めて上流へ移動します。道路沿いの、日が当たる暖かい所です。



もう、この暖かさだけで、幸福です。
水量も平水に近いくらいになっていて十分期待できそうです。
こうなると欲が出てきますね~。

しばらく釣ると、tiareさんが笑顔でこちらを見ています。
ラインの先にはアマゴが!
本人曰く、キーホルダーサイズとの事ですが。
う~ん、さすが..
このコンディションで魚が見れたことだけですばらしいです。

この区間では僕の毛バリにもチビッコが2回ほど反応しましたが、早すぎます。
スレたチビッコ特有の出方です。
やっぱり日が当たり気温も上昇してきたので、条件がよくなってきているようです。

その後さらに上流へ行き、なぜか山中に敷設してあるガードレール沿いに入渓しました。



ここまで来るとすっかりチャラ瀬になり、チビッコアマゴがちょこんちょこんと突っ付いてきます。
小さな毛バリに変えれば釣れるのかも知れませんが、テンカラ師の変なこだわりがじゃまをします。
ここでtiareさんがキーホルダーサイズの2発目をGET!
やられた~!

僕のほうはというと、反応はあるがハリがかりしないので焦りが出てきます。
もうこうなったら、テンカラ師のこだわりなどかなぐり捨てて、キーホルダーでも虫めがねサイズでもいいのでハリに引っ掛けたくなります。
がしかし、やはりこの区間でも釣れず。あぁ今回はボウズかなあと悪い予感がしてきます。

その後、最後にさっきの駐車場にまた戻り、水量も豊富な段々を攻めます。
午前とはうって変わって、風も収まり暖かくなっています。これは釣れそうな予感!

しばらく釣ると念願のHIT! 20cmくらいのイワナのようです。
やっと出たよ~^^
と思った瞬間、痛恨のバラシ!がっくり..


その後はアタリもなく、つり橋の下まで行った所でtiareさんから、もう終わりましょうといわれましたが...
条件がかなり良くなっていて釣れそうな気がしたので、わがままを言ってもう少しだけ粘らせてもらいました。
すると...



最後の最後に出ました~!
決して大きくないイワナですが...



今回は本当にひどい風でしたが、初釣行で何とかボウズを免れることができて本当に良かったです。
この川は条件のいい日にまた行ってみたいです。
tiareさんおつかれさまでした。