岐阜の渓流へ行ってきました。
今回のメンバーは、いつもの tiareさん、2年振りの 草さん、お客様のTさんの4人です。
tiareさんと草さんはフライフィッシング、自分とTさんはテンカラです。
道の駅で待ち合わせして、いつもの怖い林道を30分ほど走り最終ゲートへ。
ゲート前には1台の車が入っていましたが、どの川へ向かったのか分かりません。
そこでフライ組はまずここには入らないであろうと思われる支流に、テンカラ組は最人気区間を避け、その上流の区間を目指します。
ノリノリのフライマン約2名と、とりあえず冷静なTさん
さて林道を20分ほど歩き入渓予定の堰堤にたどり着くと、すぐ上でフライをしている人を発見!
読み違えた~ッ!
仕方ないので下流へ戻って仕切りなおすか、さらに上流を目指すか?
Tさんと相談して、どうせなら上流へと、さらに奥を目指します。
ナメ状の渓相
そしてさらに林道を30分ほど歩き再入渓場所の小橋にたどり着きました。
ここから上流は、草さんが行った事があるらしいのですが、詳しいことは分かりません。
すぐに川が2つに分かれ、右側の大きいほうの沢を遡ります。
巨岩帯が続く
この辺りでも反応があったのですが、小さいです。下の区間をやった人は、ここら辺までは竿を出しそうなので、かなりスレているんだと思います。
最初の堰堤
じきに右岸にトラロープのある堰堤が出てきました。
Tさんは右岸、自分は左岸を慎重に攻めます。
本日初イワナ 28cm
堰堤ヒラキの巻きに毛鉤を着水させるとかかりました。予想よりも太くて重かったのと、場を荒らさないように無理をしたので大変でしたが何とか取り込みができました。
しかしこの後すぐに、悲劇が起こりました。
ロープの巻きの最上部が少しキケンそうだったので、自分はもう少し下流から大きく巻きを試みたのですが、猛烈な藪に阻まれ身動きが出来なくなってしまいました。
トラロープを登るTさん
その後Tさんはロープを登り登頂成功。
そこでとりあえず自分も下まで降りたのですが、ふと気が付いたら、アーッ!
テンカラ竿の1番上の節がなくなっています。
藪に引っかかって折れてしまったようです。
数日前から竿が折れる予感がしていたんですが...見事に的中。
これでは釣りの続行は不可能です。
予備の竿をもってきてはいるのですが、クルマまで行くのは相当かかります。
Tさんが気を使って降りてきてくれて相談したのですが、結局クルマに戻ることに...
そこで沢沿いに降りようと思ったのですが、よく見ると堰堤の反対側にも何とか登れそうなガケがあります。
Tさんが、あそこ登れそうですよ。
っていうか、そこロープよりキケンそうじゃん...
笹薮の急登
でも、もし登れれば林道に出れそうでしたので、結局トライすることに。
しかし下から高さ5m位までは全くホールドがなくヘタすると落ちそうです。幸い地面が柔らかめだったため足場を固めながらの3点支持で何とか藪に取り付くことが出来ました。
そこから上はまた猛烈な笹薮でしたが、無事に2人とも林道まで出ることができました。
さてここから車まで戻ろうと思ったのですが、ここまで来たならもう少し奥まで林道を偵察してみるかということになりました。
少し行くと、今度は堰堤の上流に降りれそうなガケがありました。
こうなったら、もう自分の竿はあきらめて、Tさんと竿を交代しながら行こうということになり、そこを下降して堰堤の上に出ました。
堰堤の上も良い渓相
しばらくTさんの竿を借りて交代で使わせてもらったのですが、申し訳なかったので何とかならんかな〜?と色々考えてみると、こんなものがベストに入っていました。
名前は怪しいが..
さらにラッキーなことに、テンカラ竿の先端の一節の全部を紛失したと思っていたら、折れた一節目が残っていました。
そこで、このアイテムを折れた一節目の先端にかぶせてみました。
何とか、イケそう・・・?
弾力があって竿先に張り付くような感じです。念のためハリスでぐるぐる巻いておきました。
(黄色がレベルライン)
毛鉤は問題なく振れますが、果たしてこれで魚を上げることが出来るかどうかチョット不安。
24cm位のイワナ
その先で無事に釣り上げることが出来ました。これでなんとか復活です。
この区間では、Tさんもイワナが釣れたようです。
しばらくすると、また堰堤が出てきました。
2番目の堰堤
ここの開きで1匹バラしてしまいましたが、次に深場から出た奴は掛かりました。
小イワナ
この堰堤は左岸を巻くことで余裕でクリア出来ました。
ただ、その上のほうに林道らしきものが見え、一度確認のために笹薮を登ったので、だいぶ疲労がたまってしまいました。
また藪こぎ
その後堰堤に戻ったのですが、今度は堰堤の上流側へ降りるのが大変で、また藪漕ぎ。
もう、笹やらバラやらで手がボロボロに...
