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NHK土曜ドラマ『実験刑事トトリ2』 第2回

2013年10月19日 22時30分13秒 | 2013年ドラマ

『鍵をかけた科学者』

内容
新エネルギーの研究をする望月恵介(萩原聖人)准教授は、
潤徳大学教授、二階堂たすく(国広富之)が、夢のまた夢というにもかかわらず、
ナノエナジーヴァーグが完成すればエネルギー革命が起きると考えていた。
しかし、基礎研究の段階だと望月の研究を、一切認めない二階堂
同じ研究室の助手、柏木美香(田島ゆみか)山下一朗(内野謙太)も望月を応援するが。。。

そんななか都鳥(三上博史)安永(高橋光臣)が、二階堂の研究室にやってくる。
二階堂が、研究室で青酸ガス中毒死。遺書も残されていた。
状況から自殺だと思われた。山下は研究が上手くいっていなかったと証言する。
だが、都鳥は、残されていた遺書に違和感を抱く。
突発的に自殺をしたにしては、遺書には、なぜか折り目が残されていた。
突発的のハズなのに、遺書だけ準備していたのか??

そこで、都鳥は実験を思いつき、
安永、川中弥生(高橋愛)そして三船(笹野高史)に、
遺書を真似て書いてもらうと。。。。。。殺人の可能性が浮上する。
だが、どうしても、殺害のトリックが分からない。。。

敬称略



“さすが、都鳥くん!遊ぶと見せかけて。。。

“いえ、純粋に遊びにいっただけです。

おっさん2人の遊園地ってのも、奇抜で良い感じだと思いますが、

やはり、こういったやりとりこそ、今作らしさの一端。

有るか無いかで大違いである。


そして秀逸だったのが、今回の“実験”

行動生態学というキーワードを強調したおかげで、

すんなり受け入れることが出来た感じですね。


たとえば、よくある刑事モノだと、おとり捜査だとか、

そういう手を使いがちではあるが、

それでは、“普通”の刑事モノにしか過ぎず、

今作でやっても、何のオモシロ味も生まれない。


だが、行動生態学という言葉を出したことで

都鳥の素性が明確になるだけでなく、その思惑まで表現出来たと言うこと。


これは、見事だと言えるでしょう。


ま。。。。ベタって言っちゃうと、それまでのモノなんですけどね。

聡明な刑事だと、そんなことも“普通”にやってのけますので。

でもやはり《実験刑事トトリ》ですので。

実験でなければ、意味がありません!


それにしても、今回は、いろいろなトリックを持ち込みましたね。

傑作と言って良いかもしれません。