慎吾の中。
数年前、慎吾の個展が見たいな、と思ったことがあって、でもSMAPだと難しいのかな、とか漠然と思ってた。
この個展が、SMAPという肩書がなくなったからできたのであればそれは複雑なこと。
だけど、本人が言うように、夢が叶って本当によかったし、慎吾の作品をこんなに間近に見られることは私も本当にうれしい。
特に、慎吾のいたずらの原画は感慨深い。
作成年が書いてあるものは、その背景にあるものも想像してちょっと苦しくなったりもする。
ぐっときたのは、Sが好きなんです、ってのと、数字の持つ意味も、というところ。
それから、作品の後ろにさっと書いてある数字とSのサインが生々しいなぁとか。
これだけたくさんの作品の細い線1本でさえも慎吾から生み出されたもので、そこには慎吾がいて、すべてが慎吾なんだなぁと思ったら、この人はなんて人なんだろうと。
アート心のかけらも持ち合わせていない私は理解し難いどれもが。
でもたぶんこれが香取慎吾という人なんだということは解る。
生まれた意味なんてないけど、この人生がSMAPとともに生きていられることは、このうえない幸せ。
そんなことを思いながらの帰り道です。