郵政がいよいよ民営化される。小泉のでっち上げた民営化の目的はさておき、陰謀家たちはアメリカの陰謀だとか、国家を売ったなどと批判してきた。もちろん私も民営化は反対だし、当然その裏にはアメリカ等の国際陰謀団がいると思っている。
ところが、Goldwarriorsの第九章を訳していたらこんな文章があった。
「田中首相と田中派は国家の財政を余りにも徹底的に食いつぶしたため、大蔵省は懸案の減債基金をまかなうためにNTTを民営化せざるを得なくなった。」
ようは隠れ借金の建設国債を発行し、償還するための減債基金も同じく使ってしまったのだ。無断で発行した国債は借り換えが出来ない。そのためにNTT民営化で手に入る莫大な金が穴埋めに使われた。
今回の郵政ではっきりしている事は、財政投融資で貸してある資金はほとんどが還らないだろうと言う事だ。つまり、自民党の最高の打ち出の小槌であった財投は小泉の(森の)反乱で封じられた上、返さなければならなくなるのだ。民営化して入ってくる金で穴埋めするしかあるまい。
つまり、従来派閥の資金源争いだったのではないか。政府の台所は国民が思っている以上に苦しいと見るべきだ。
公共事業の談合、北朝鮮の利権、牛肉を巡るどたばた、農業の補助金、すべて自民党内の派閥争いが原因なのだ。
官僚たちは民営化して穴埋めするためアメリカに声をかけハゲタカたちが喜んで応じたに違いない。どうせ損をするのは国民なのだからどうなってもかまわないのだろう。
もう少しでM資金の全容がわかると思う。楽しみにしてください。
M資金なんて幻だ?とんでもない、あなたが知らないだけですよ。
訂正のお知らせ、橋本弁護士、ほんとは橋下て書くんですね。知りませんでした。
ほんとに、こないだ「たかじん」見たけど、強がってはいても、彼は追い込まれてますな。
しかたないよ、テレビを悪用した罰だ。あの番組も少し反省が必要かも。なかなか難しいですな、世の中。