
元気な幸齢者になるかしょぼくれて日々を過ごすか
和田秀樹さんの「コレステロールは下げるな」という本を読んでいる。 その中の一節に、「元気な幸齢者になるかしょぼくれて日々を過ごすか」の言葉があった。 ...

年を取ると「自分の滑稽さ」が見えてくる
自分の過去をほのぼのとした思いで肯定するようになったのは、古希を過ぎたころからだろうか。 記憶力が衰えて嫌な思い出は消えていくのだろう。 「上善如水」という老子の言葉がある。(...

男はちょっと硬派がいい
今の時代硬派なる言葉が通用するかどうかわからないが、やや硬派のほうが良いと思う。 昭和の古い男の戯言(ざれごと)と思ってもらってもよいのだが。 最近は、何事も他人のせいにして、...

「優先席」という考え方は日本文化の中にあったのだろうか?
たまに電車に乗って札幌に出かけることがある。 一般席も優先席も空いている時は優先席に座るようにしている。 もうだいぶ前に喜寿も過ぎたし歩く速度も遅くなったから、 名実ともに「...
「半農半遊」という生活の魅力ーー里山資本主義を考える
藻谷浩介が「里山資本主義」というのを唱えている。 大都市につながれ、吸い取られる対象としての「地域」と決別し、地域内で完結できるものは完結させようという運動が、里山資本主義なので...

秋の暮れに思うことーー自然エネルギーについて
さびしさのうれしくもあり秋の暮れ 蕪村 何とも味のある句だ。 「さびしさ」と言えばなんとなくネガティブな気持ちだが、ここでは違う。 「さびしさ」を受け入れているのだ。 ...

迷悶なき人には宗教は無用ーー健康な人に薬はいらないのと同じこと
「宗教は迷悶するものに安慰を与うるものなり。迷悶なき人には宗教は無用なるものなり」 哲学者、宗教家(真宗大谷派の僧侶)清沢満之 一般の日本人の宗教観はここまで突き詰めて考えては...

生涯修行という生き方ーー還暦からが本当の自分の人生
龍源寺住職だった松原泰道師に次の言葉がある。 「生涯修行、臨終定年」 私は、もう20年ほど前にリタイアしたので「生涯現役」はない。 しかし「生涯修行」という言葉は気に入ってい...

「おしゃれ感覚を持つこと」ーーなかなか難しいが必要かも
詩人の松岡伍一さんは「老いの品格」という書を著している。 老いに品格をそえるために五つの項目を課しているという。 ①健康であること②脳を鍛えること③感動すること④奢らぬこと ...

今日のつとめに田草とるなりーー意味不明なコメ不足を乗り越える
今年は意味不明な?米騒動があった。 米を作らない政策をとっているわけで、いつかはこうなる。 二宮尊徳翁は次のように詠う。 この秋は雨かあらしか知らねども今日のつとめに田草とる...