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23日 月曜日 午後7時から8時55分までの間、本庄上里学校給食組合議会全員協議会がおこなわれました。以下。内容についての概要をお知らせ致します。
給食センターのホームページ↓
http://kyuushoku.jp/html/osirase/osirase230523.html
本庄市のホームページ↓
http://www.city.honjo.lg.jp/CMS/topics/osirase/hisyo0523-1.html
なお、上里町のホームページに今回の件は記載されておりません。
5月23日 月曜日 午後7時より本庄上里学校給食センターにおいて本庄上里学校給食組合議会の全員協議会がおこなわれました。
議題は本庄西小学校における嘔吐・下痢症状の集団発生への給食の対応についての報告ということでありました。
以下、全員協議会での説明資料及び所長や副管理者等の答弁に基づいて報告いたします。
● 本庄西小学校における嘔吐・下痢の集団発生への対応について
1.嘔吐・下痢の集団発生状況
○発生日時 平成23年5月18日(水)14:45頃
○発生場所 本庄市立本庄西小学校
○発症者(経緯)18日21:40時点 41名(累計)
19日16:30時点 111名(累計)
20日12:30時点 133名(累計)最大数です。
教職員等 4名は上記に含まれておりません。
1年7人 2年44名 3年23名 4年29名 5年14名 6年14名 他2名
2.給食センターにおける対応の主な経緯
○18日夜時点において、本庄西小と同じBコースの他校(上里町内5小学校及び藤田小)において嘔吐・下痢の集団発生は確認されなかったが、あらゆる可能性を考え、発症の前週の末から16,17,18日における職員の健康状態の再チェック及び調理工程におけるミスや調理過程でマニュアルの逸脱等がなかったかを電話等で確認したが特段問題はありませんでした。また、上里町、本庄市の両教育委員会に対して翌朝、児童・生徒の健康状態を確認するように依頼しました。
この時点では本庄保健所としても原因を特定できず、給食センターに停止を指示することも自粛を要請することも出来ないとのことであり、19日朝、本庄保健所が本庄西小に調査に入るとの情報があることから、その上での本庄保健所の見解を待って19日の給食提供の可否を判断することとして調理及び配送は通常通り行うこととしました。
○19日午前11時30分頃、本庄保健所より、現時点では嘔吐・下痢症状の原因は不明であり、あらゆる可能性が排除できないことから、また、給食についても自粛を要請されたことから、給食組合教育委員会と本庄市上里町の両教育委員会が協議し、管理者・副管理者と調整した結果、19日及び20日の給食を自粛(中止)することとしました。なお、この時点で各小中学校には調理済み給食の配送は終わっており、コンテナ室に置きとどめた学校、配膳直前若しくは配膳中だった学校等、各校における状況はさまざまでした。
○19日午後、本庄保健所及び熊谷保健所の計6名が給食センターに来庁、献立や作業動線、衛生管理(検便検査状況、健康観察表)を書類確認、調理場の現地確認を実施、調理場内26箇所のふき取り検査及び調理に関係する全職員63名(臨時及び委託の米飯ラインの職員を含む)の検便検査を実施して20日朝に提出しました。(うち一人は保健所の検便検査に間に合わなかったため、本庄総合病院において自主検査の結果、陰性)
ノロウィルスは1日程度で判明するが、細菌検査については培養が必要なことから、検査結果が23日にずれ込むことが想定されたため、23日の給食提供の自粛(中止)を決定した。また、同日埼玉県教育局保健体育課も調査に来庁、関係資料を持ち帰りました。
○20日夜、本庄西小において嘔吐した児童の吐しゃ物等の5検体からノロウィルスが検出されたとの報告が保健所よりあった。また、給食センター職員の検体62名分のうち1検体からノロウィルスが検出されましたが、これらの因果関係は現時点では不明との連絡があり、ノロウィルスが確認された職員が16、17、18日にどのような作業をおこなっていたのか作業動線の確認をおこなうとともに、作業記録を保健所に確認・報告しました。なお、同日午前、全職員を対象に衛生講習会を実施しました。また、午後には給食センター館内のできる所を消毒しました。
○22日午前、本庄保健所より、本庄西小児童の吐しゃ物から細菌は検出されなかったことと、これをもって本庄西小や給食センター関連も含めて全ての検査を終了する旨の報告がありました。また、あわせて学校給食を含む食事によらない感染性胃腸炎との所見を本庄保健所としてもっているとの情報を得ました。
○23日10時前に本庄保健所より学校給食センターの給食に起因する食中毒事件ではない旨の見解があり、これを受けて23日午前中に本庄上里学校給食組合教育委員会を開催し、24日からの給食再開を決定しました。この決定をもとに、各議員にも連絡があったかと思います。また、同日、給食センター館内の消毒(20日の残り分)を実施したところであります。なお、ノロウィルス陽性の職員については、再検査で陰性の結果がでるまでの間、自宅待機とするよう決定したところでありますが、23日の検査で陰性の結果が出たところであります。(当該職員についてはノロウィルスの集団発生が認められた日を含み、それより前の数日間の作業においては野菜の下処理等に従事しており、また、下処理以降の食材はノロウィルスの死滅するであろう温度以上の温度で加熱処理されていたことなどを考えると、今回の問題との因果関係が無いと判断されております。なお、24日より出勤し、通常業務をおこなっています。)
3.本庄保健所等における給食センターへの調査状況(再掲)
【本庄保健所、熊谷保健所】
○実施日時 5月19日(木)14時頃
○実施機関 本庄保健所及び熊谷保健所(食品監視担当)
○実施項目 書類確認(献立表、作業動線、衛生管理等)、現場確認
全職員の検便検査(20日朝検体提出)
○検査結果 ノロウィルス1名陽性(他61名 陰性)
※全職員63名のうち1名は保健所の検便検査に間に合わず、本庄総合病院において自主検査、陰性との結果。
※陽性反応の職員は16,17,18日の作業工程において、熱調理前の下処理の担当をしていることから、今回の事象との直接の因果関係はないものと本庄保健所においては判断。
○協議事項 ノロウィルス陽性反応職員を調理から外し、念のため調理場等の消毒を実施すれば給食の実施には問題ないことを確認。
【埼玉県教育局保健体育課】
○実施日時 5月19日(木)15時頃
○実施機関 埼玉県教育局保健体育課
○実施項目 書類確認(献立表、作業動線、衛生管理等)
○調査結果 指摘事項なし
4.まとめ
○本庄保健所より調査の結果、今回の本庄西小における嘔吐・下痢症状の集団発生については、学校給食センターの給食に起因する食中毒事件ではなく、ノロウィルスによる集団感染であると判断するとの見解が示されているところです。なお、感染源については解明には至っていないようであります。
○学校給食センターとしては職員の衛生管理を改めて徹底するとともに、作業動線やマニュアルの再検討、意識向上のための衛生講習を実施しました。また、給食センター館内や配送車のコンテナ内部等の消毒を実施することにより、万全な態勢を整えた上で5月24日(火)より給食を再開することとしました。