上里町議会議員 納谷克俊 『変革のチャレンジャ-』活動日誌

50歳、町議会議員が上里町の情勢や、関連団体、所属団体の活動内容を報告します!

八ッ場ダム ②

2009-09-30 23:02:31 | まちづくり
前原国土交通大臣の八ッ場ダム本体建設中止の表明を受けて、地元群馬県では大沢知事をはじめ県議会でも国への批判が続出しているようです。
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090928/lcl0909281308002-n1.htm

『国と地元住民、1都5県との約束』というところで基本的な疑問が生じるのですが、そもそもここで言う『国』とは何を指しているのでしょうか?

以下は学術的なことは抜きとして一般的な感覚の話をさせていただきます。

霞ヶ関(当時の建設省)が含まれていることは疑いようがありません。
それでは永田町はどうなのか?

『国』という表現から当然、永田町は含まれると解するべきでしょうが、これまでの日本における内閣は55年体制以降ほぼ、内閣・政権与党=自民党(連立期を含めて)という図式ができあがっており、国=政府=自民党政権と考えられていたと思われます。

政権交代という概念がほとんどなかった日本においては契約相手として「国」という表現を用いますが、政権交代を前提としているアメリカやイギリスなどではこのような場合「政府」という表現が用いられます。

特にアメリカにおいては政権交代がおこなわれるときにはワシントンの高級官僚たちまでもが1万人単位で入れ替わりとなりますので「政府」との契約はまさしく共和党や民主党の「政府」との約束・契約となるのでしょう。

ところが日本では「首相・内閣」が変わっても自民党であることには変わらず、まして仮に自民党以外の政党が内閣を組織したとしても(細川政権時など)霞ヶ関の官僚たちは継続するわけです。

これまでは永田町・霞ヶ関とも変わらないという前提で国=政府=自民党だったわけですが、日本においても政権交代が実現した以上、『国』との約束・契約という意味を考え直さなければならないのかも知れません。

八ッ場ダム

2009-09-29 23:41:18 | まちづくり
前原国土交通大臣が鳩山首相並に露出が多くなっていますね。
八ッ場ダムや川辺川ダム、高速道路無料化、JALの再建問題などなど大変忙しそうです。

八ッ場ダムに関しては上里町からもそう遠くないということもあり、町民の皆さんの関心も比較的高いのではないでしょうか。

その八ッ場ダムについて群馬県町村会が以下の記事のような決議をしたそうです。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/gunma/090926/gnm0909260308001-n1.htm

八ッ場ダムについては群馬県の町村会のほか群馬県を含む1都5県の知事の方々も前原国交相(鳩山内閣)の建設中止発言に対して批判をしているようですが、そもそも本当にダムは必要なのでしょうか?

私は詳しいいきさつは知らないので、あくまで一般論になってしまうのですが、日本全国でダムの建設計画が持ち上がった時代と現在とでは明らかに水の需要予測と実需に乖離があると思われます。

水の需要には農業用水・工業用水・生活用水などがあると思いますがどれをとっても一般的には需要が頭打ちになっています。

また、各用水の割合についても利権や縄張り意識をなくして融通しあえば、かなり効率が良くなるのではないでしょうか。(水利権については過去のいきさつ、歴史的背景からそんなに簡単には行かないでしょうが。)

また、治水についてもダム以外に有効な方法があるのではないでしょうか。
私も利根川治水同盟治水大会に参加させていただいているので治水事業の大切さはある程度理解しているつもりではおります。
カスリーン台風がもたらした甚大な被害についても少なからず資料には目を通しました。

河川改修をおこなうだとか、山林に手入れして自然のダム機能を持たせると同時に国産木材を活用するだとかの代替案は考えられないのでしょうか。

話は変わりますが各自治体に負担金が返還されるようです。
民主党にしても各知事、地元町長や住民の皆さんも引くに引けない状況なのかも知れません。

ひとつの落しどころとして、国から返還される負担金を元に、群馬県企業局が事業主体となり各都県が負担金を出し合いダムを建設するという方法は考えられないのでしょうか。維持管理費の問題は残りますが…

その案では結局ダムは建設されてしまうので国民の理解はえられないでしょうか?

