一日、別エリアの探査・活動。
冬季・期間の氷結、凍る滝として人気の『裏六甲山・七曲滝』周辺への
アプロ-チとしての、有馬温泉・経由『有馬ロ-プウェイ駅』から、紅葉谷コ-ス
への、林道区間に1月8日に突如・発生した大規模な林道側壁・崩落現場の危険性
を、2月3日の神戸新聞・記者との同行ガイドでの取材時に、しつこく担当記者には
進言。6日の朝刊・紙面記事にもコメントとして出して頂いていますが、その後も
崩落・崖崩れ箇所の『危険性』は残ったままです。
『場』が荒れだしたのは、自然災害も含めてですが近年では、環境としての悪化も感じます。
冬季、短い期間ですが休日、意外の平日でも、時として、狭い難路での、すれ違いや、混雑
する時には、氷結滝や記念撮影での、三脚設置などやシ-ト類を広げての休憩場所の占有など
時々、山でのモラル面の低下や、身勝手な言動や他者にも危険を及ぼす、行為を見過ごせない
場面に出会う事も多くなってしまい、非常に残念ではあります。
昨年の秋の台風被害は『七曲滝』直下・周辺の混雑する時期には、スぺ-ス的に考えて、かなり
狭い場所に、大量の土石と倒木が重なって、今季は例年よりも更に休息場所や、滝鑑賞の場所が
限定されていますので、アイゼン着用者も周囲には充分な注意が求められます。
場所的に、多くの入山者が集中しやすい、平坦か所の上部・脆い岩場からの落石も、気温の上昇
水流の増加に伴い、滝からの落氷や時として発生する、自然落石と共に、注意は必要です。
この2ケ月ほどの時間経過の中で、休憩場所としても利用しやすい、この平坦か所に10数個の落石
が、溜まっていて、それらは石垣状に休憩場所の平坦箇所の整地に使用されたり、歩行に危険なので
私も数個は移動させたり、していますが、この落石は頭上から落ちて来た物なので、常識的に判断しても
この位置は落石の可能性が高まり出したと、判断して下さい。
混雑時には、可能な限り避けた方が良い場所です。
今日も滝周辺と駐車場では、例年通り常連さん達に出会う機会が多かった。
面白かったのは『七曲滝』下で、今日の担当・記者が上って来た入山者にインタビュ-を行っているのを
横で聞いていて、最近のTV映像で私を知っている人が、珍しく名前を覚えていて、記者が、つい、その方
ですとか、笑えます。駐車場では声を、かけられた方が私を御存じのようで、以前に息子が仕事でお世話に・・
聞くと、2年ほど前と、その前にもガイド依頼で安全確保・業務と企画の内容協力で担当されたTV番組の
プロデュ-サさんの,お父さんだった。山の世界は意外と狭いが、メディア関係者との縁もと感じました。
予想外に、人が少なかった午前の七曲滝にて、新聞取材。インタビュ-で何人かの登山者に質問している
今日の担当・記者さん。
正月前に今季としては、早目の氷結状態を実際に確認していたので、1月の探査時には、あまり氷結が
進んでいず、次は2月の最初の寒気流入と降雪環境を期待していたが、3日か程、前からの気温の上昇と
流入する寒気を運ぶ風向きが変化してしまい、状態は回復していないだろうと予測して、企画を変更して
いたが、結局は裏六甲山に入る事になった。先月・初旬に昨年の台風被害による崩落個所を確認していたが
更に、アプロ-チ(紅葉谷への)始まりの、有馬ロ-プウェイ駅から程近い林道箇所で新たに、これまで以上に
大規模な山腹崩落・崖崩れ箇所を確認。常識・範囲で見ても、この急傾斜・斜面に堆積している大量の土砂
岩石は、下層の岩盤・林道水平部のみでは保持できる、総量や傾斜とは思えず、ちよっと雪崩の知識を持っている
山屋ならは、明らかに雪崩よりも遥かに危険だと感じるはず。
この危険な箇所を通過せずに、上流の『七曲滝や百滝』へ向かうには、面倒でしょうが有馬温泉から魚屋道
に入って、稜線まで一度・上って林道の東屋へ下って崩壊箇所を大きく迂回するのが最も安全。
プロガイド基準からは、この迂回路の利用を薦めるしか、有りません、現状としては危険度が高過ぎる林道を埋めた
崩落個所の通行を、お薦めする事は不可能な状態。
数日前からの情報で、3日に予定していた裏六甲山でのミックス&アイスの仲間達との練習企画は
氷結状態も悪く、凍結環境も危ない岩のコンクリ-ト状態も殆ど見込めないようで、わざわざ休日
利用で、皆と入谷するより次回の条件の良い企画を誘うか、岩場の方に企画を変更してドライ専用
壁などで、別の練習プログラムで遊ぼうと仲間内で連絡を行っていた。
丁度、裏六甲での企画を変更しようと考えていた、昨日の午後に何時もの事ながら急に(某・新聞社)
担当の記者から、七曲滝の今季、現在の氷結の状況などに関して問い合わせ、取材に行く時の同行ガイド
の依頼に繋がる、相談を電話で受けて、今季は先週からの寒気も緩んで最新3日前の状態などを説明して
併せて、昨年の秋の台風被害による『滝』までのアプロ-チと周辺環境の被害状態も情報として書かれては
と記者に提案。これらの情報と共に現場での実際の取材活動に同行ガイドを今回も、頼まれたので急ながら
明日という訳で、今日2月3日に裏六甲山『紅葉谷コ-ス・七曲滝』の取材活動をガイドして帰って来ました。