初期、市販時にも一度『リコ-ル』があった『ヘリウム』が2012年度、製品に欠陥が存在するとの情報。サイズ、重量的にアルパィン&アイスクライミングでも使い易いので、入荷時に20個ほど、其の後の購入追加を含めると30数個は使用しているので、今夜にでもリコ-ル品が混入していないかを確認。
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初期、市販時にも一度『リコ-ル』があった『ヘリウム』が2012年度、製品に欠陥が存在するとの情報。サイズ、重量的にアルパィン&アイスクライミングでも使い易いので、入荷時に20個ほど、其の後の購入追加を含めると30数個は使用しているので、今夜にでもリコ-ル品が混入していないかを確認。
土曜日に若いアルパイン協会の指導者とアイスクライミングをして、確保支点の設置なども練習しました。そこでも現在岩場で使われている縦位置での確保支点の連結が基準となりました。
なるほど縦並びの場合は二本目の上方の支点は補助支点となります。しかし水氷の場合、下方の支点が吹っ飛んでしまった場合、上方の氷にもダメージが残りそうです。岩場のボルトの場合と違って議論の余地がありそうです。
今年も賢く、しぶとく、そして楽しく安全にクライミングの世界で自分自身の夢を追求しましょう。
さて、上のBD社の『エキスプレス・アイススクリュ-』のノブの件を若いパートナーに話したところ、「ノブを必ず折ることで防ぐ」ということを聞きました。
流石に私がこれを購入しようとしていたことがお見通しだったようで、大変驚きました。それだけ人気商品ということでもありますね。
クランポンも数年前にリコ-ル、同一改良品との交換が面倒でしたし、小型のアッセンダ-のリコ-ル品も、ごく最近の事でした。購入者が素早く、情報を入手しているとは限りませんし、色々と問題の多い事項では、あります。
アイスクライミングでのプロテクション・ギアの代表格の『スクリュ-・ピトン』のスクリュ-・インを効率良く行えるように工夫された『可倒式ノブ』代表的な物としてはBD社の『エキスプレス・アイススクリュ-』のノブに墜落時にロ-プが引っ掛かり、切断の事例なども情報として広く普及されていませんし、フリ-ル-トのアンカ-(ル-ト終了点のアンカ-ステ-ション)の残置カラビナやマイロンの摩減箇所によるロワ-ダウン時のロ-プ切断、他の事例も知らずに危険を無視しているクライマ-も増加しているのも問題です。
http://www.wildcountry.co.uk/products/product-recalls/helium-karabiner-recall-issued-10-dec-2012/
このリコールとは関係ないですが、止めゴムのカラビナ側をハーケンに掛けるなどの誤用によってカラビナの「あご」がハーケンに引っかかり破断する事故なども発生しています。これはこのカラビナに限った事故例ではありませんが、やはり軽量で薄目であることで誤用による破断の可能性が高いことは間違いないでしょう。
もちろんそこまで承知してのハイエンドカラビナユーザーの高価な選択なのですね。そうしたアルパイン志向の軽量化へ投資対象としてだけでなく、スポーツクライミングでの設置ハーケンへの微妙なクリッピングでこれ以上に優れたものはあまりないようですね。