請願審査について③

2009-09-27 23:44:11 | 議会
6月定例会において継続審査となっていた請願第19号「場外車券売場建設に関する請願書」についても第18号同様、閉会中の八月に審査を行い、埼玉県県営競技事務所に視察研修させていただくことになりました。

県営競技事務所では所長さんをはじめとする関係職員の方々が私達の質問に対し、丁寧にお答えをいただきました。

また、請願者にも委員会にお越し頂き質疑をおこないました。

この場外車券売場の問題に関しては3年程前に建設反対の請願書が議会に提出され、審査の結果『主旨採択』となっております。
そのときの請願書の提出については大字嘉美地区の区長5人が提出者となっており、810人の方々の署名簿が添付されておりました。ちなみに私は紹介議員となっております。

今回の請願書は提出者が区長ではなく、添付書類の中に立野南地区の区長と班長の同意書がありました。
請願内容について地区全体への説明がしっかりとなされているのか? 競輪全体の売上の減少傾向、埼玉県県営競技事務所の見解が事業予定者の説明と完全には一致していないことなどを考えると、私はもう少し時間をかけて内容を精査する必要があると感じました。

以上のようなことから、常任委員会の請願審査において私は『継続審査』とすることを主張いたしましたが採決の結果『採択とすること』という意見が多数を占めました。

委員会の決定に従うことが出来ないということと、本会議の採決の取り方が「採択することに賛成の議員の起立を求める」という内容のため、採択に反対しても継続審査とすることは不可能なため、本請願の採決についても『退席』させていただきました。

請願審査について②

2009-09-25 18:24:48 | 議会
9月定例会において総務経済常任委員会に付託となった 
請願第20号 所得税法第56条の廃止を求める意見書提出の請願書
について、定例会中に3回にわたり委員会審査審査をおこないました。

2回目の審査時には委員会の場に請願者にお越し頂き、願意の詳細にわたる説明や疑問点などについて質疑応答をおこないました。

3回目は各委員が意見を述べ、請願に対する各人の態度を表明いたしました。

私は56条には問題が多いものの、税の公平負担の問題や57条などの関連から56条の廃止が問題解決につながるわけではないとの考えから「『主旨採択』として56条並びに関連条文の改正を求める意見書を提出すべきである」と発言させていただきました。

委員会としては『継続審査』の意見が多数を占めました。

最終日の本会議においては委員会の決定に対して納得いかない部分と継続審査とすることに反対するまででもないとの判断から「退席」させていただきました。

請願審査について①

2009-09-24 23:43:10 | 議会
6月定例会において総務経済常任委員会に付託となっていた
請願第18号 農地法の「改正」に反対する請願書 
は、6月定例会において継続審査となっておりましたが、閉会中の8月20日に委員会が開催され、委員多数の意見により主旨採択するものとなっておりました。

私は、審査がおこなわれた時点ですでに農地法改正について、衆参ともに可決成立していたことなどから「不採択」にすべきと主張させていただきました。

9月18日の本会議においては自分の考えと所属委員会の委員長の報告が異なる結果となってしまた為、退席させていただきました。

結果は委員長の「主旨採択」という報告に出席議員全員の賛同が得られたようです。

9月定例会閉会

2009-09-23 21:07:42 | 議会
連休前の18日 金曜日、9月定例会が閉会となりました。

最終日に3議案が追加議案として提出され、日程を変更して先議されました。
以下、審議結果を報告いたします。

町長提出議案第60号 地方自治法第96条第2項の規定による議会の議決すべき事件に関する条例について            全会一致可決

町長提出議案第61号 児玉郡市広域市町村圏組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更について               全会一致可決