何とか堰堤の上に出たのでそこで昼食にしました。
ホッとしたのも束の間、ここでまた緊急事態発生。
明るい渓
Tさんと一緒に堰堤の下の状況を見ていたら、荷物のほうにデカいスズメバチが飛んでいました。
体長4cmくらいのオオスズメバチです。
荷物に近づくこともできないので、しばらくその場所を動かずにじっと待っていたのですが、ハチのほうからだんだんこちらに近づいてきます。
そしてあろうことか、今度は自分の顔の周りをブンブンと羽音を立てて飛び回ります。
もうホント生きた心地がしませんが、こんな時は少しでも動いたら即アウト。
早くどこか行ってくれ~と祈るばかりです。
しばらくしてようやくどこかへ飛んでいきましたが、冷や汗ものでした。
Tさんもパニックにならずに、ひたすらじっとしていてくれたので助かりました。
ここより上は魚の反応は少なく、型も小さいようでした。
しかし、その先には楽園が待ち受けていました。
地上の楽園
写真でうまく表現できていないところが残念ですが...
今まで見たこともないような素晴らしい渓相で、本当に癒される景色でした。ナメが本当に美しい。
行けば行くほど素晴らしい景色が出てきて、奥へ奥へと誘われてしまうようです。
ここはちょっとヤバい感じのところですね。(※但しイワナは出ない)
でも2時にtiareさんたちと集合する予定でしたので、ここで終わりにしました。
そして帰りは川通しで先ほどの堰堤まで戻ると、鉄ハシゴがついているのを発見。
高所平気症のTさん
上から見ると少し怖いかも..
ここを登ると、先ほどは気が付かなかったのですが、道らしきものがついていて楽に林道まで上がることができました。
帰りの林道は、スーパーM(近隣のダム湖の名前より命名)が出ないよう祈りながら50分ほどの行程。下りなのでラクです。
その後フライマン組と情報を共有し、帰途につきました。
tiareさんたちが入った沢は渇水でシビアだったそうですが、草さんに尺が出たそうです。
草さんがいうには、tiareさん(通称:尺神様)が付いていると必ず尺が出るとのこと。
自分もtiareさんをもう少し大事に扱わないといけないなぁと思いました。
みなさんお疲れ様でした^^
今回のメンバーは、いつもの tiareさん、2年振りの 草さん、お客様のTさんの4人です。
tiareさんと草さんはフライフィッシング、自分とTさんはテンカラです。
道の駅で待ち合わせして、いつもの怖い林道を30分ほど走り最終ゲートへ。
ゲート前には1台の車が入っていましたが、どの川へ向かったのか分かりません。
そこでフライ組はまずここには入らないであろうと思われる支流に、テンカラ組は最人気区間を避け、その上流の区間を目指します。
ノリノリのフライマン約2名と、とりあえず冷静なTさん
さて林道を20分ほど歩き入渓予定の堰堤にたどり着くと、すぐ上でフライをしている人を発見!
読み違えた~ッ!
仕方ないので下流へ戻って仕切りなおすか、さらに上流を目指すか?
Tさんと相談して、どうせなら上流へと、さらに奥を目指します。
ナメ状の渓相
そしてさらに林道を30分ほど歩き再入渓場所の小橋にたどり着きました。
ここから上流は、草さんが行った事があるらしいのですが、詳しいことは分かりません。
すぐに川が2つに分かれ、右側の大きいほうの沢を遡ります。
巨岩帯が続く
この辺りでも反応があったのですが、小さいです。下の区間をやった人は、ここら辺までは竿を出しそうなので、かなりスレているんだと思います。
最初の堰堤
じきに右岸にトラロープのある堰堤が出てきました。
Tさんは右岸、自分は左岸を慎重に攻めます。
本日初イワナ 28cm
堰堤ヒラキの巻きに毛鉤を着水させるとかかりました。予想よりも太くて重かったのと、場を荒らさないように無理をしたので大変でしたが何とか取り込みができました。
しかしこの後すぐに、悲劇が起こりました。
ロープの巻きの最上部が少しキケンそうだったので、自分はもう少し下流から大きく巻きを試みたのですが、猛烈な藪に阻まれ身動きが出来なくなってしまいました。
トラロープを登るTさん
その後Tさんはロープを登り登頂成功。
そこでとりあえず自分も下まで降りたのですが、ふと気が付いたら、アーッ!
テンカラ竿の1番上の節がなくなっています。
藪に引っかかって折れてしまったようです。
数日前から竿が折れる予感がしていたんですが...見事に的中。
これでは釣りの続行は不可能です。
予備の竿をもってきてはいるのですが、クルマまで行くのは相当かかります。
Tさんが気を使って降りてきてくれて相談したのですが、結局クルマに戻ることに...
