Ken Funahashi Blog

NEXT DREAM 記憶と記録

クレ-ム処理

2008-04-24 13:05:04 | Weblog
一昨年にも合計本数で、約1ダ-ス程の『スプレ-式鎮痛消炎剤』をガイド業務で山で使用中に、半数以上の製品に、明らかな不良品が混ざっていた。

以前に北海道の『大雪山』で、ガイド同行した複数のクライアントが持参した、同一・製品にも全く同じ不具合が生じて、山での活動期間中に半数の人が利用できなかったりと、スプレ-・タイプの消炎剤には、何かと問題があると感じていた。

昨年も春の『穂高岳』でのガイド業務から初夏の『北海道』そして、夏の『70日間の連続スク-ル活動・期間』で購入した15本ほどの同一製品の3割に不具合が、発生。購入先を通じて、製造メ-カ-に現物・数本と共に返送して代価品と正式な謝罪を受けていた。
昨年冬から今春までに、クライミング後に使用する為に、購入した分と講習会で用意してある緊急セットで利用した、数本に再び似た様な不具合・不良品と思われる製品が表れたので、今回もメ-カ-へ送ると、今回は翌日には担当者からの電話があって、やはり昨年度の製品・出荷分にはメ-カ-側も認めるロットの中での、不良品が存在していた事を認めた。今年の分が不良品なのかは、今のところ判らないとの事だが、補給の効かない長期山行とかに携帯するには、充分な注意が要求される。

インドメタシン配合の、この種の消炎剤の利用者は登山者やクライマ-にも利用者が多い。

昨日、素早い対応でメ-カ-(久光製薬・大阪支店・薬粧部)から、かなり多目?に交換品と試供品が送付されて来た。不良品であったのか、どうかの説明は成されないままで、送付されて来た製品は、凹みのある物ばかり・・・困ったものだ。高度・標高とかを釈明の基準とするには、かなり無理がある。
送付されて来た試供品は市販品と違って、超小型で軽量なので『薬品セット&外傷薬品セット』に加えるには最適なのだが、現物に加えて消費者に送られて来るべき状況説明などを明記した、必要書や誠意を感じる書面などが、同封されていなかった。

メ-カ-の苦情処理も大変な時代だとは、思うのだが情報の開示は必要だろう。
不良品だと判断できたら、現物を保管してメ-カ-に状況などの詳しい情報を明記して、購入先を通して内容を第三者にも知らせてから、返送するのが良いだろう。製薬会社を個人的に、あまり信用していないので。