町長提出議案第62号 教育委員の任命について
本堂委員が9月30日に任期満了となるため後任に齊藤玲子氏を任命するにあたり議会の同意を求めるもの。            全会一致 同意

第60号は議会の議決すべき事件に「定住自立圏構想推進要綱に定める定住自立圏形成協定を締結し、若しくは変更し、又は同協定の廃止を求める旨を通知すること。」を定めるものであり、これは定住自立圏構想に基づく本庄市の中心市宣言によって、今後、協議の上協定を結ぶことになるであろうことから、事前の条例整備をするものであり、これによってすぐ協定を結ぶというものではありません。

以下、平成20年度の各会計の決算認定になります。なお、決算は全て認定されました。(私は全ての会計について認定するものとさせていただきました。)


町長提出認定第1号 平成20年度上里町一般会計歳入歳出決算認定について                    賛成多数

町長提出認定第2号 平成20年度上里町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について              賛成多数

町長提出認定第3号 平成20年度上里町介護保健特別会計歳入歳出決算認定について                全会一致

町長提出認定第4号 平成20年度上里町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について             賛成多数
 
町長提出認定第5号 平成20年度上里町老人保健特別会計歳入歳出決算認定について                全会一致

町長提出認定第6号 平成20年度上里町神保原駅南土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について       全会一致

町長提出認定第7号 平成20年度上里町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について             全会一致

町長提出認定第8号 平成20年度上里町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について            全会一致

町長提出認定第9号 平成20年度上里町水道事業決算認定について                        全会一致

その後、請願について採決がおこなわれました。
請願は6月定例会から継続審査となってた2本と今定例会に新たに提出された1本であり、全て総務経済常任委員会に付託となっておりました。

請願審査については別途報告させていただきます。            

ホンダ新工場

2009-09-21 17:49:54 | まちづくり
亡き祖父母のお墓参りに行くと途中、ホンダの新工場建設地前を通ったので写真を撮ってきました。

寄居町内の建設現場。

工場の稼動を一時?延期するとの発表がありましたが、工事のほうはだいぶ進んでいます。それにしても大きな工場です。



小川町内の工場。

駐車場に車が多数停まっていましたがもう稼動しているのでしょうか。

上里町も9月定例会で企業誘致条例を制定したことですし、近隣市町に負けないようにしないとですね。

東小運動会

2009-09-19 17:30:01 | その他
町内小学校の運動会がおこなわれました。
地元であり母校でもある東小学校に行ってきました。

児童数700人を超える大規模校だけありグラウンドは子ども達でいっぱいです。


一年生の80m競争


絶好の運動会日和となり、また、インフルエンザ問題で中止にならず本当に良かったと思います。

熊谷市議会傍聴

2009-09-18 17:41:09 | 議会
昨日午前、熊谷市に出張に行ったので、帰りに熊谷市議会の一般質問を傍聴してきました。

一般質問のスタイルについては上里町議会と基本的には大きな相違はありませんでした。

市役所内には下の張り紙が多数ありました。

新型インフルエンザにたいする市長のメッセージです。
富岡市長の想いが伝わります。

1Fの自動販売機にはこのような看板が…

値段も若干安い!

上里町はどのようになっているのだろうか?
今後調べてみます。

青年地方議員の会総会

2009-09-17 21:06:04 | その他
今日午後6時よりさいたま会館で青年地方議員の会の総会が開かれました。

青年地方議員の会とは埼玉県内の県・市・町の45歳以下の有志の議員で組織された研修を主目的とした会です。
総会では平成20年度の事業報告、決算・監査報告、平成21年度の事業計画、予算が全会一致で可決されました。
総会終了後、同会場で立教大学准教授の原田晃樹先生から「分権時代のガバナンス・協働」というテーマでご講演いただきました。

