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松本さんの絵 第449◎。小さなペットを飼っているような感じがしてきました。

2015年06月05日 00時08分40秒 | 日記
 



図549     イシガケチョウ

 児童のための蝶類図鑑をみるとイシガケチョウは沖縄県石垣島で見られるなどと記載してあったりしたので、南国のチョウというイメージです。翅の模様が石垣に似ていることから命名されたという説明もあります。石垣にとまると翅の模様が溶け込んで、わからなくなることから擬態するようにも思います。実際石垣にとまって翅を開いていますから、わかりにくいのです。どれにも説得力があるので納得してしまいそうですが、どこかこじつけのような感じもします。南国のチョウですが、九州地方から温暖化によって、北上を始め、半世紀前に和歌山で採集できたと聞いたことがあります。さいきん京都にいるというので、驚きました。さっそく木津川に沿って奈良県境にゆきました。色はシロチョウに似ていますが、山の傾斜に沿って、高い木の上から、一気に草原に下りてきます。樹木の上を敏捷に飛び、空中ではとれません。砂地に下りて吸水するとき、しばらく翅を広げて休みますが、あまり機会はないです。ようやく捕獲したので観察しながら、朝夕に霧吹きで水をかけています。小さなペットを飼っているような感じがしてきました。まもなくもとの場所に戻してやろうと思います。それまで生きていてくれるかどうか。春のチョウでもなさそうで秋まで、繁殖するようです。