白堊スポーツ - since 2004.09.18

母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

ロスジェネの逆襲ー池井戸潤

2023年01月24日 | 読書
評価4

再読(前回2017年9月6日)。
東京中央銀行から子会社の東京セントラル証券に出向した半沢直樹は、IT企業買収案件を巡って母体行の証券部と激しく対立。IT企業数社を巻き込んだ支配権を巡る攻防と系列会社同士とは思えない血みどろの展開に手に汗握る物語。

銀行子会社に出向した銀行員とプロパー社員の感情的な対立も描かれていて、プロパー社員の気持がわかり過ぎるほどよくわかる私(笑)にとっては、非常に読みごたえがある作品でした!


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オレたち花のバブル組ー池井戸潤

2023年01月21日 | 読書
評価4

再読(前回2017年7月23日)。
金融庁の検査を前にして、200億円の巨額融資を実行した老舗ホテルが運用の失敗で120億円の損失を出すことが確定した。引当金の大幅増は銀行の存亡に関わることから、半沢の奮闘が始まる。銀行内部と金融庁検査官の闇に半沢直樹が切り込む!

結局、良いところまで銀行上層部を追い詰めたものの、大企業の論理も働き決着は次回作へ持ち越しとなり「倍返し」不発・・・大向こうを唸らせる啖呵に期待!


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オレたちバブル入行組ー池井戸潤

2023年01月19日 | 読書
評価4

再読(前回2017年6月3日)。
ドラマでお馴染みの半沢直樹シリーズ。ある会社が半沢の勤める銀行から5億円の融資を受けた後に倒産。この倒産は社長の資産拡大を狙った計画的なもので、しかも銀行の支店長と結託したものだった。責任を問われた融資課長の半沢が真相究明に乗り出す。最後はスッキリ!痛快エンタメ!

国税庁の査察、銀行本部の臨店など、同様の経験をしたことがあるので「いや~わかるな~」が実感。臨場感溢れる描写に頁をめくる手が止まらない止まらない。再読にもかかわらず一気読み。勧善懲悪小説、間違いなく面白い!(でも、金融商取引独特の表現が出て来るので、慣れない人は戸惑うかも・・・)


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