NPO法人についてを中心に大変参考になるお話しをいただきました。

わんぱく合宿塾

2009-09-16 23:26:20 | その他
今年もわんぱく合宿塾が9月8日から12日までの5日間、七本木公民館にておこなわれました。

毎年、期間中にお邪魔させていただいているのですが、今年は所用のため伺えなかったのが残念です。

この事業は生涯学習課や青少年相談員、SALA他、多くの方々に支えられておこなわれており、外部の評価も非常に高いものとなっています。

以下の昨年の記事をご参照ください。

http://blog.goo.ne.jp/megu8627/e/3226c950e5354c12eaeb7614ff6d2b60

請願審査について

2009-09-15 18:52:37 | 議会
今日午前、武蔵浦和駅近くにある埼玉県県営競技事務所に総務経済常任委員会の視察研修に行ってきました。

下の写真は事務所が入っているビル。


6月定例会において委員会に付託された請願第19号(場外車券売場建設に関する請願書)の審査の参考とするため、あらかじめ通告させていただいた質問並びに他の質問についても事務所長の横田さんから丁寧にご説明いただきました。

役場に戻ってからは請願者を参考人としてお呼びし、請願の願意他をご説明いただきました。

また、その後、今定例会で委員会付託となった請願20号(所得税法第56条の廃止を求める意見書提出の請願書)についても同じく請願者をお呼びして請願内容についてのご説明をいただきました。

両請願とも時間の関係上、17日に再度審査をおこなうということで本日の委員会は閉会となりました。

今回の請願は2つともかなり難しい内容ですので、17日までさらに勉強する必要がありそうです。

全国うまいもの博

2009-09-14 23:46:54 | まちづくり
日曜日の夕方、青年会議所のキャンプから帰ってきた後、湘南新宿ラインの特快に乗って新宿高島屋に行ってきました。
目的は日本テレビ ズームインの30周年記念で開催されている「全国うまいもの博」でした。

下の写真のように大盛況でした。


娘のお目当てのスイーツを買って、しばらく場内を見学。
やはり集客のキーワードは『食』ですかねぇ。ハイウェイオアシスでも使えそうなネタです。

JCキャンプ

2009-09-13 23:50:01 | (社)こだま青年会議所
12日(土)、13日(日)の二日間にわたり、社団法人こだま青年会議所主催
による小学生を対象とした「ザ・チャレンジ!山登りキャンプ~一歩ずつ前へ~」が開催されました。

児玉郡市内の35名の子ども達が参加し、秩父市吉田にある城峯山キャンプ場でドラム缶風呂や子豚の丸焼き、日の出鑑賞などをおこないました。

以下、一部画像は処理を加えています。


続きは後ほど…

城峯神社の社務所の中で自分達で作った夕食のカレーを食べ終わった後、遊んでいるJCメンバーと子ども達。


4時に起きて日の出鑑賞のため城峯山頂に登る準備(元オリンピック選手のJCメンバー内山君指導による準備運動も)

懐中電灯を頼りに暗い山道を登ります。


無事に全員山頂まで登りました。(山頂にある鉄塔の上)


山頂からの景色。(秩父盆地?)


ご来光。


子ども達一人ひとり、旭に向かって大声で自分の夢を叫びました。


山頂からキャンプ場へと戻ります。


キャンプ場に戻ると朝ごはんです。

2009年度理事長の竹並君。


所用のため日曜日から参加したメンバー。夜中の2時半から登山道を登り始めたけれど途中、道に迷ってしまい下山間際の到着。


テントも片付け、いよいよ下山の準備。


一列になって登山道を下ります。


途中、難所の岩場を通過。


無事、舗装道路に出るも皆、ぐったり。


予定時間をオーバーするもなんとか三波石峡駐車場に到着。


隊長の大役を終えてお疲れの様子の総務委員長。


なかなか大変な事業でしたが、参加した子ども達にはいい想いでになった事だろうと思います。

JCやっててよかったなぁ~と思う瞬間です。