~1989年・夏・北海道~
朝、霧の摩周湖へウォーキングした後、
次の目的地帯広へ。
JR弟子屈(てしかが)駅から釧網本線で釧路へ。
釧網本線は車窓の景色がすばらしいことで有名ですね。
「弟子屈」は「摩周」と駅名も変わってしまいました。
釧網本線は一人旅のときに、
車掌さんから声を掛けてもらったり、
お手製の沿線マップをいただいたりして、
旅の思い出をよいものにしてくれました。
こちらもつられてオレンジカードを買ってしまいましたが。
さて帯広での目的は、
有名なお菓子屋さん「六花亭」に行く事です。
マルセイバターサンドやチョコレートが有名で、
大きな駅や飛行場でも買うことができますが、
ぜひ、お店に行ってみたかったのです。
六花亭では喫茶室に入りました。
思っていたより庶民的で、子連れのお客さんも多く、
メニューも価格も敷居が高くない。
有名なお店なので、ちょっと心配しておりましたが、
ホッとしながら、おいしく頂いた記憶があります。
噂では喫茶室がお休みの日に、
それを目当てに来た旅行客には、
売店のケーキを、椅子に座って食べてもいいと言って下さったとか。
もしそれが本当なら、旅人の一人として、嬉しく思います。
帯広で、温泉に入り、洗濯をし、
旅の前半で買ったお土産などを家に送る荷造りをしました。
そして、この時荷物を送る旨、家に電話しまして・・・、
この時代携帯電話もなかったので、
用事でもなければ家に電話することもなく、
今思えば親たちも心配だったのではないかしら。
このときも、親の心配など考えもせず、
上富良野で買ったラベンダーが乾いていないので、
干しておくように頼んだりしてました。
その翌日は、友人タケが帰宅する日です。
飛行機で戻るので、千歳空港まで一緒について行くことにしました。
タケは家に戻ってから、今度は家族旅行で、
利尻礼文に行く事になっておりました。
ご家族の意向で一度戻ってきなさいということで、
なんとも忙しいタケであります。
タケにとって、ユースホステルの旅はどうだったのか、
直接聞くことはしませんでしたが・・・
ハードスケジュールの日もあったので、疲れがたまってしまったかなぁ。
タケが乗った飛行機を展望デッキで見送り、
これから旅の後半、一人旅が始まります。
予定はほとんど決まっておらず、
周遊券の残り約10日間、行きたい所を回れるか・・・
しばらく飛行機をボーっと見ながら考えておりました。~つづく~