近江屋洋菓子店のレトロな包み
勤務の都合で、はからずも4連休となりました。
家の事が色々と・・・片付けとか、掃除とか・・・たまっているのですが、
その中の1日、たまたま妹と時間が合い、
妹の所用先である神田界隈へ同行することになりました。
妹は神田淡路町にある「近江屋洋菓子店」で、
「フルーツポンチ」を買うというのです。
自分は今までこちらの「近江屋洋菓子店」を知らなかったのですが、
知る人ぞ知る・・・というお店らしいのです。
たたずまい、お店の中の雰囲気、商品、
「昭和」という言葉がぴったりあてはまります。
さて、お店では、ケーキやパンをお店の中で頂けるのですが、
ドリンクバイキング(¥525)がちょっと面白いです。
季節のフルーツをジューサーにかけたフレッシュジュースがあります。
我々が行った時は、アボカドミルク、パイナップル、レモネード、ピーチ
・・・がありました。
アボカドミルク?・・・これが意外とおいしかった。
甘味はあまりないのですが、メロンシェイクに通ずるものがあります。
その他のフレッシュジュースは、ジューサーにかける時に、
水を混ぜているようで、100%果汁ではないためか薄く感じます。
ガムシロップを入れるとおいしいようです。
あと、スープがあります。
これがまた素朴で、野菜とお肉の素材の味で勝負・・・的な。
妹によると、以前はボルシチだったようですが。
それから、ケーキもシンプル正統派、フルーツを活かしています。
パンも惣菜パンやデニッシュなど、すごく丁寧に作られています。
そして、ちょっと小振りだけれどお値段がお手頃です。
他店で二つの価格で、こちらでは三つ買えます。
自分は帆立のグラタン的なパンとチェリーのデニッシュを頂きましたが、
帆立の存在がしっかりおいしい、
チェリーはジューシーでデニッシュがさくさく。
妹はタマゴサンドとショートケーキ(正統派だな)。
ショートケーキは懐かしい味がしました。
店内はとっても天井が高くて薄暗くて、昭和の香りがしそうです。
トイレも和式でただっ広い・・・あえて改装はしないのかしら。
ちなみにこの日は席にはすぐに座れましたが、
混雑していることも多いみたいです。
せっかくなので、家族へのお土産に焼き菓子を購入。
本当はフルーツが活きたケーキを買いたかったけれど、
帰宅までに時間がかかりそうなので断念。
お店を出て、神田神保町をふらふらしながら駅へ向かいました。
この町はおよそ30年ぶり。
中学の時に本好きの友人に連れられて古書店街に来てみたけれど、
専門書や難しい本ばかりで閉口した記憶が。
帰宅してから、近江屋洋菓子店のホームページを見てみたら、
やっぱり果物や素材へのこだわりがありそうで、
・・・妹が買ったフルーツポンチも買ってみたかった。
自分が買ったちょっと変り種の「オニオンフロマージュのクッキー」。
これは、家族にはあまり好評ではなかったのですが、
自分はとってもおいしかったです。スパイシーです。
味だけ見ればおいしいお店はたくさんあるとは思いますが、
こうしたこだわりのあるお店は面白いし、
いつまでもスタイルを貫いてほしいな。
カウンターもあったので、次は一人でも行ってみたいです。