blueberryの釣行記

美しい渓魚を求めて..テンカラのブログです

山と花と渓流

2018-04-10 | 釣行記
今年初の釣りに行ってきました。
場所は、ここ数年行っていなかった長野県遠山川です。

遠山川は林道が崩壊して、本流沿いは未だ通行止めです。
そのため支流の沢に入りました。

気温は1℃、手が冷たくて、こんな気温では毛バリは無理そうですが、折角来たので竿を出してみました。


遠山川の支流

この沢には10年ぶりくらいに入ったのですが、以前と比べるとかなり荒れていました。
渕という渕がほとんど砂礫で埋まっています。


小さな巻き返し

それでもこの穴から尺くらいのが出てきたのでしばらく粘りましたが...

毛鉤をゆっくりと追って出てきたのですが、あとちょっとで、咥えるまでには至らず残念。
水温が低いので魚もまだ寝ぼけているような感じです^^

ただ魚の反応があったことでちょっとやる気が出て、丁寧に探っていくとかかりました。


キレイ系アマゴ 22cm

一匹だけでしたが、今回は魚が釣れると思っていなかったので、うれしい今季初釣果でした。


荒れた沢

しかし、この沢は半端ない荒れようです。
荒れた理由は入渓した時から分かっていました。


これが元凶

この川の上流にある三段組の砂防ダムのうち、一番上の堰堤は高さ30mくらいはありそうです。
超大型巨人もビックリの大きさです。

以前はこの砂防ダムが貯めたヘドロ水が流れてきていて、富栄養化が進み汚い川だったのですが、
もうすっかりキレイな水に変わっていました。
もっとも、この汚いのが嫌で、最近は寄り付かなかったのですが...

上まで行ってないので分かりませんが、ダムが砂礫で一杯になったのではないでしょうか。

そのため土石流がダムからジェットのように吹きだして、下流の渕を埋め尽くしたのだと思います。
またダムが埋まったことによりヘドロがなくなり水は綺麗になりました。
代わりにダムの上流数キロは渓流が砂礫で埋め尽くされ、渓流魚の住めない平坦な川になっているはずです。

こんな数年で埋まってしまうダム、必要なんですかね?

土石流の脅威から下流の家や構造物を守るという素晴らしい建て前で作られるのですが、実際はオトナの理由で作らているだけだと思います。


鹿とり器

帰りの林道をテクテク歩いてくると、おじさんが何かやっていました。
近寄ってみると、鹿のワナをかけているという事でした。

この辺りはシカが多すぎて、駆除しないとどんどん増えて食害により木が枯れてしまうそうです。

このワナは、シカが通りそうなところに掛けるという事ですが、僕が掛かりそうです^^;
でも人間だったら簡単に手で外せるし、足にもダメージはかからないという事で一安心。


南アルプス

この時期の遠山方面は、残雪をまとった山々のもと、花々が咲き乱れ美しい季節を迎えています。
この雄大な景色や綺麗な花を見るだけでも、来る価値があります。


ミヤマツツジ?


花桃と芝桜

今回は懐かしい人とちょうど林道ですれ違い、久しぶりにお話をすることも出来ました。

最近は他の河川に行っていましたが、やっぱりここは自分にとって原点となる素晴らしい川です。

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (TARE)
2018-04-14 15:45:36
今季初釣果おめでとうございます。
いいですね、美形アマゴ。
もう数年アマゴに会っていません。。
遠山川へも何年も行ってません。
今年は行ってみようかなぁ~?
返信する
Unknown (blueberry)
2018-04-17 23:40:03
TIAREさんありがとうございます。
僕も、久しぶりの遠山川でした。
やっぱり、通い慣れた川はいいですね。ただ、かなり荒れていて昔の面影が...
アマゴもやっぱり良いですね。とっても綺麗でした。
また遠山へも一緒に行きましょう。
返信する

コメントを投稿