MIHOの旅

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ドイツ・スイス・フランス周遊旅行 その14 ローテンブルク(1)編

2011-05-25 05:08:47 | ドイツ・スイス・フランス旅行
ハイデルベルクからローテンブルクに向かいました。170km、約2時間半のバスの旅です。


長閑な田園風景が続きます。


ローテンブルクの街に近づきました。城壁をくぐれば、「中世の宝石」と呼ばれる
ローテンブルクの街並みになります。

まず、16時で見学が出来なくなる聖ヤコブ教会に行きました。20分ほど時間が取れました。




ホテルにあったパンフレットによると聖ヤコブ教会はプロテスタントの教会で、
1311年に建設が始まり1485年に献堂式が行われたとのこと。長い年月がかかっています。
ティルマン・リーメンシュナイダーによって作られた「聖血祭壇」が有名です。
十字軍によってキリストの血の滴がローテンブルクにもたらされて、多くの巡礼者が
くるようになりました。それにふさわしい祭壇です。


祭壇には「最後の晩餐」「キリストのエルサレム入城」「オリーブ山の場面」が描かれています。
キリストの血の滴の入った水晶がキリストの聖遺物の十字架の中にあります。


教会の正面にある祭壇です。フリードリッヒ・ヘルリン作の「12使徒祭壇」。


69音栓と5500のパイプの大オルガンも有名です。


尚、当然、聖ヤコブ教会はゴシック様式。


ちなみに私はゴシック様式を尖塔アーチ、その尖塔アーチを交差させたリブヴォールト、大きい窓、
ステンドグラスと覚えています。
まあ、中世の教会建築をゴシックというと覚えておけば間違いありません!
(っていうか、この知識しかない…)
写真では先が尖った形のアーチが何重にも重なっていますよね?これを交差リブリブヴォールトと
言います。以下ははてなからの引用。
「尖頭アーチ、交差ヴォールトなどを多用し、天井の重さをうまく逃がすことで壁を薄くし、
窓を大きく取ることで建物の中を以前より格段に明るくすることができるようになった。」

ですので、ゴシック様式の教会はステンドグラスがとっても綺麗です。
ドイツには今でもステンドグラス師という職業があるそうです。








教会内の装飾。




教会の外の彫刻。


凄いのは、像を置いたのではなく、岩を削って像を作っているところ。圧巻です。


こちらの写真の方がよく分かるかと。


最後に。教会では、東日本大震災の祈りの言葉がありました。
ありがとうと言いたくなりました。同時に観光をしている自分が申し訳ない…。