マヨの備忘録・・・マヨのぼやきから

いろいろあったな・・・真実を知りたい!この一心で始めたブログだったが、知れば知るほど世の中の闇は深くなるばかり・・・。

厳罰主義もいいかげんに

2007-09-05 09:32:50 | ぼやき

 福岡地裁で開かれた福岡市の3幼児死亡事故の第6回公判で、被害者が自分の子供のビデをが法廷で映し、涙ながらに厳罰、25年の危険運転罪を問うように訴えた。

被害者の無念はいかばかりかと思う。でもしかし、25年の刑にならなかったら自分で殺しに行くと言ったこの被害者に対し、同情する気がうせた。それで気が済むのか?

殺意なき殺人である交通死亡事故は判決が難しい。しかし特徴的なのは、あなたも明日その立場にたつ可能性があることだ。ちょっとよそ見をして子供の列に突っ込んだ、それで懲役25年を食らうとしたら、もう運転をしないほうがマシだ。

私も車は捨てたい、しかし仕事上それは不可能だ。でもどんどん厳罰になっていく。

スピード違反、駐車禁止どんどん罰金が重くなる。(所得は増えていないのに。)

息の詰まるようなこの国、もう私のようないいかげんな人間には住む所がなくなりつつあるようだ。

話をかえて、浜名寛祐の「契丹古伝」が余りも難しいので、その解説をしている浜田秀雄の「契丹秘史と瀬戸内の邪馬台国」をヤフオクで手に入れた。

少し長いけど引用します。「ご存知のように、中国の史書では「邪馬台国」の存在は、後漢の光和年中以降、晋の秦始二年までで、その前後は記されていません。これだけでは考古学上は、弥生後期の中頃を中心にして、日本列島の何処かに存在した国家と言う事しか判りません。」と書き出している。どの本をみてもこんな感じだよね。

中国の史書のどこに邪馬台国が日本にあると書いてあるのか。どうしてこんな前提で邪馬台国を論じるのか。確かに対馬、壱岐が登場するから限りなく日本を連想してしまう。

正しく言うなら「日本の近辺に存在した可能性しか判らない。」が正しい。言葉尻ではなく、いちばん基礎となる前提なのだからしっかり押さえておかねばならない。だからこの著者は邪馬台国を瀬戸内海へ持っていってしまった。せっかく深い研究をされているのに惜しい事だ。私はこの著作を韓半島の中に置き換えて読んでいる。意外と良く研究されていて助かる。生きていたら、お話が聞きたかった。