『獅子たちの旅立ち』
内容
万二郎(市原隼人)は、同志たちと幕府建て直しを決意。
だが突如、大政奉還がなされてしまう。
一方、西郷(蟹江一平)ら薩長による倒幕軍は、錦の御旗を掲げ、
江戸へと迫っていた。
到着前に、閣老を倒すことを考え始める万二郎だが、将軍・慶喜が寛永寺に蟄居。
万二郎たちは、幕府の柱を失ったことを山岡鉄太郎(尾関伸嗣)から知らされる。
完全に、幕府が終わったこと、万二郎たちの計画が頓挫したことを意味した。
鉄太郎は、西郷と交渉し、江戸だけは。。。と考えているようだった。
苦悩する万二郎を見て、良仙(成宮寛貴)は、刀を捨てろと諭し。
良仙は、万二郎と綾(大塚千弘)を結婚させようと、綾の意志を確認する。
やがて西郷と勝(志村東吾)により、城の明け渡しが決まる。
万二郎は、上野の彰義隊へ参加する事を。。。。。。
敬称略
もう、細かい事は書くまい。
総括気味で。
序盤に比べると中盤以降は、かなりの駆け足で、
微妙に《薄味》になってしまった今作ですが、
それでも、昨今の時代劇の不遇を考えれば、かなり良く頑張ったと思います。
それも、時代劇であまり見たことがない若い俳優たちを
ベテラン俳優たちが支えるという、、、、、目新しさと重厚さの融合。
このあたりが、
これからの時代劇にとって、ひとつの指針。。。。と言って良いモノだろうね。
作品次第では、かなり面白い作品に仕上がる。と言う事である。
今作も、前述したように、
中途半端だったりした部分もあるのですが、
主人公が最初から最後までキャラを貫き通し、それを描くだけで
十分に、面白い時代劇に仕上がっていたと思います。
数回前に書いたが、、、、、あと5話くらい?あれば、
もっと面白い作品になったかも知れませんね。
そういう意味では、今回で終わってしまうのは残念な限りである。
それにしても、
昨年4月に始まった《BS時代劇》は、ほぼハズレがないですね。
もちろん「もう少し!!」という部分は、今作と同じであるのですが。
それでも、最近の地上波ドラマに比べれば、格段に上。
次作からも楽しみである。
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第十二回(最終回)