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東風吹かば・・・

2005年04月06日 10時51分03秒 | 日記・エッセイ・コラム
ただいま日本列島、桜前線が北上中です!! 
花見酒で一杯!・・・・・・・・・・・・う~ん、いいですネ~。  ワクワクしてきますネ~。

この時期、本土では花見酒は欠かせない行事ですがこちらウチナー(沖縄)にはそういう習慣はありません。

何とウチナー(沖縄)の花見は1月下旬~2月で終わってしまいました。 本土より約2ヶ月早いのです。
1月下旬~2月というと冬真っ盛りの、1年で最も寒い時期ですよネ、南国沖縄といえどもやはりそれなりに寒いのです。
花見酒がないというのは恐らくそういう時期的な要因もあると思います。

今現在のウチナー(沖縄)の桜は??・・・・・写真を見て下さい。・・・・・・・・・なんと、葉桜になっています。 これじゃ~花見なんてできませんよネ~・・・・・・・・・。  残念!!(誰かさんのフレーズみたい・・・・・)
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本土の桜はソメイヨシノが殆どで淡いピンクの花ですがこちらウチナー(沖縄)の桜は緋寒桜(ヒカンザクラ)という品種で濃いピンクの花を咲かせます。  梅の花をイメージして下さい。 そう・・・・・梅です。 そっくりです。 所変わればなんとやらでやはり色彩あざやかというのが、いかにも南国沖縄的ですネ。(実際の写真をお見せできなくてスミマセン)

この写真を撮った場所は南部の東風平町にある八重瀬岳という所でこの地域では桜の見所となっています。
「東風平」と書いて「コチンダ」と読みます。

太宰府天満宮に祭られている学問の神様、藤原道真が詠んだ詩にもありますネ・・・・・・・・・「東風(コチ)吹かば匂いおこせよ梅の花、あるじなしとて春を忘るな」

そうです!! なんと、ウチナーグチ(沖縄方言)は英語的表現以外にも実は日本語の原型である古語の名残を今も残していたのです!!

再びビックリでしょう!!

東風平以外の地名として「南風原」--->ハエバル(原をバルと読むのは九州でも同じです)

地名以外には「いらっしゃいませ」--->メンソーレ(参り候-->参りそうらえ--->メンソーレ)

トンボのことを古語では「あきず」といいますがウチナーグチでは-->アーケージュー

狂言のことを古語では「よこしものいい」といいますがウチナーグチでは-->ユクシムニー(嘘をいう)

といった具合ですネ。

あと面白い表現がこれです。

東--->アガリ(太陽が東から昇る)
西--->イリ(太陽が西に沈む)
南--->フェー(はえ)
北--->ニシ(北ではなくニシです!)

那覇市(南部)で、ある本土からの観光客とウチナーオバー(沖縄のおばあさん)との会話

               ↓ ↓ ↓

観光客 :「おばあさん、すみません、名護市(北部)はどちらの方角ですか?」

ウチナーオバー :「名護市? ああ、それはねここからニシの方角ですヨ」

観光客 :「ああ、西ですね、ありがとうございます。」


???・・・・・・・まあ、実際にはこういうことはないと思いますがくれぐれも方言の意味にはご注意を!!

アンシェーヤー!!(それでは!!)





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