blueberryの釣行記

美しい渓魚を求めて..テンカラのブログです

岐阜イワナ釣り

2021-06-13 | 釣行記
久しぶりにTiareさんとイワナ釣りに行ってきました。

数日前には結構な雨が降ったようで、入渓場所にある沢はこんな感じでした。



普段はちょろちょろとしか流れていない沢なのに、今回は白泡を立てて結構な勢いです。
となると気になるのは本流の水勢ですが、とりあえず林道から本流まで降りてみないとわかりません。


草木をかき分けてようやく沢に降り立つとこんな感じでした。
ギリ渡れれば渡れそうですが、失敗したらその場でつり終了です。

仕方ないので、また来た道を登り返しました。
この時点ですでに息が上がってすっかり汗ばんでしまいました。

その後どこから入渓するかTiareさんとずいぶん悩んだ挙句、ボサの中を無理矢理通ってなんとか堰堤の下まで来ることができました。


ここでTiareさんが早速一匹目をGET。なかなかの良型のようです。
自分も堰堤の下流で対岸に毛バリを振り込むと2~3投ででかいやつがかかりました。


Tiareさんの動画より

しかし水勢が強く、下流に泳がせて取り込むはずが途中で倒木の下に潜られてしまい、なすすべもなくラインブレイク。


堰堤の左側はTiareさんが遠くからだんだんと攻めていきます。
魚は見えるようなのですが、逆に見えている魚を釣るのは難しいです。

選手交代して反転流を狙うと深場から勢いよく魚が浮上してきてパクリ。
そんなに大きくないかと思ったら29cmでした。きれいな魚体です。


その後、対岸に渡り倒木に囲まれた部分を狙おうと思ったのですが、足元にも倒木があるため取り込みがどうにもなりません。

最悪ラインブレイクを覚悟して毛バリを振り込むと、3匹くらいの尺イワナが先を争って出てきました。
そのうちの一匹が掛かりました。


掛かったまではいいのですが、やっぱり普通の取り込みはできず、自身も倒木の上に立って釣っていた為バランスを崩して落ちそうになりましたが、何とかラインをつかんで持ち上げることができました。
ハリスは0.8号でしたが、このような大雑把な釣りでいいときは1号くらいにしてもよさそうですね。

こちらも同じ29㎝でした。大きなイワナによくある野生的な顔つきでした。


その後また対岸に戻って巻き返しを狙うと今度は小さ目の25cm位のイワナが出ました。
普通の渓流でこのサイズならかなり嬉しいのですが、この沢に来ると感覚が麻痺してしまいます。

その後、堰堤を巻いて上流に出るとTiareさんのエンジンがかかってきました。


その1


その2


その3


実際にはもっと釣ったと思いますが、そのうちの一本は尺だったそうです。
普段はチャラ瀬なのによくこんな大きなのがいるものです。


しかしこちらはなぜか釣れるのは全体的に小さなイワナ。


天ぷらサイズ。(※実際には全部リリースしてます)


次の堰堤も大きな釜を抱えていますが、何故かいままで釣れた試しがありません。

またその上の堰堤は、Tiareさんが2年前に35cmというモンスターイワナを釣ったところです。
今回の釣行目的は、この恋人との運命の再会を果たすため。


しかし、恋人はすでにどこかへ行ってしまったのか、今回はアタリすらなかったようです。

その堰堤を巻いてみると、車が置いてありました。その人がこの堰堤を攻めた可能性があります。
Tiareさんの恋人も、その人に連れていかれたのかもしれません。


仕方ないので、ここで退渓しました。
とても水が冷たいなと思ったら、残雪がありました。

この区間では結構つれたので自分的には満足でしたが、Tiareさんはまだまだ釣り足らない様子。

そこで、帰路の途中の小さな沢に寄ってみることにしました。


本当に小さな沢で里川の雰囲気さえ感じます。
毛バリを振りながらしばらく行くと、イワナが出てきました。


ただこの辺から急に地形の雰囲気が変わってきて、細い水流ですが高さのある滝が見えて来ました。


ここまで来ると、ほとんど全てのポイントから小さめなイワナが面白いように出て来るようになりました。


後ろから来たTiareさんに話を聞くと、そちらも27cm位の大物が釣れたそうです。
あの細い流れからそんな大きな魚を釣るとは流石です。


川のすぐ横は高い崖が迫って来ていて、とても不思議な光景です。(写真の中央下に自分がいます)

少し前を見ると、また大きな滝が見えて来ました。
Tiareさんと今までの場所を交代し、自分は先に滝つぼを攻めて見ることにしました。

滝の高さと水量に圧倒され、竿を出すのが怖いくらいのところでした。
水深はどのくらいあるのか見当もつきません。


この滝つぼでは、23〜25cm位のイワナが3匹ほど釣れました。
全部反転流の渦の中心、深いところから出て来ました。

岩盤はTiareさんに託しましたが反応はなかったみたいです。
滝つぼのスケールからいってもっと大きな魚がいる雰囲気がありましたが、入りやすい川だけに攻められているのかもしれません。


結局この川だけで10匹以上が釣れました。

Tiareさんお疲れ様でした。またよろしくお願いします。