そこで沢沿いに降りようと思ったのですが、よく見ると堰堤の反対側にも何とか登れそうなガケがあります。
Tさんが、あそこ登れそうですよ。
っていうか、そこロープよりキケンそうじゃん...
笹薮の急登
でも、もし登れれば林道に出れそうでしたので、結局トライすることに。
しかし下から高さ5m位までは全くホールドがなくヘタすると落ちそうです。幸い地面が柔らかめだったため足場を固めながらの3点支持で何とか藪に取り付くことが出来ました。
そこから上はまた猛烈な笹薮でしたが、無事に2人とも林道まで出ることができました。
さてここから車まで戻ろうと思ったのですが、ここまで来たならもう少し奥まで林道を偵察してみるかということになりました。
少し行くと、今度は堰堤の上流に降りれそうなガケがありました。
こうなったら、もう自分の竿はあきらめて、Tさんと竿を交代しながら行こうということになり、そこを下降して堰堤の上に出ました。
堰堤の上も良い渓相
しばらくTさんの竿を借りて交代で使わせてもらったのですが、申し訳なかったので何とかならんかな〜?と色々考えてみると、こんなものがベストに入っていました。
名前は怪しいが..
さらにラッキーなことに、テンカラ竿の先端の一節の全部を紛失したと思っていたら、折れた一節目が残っていました。
そこで、このアイテムを折れた一節目の先端にかぶせてみました。
何とか、イケそう・・・?
弾力があって竿先に張り付くような感じです。念のためハリスでぐるぐる巻いておきました。
(黄色がレベルライン)
毛鉤は問題なく振れますが、果たしてこれで魚を上げることが出来るかどうかチョット不安。
24cm位のイワナ
その先で無事に釣り上げることが出来ました。これでなんとか復活です。
この区間では、Tさんもイワナが釣れたようです。
しばらくすると、また堰堤が出てきました。
2番目の堰堤
ここの開きで1匹バラしてしまいましたが、次に深場から出た奴は掛かりました。
小イワナ
この堰堤は左岸を巻くことで余裕でクリア出来ました。
ただ、その上のほうに林道らしきものが見え、一度確認のために笹薮を登ったので、だいぶ疲労がたまってしまいました。
また藪こぎ
その後堰堤に戻ったのですが、今度は堰堤の上流側へ降りるのが大変で、また藪漕ぎ。
もう、笹やらバラやらで手がボロボロに...
何とか堰堤の上に出たのでそこで昼食にしました。
ホッとしたのも束の間、ここでまた緊急事態発生。
明るい渓
Tさんと一緒に堰堤の下の状況を見ていたら、荷物のほうにデカいスズメバチが飛んでいました。
体長4cmくらいのオオスズメバチです。
荷物に近づくこともできないので、しばらくその場所を動かずにじっと待っていたのですが、ハチのほうからだんだんこちらに近づいてきます。
そしてあろうことか、今度は自分の顔の周りをブンブンと羽音を立てて飛び回ります。
もうホント生きた心地がしませんが、こんな時は少しでも動いたら即アウト。
早くどこか行ってくれ~と祈るばかりです。
しばらくしてようやくどこかへ飛んでいきましたが、冷や汗ものでした。
Tさんもパニックにならずに、ひたすらじっとしていてくれたので助かりました。
ここより上は魚の反応は少なく、型も小さいようでした。
しかし、その先には楽園が待ち受けていました。
地上の楽園
写真でうまく表現できていないところが残念ですが...
今まで見たこともないような素晴らしい渓相で、本当に癒される景色でした。ナメが本当に美しい。
行けば行くほど素晴らしい景色が出てきて、奥へ奥へと誘われてしまうようです。
ここはちょっとヤバい感じのところですね。(※但しイワナは出ない)
でも2時にtiareさんたちと集合する予定でしたので、ここで終わりにしました。
そして帰りは川通しで先ほどの堰堤まで戻ると、鉄ハシゴがついているのを発見。
高所平気症のTさん
上から見ると少し怖いかも..
ここを登ると、先ほどは気が付かなかったのですが、道らしきものがついていて楽に林道まで上がることができました。
帰りの林道は、スーパーM(近隣のダム湖の名前より命名)が出ないよう祈りながら50分ほどの行程。下りなのでラクです。
その後フライマン組と情報を共有し、帰途につきました。
tiareさんたちが入った沢は渇水でシビアだったそうですが、草さんに尺が出たそうです。
草さんがいうには、tiareさん(通称:尺神様)が付いていると必ず尺が出るとのこと。
自分もtiareさんをもう少し大事に扱わないといけないなぁと思いました。
みなさんお疲れ様でした^^