図463 疑似標本
手書きの構想をねっていたころ、当初は、疑似標本はおもしろくないと考えていました。いまは、種類と、個体数が増えてきたので、標本箱に入れています。実物の標本と疑似標本を交互に見ながら、いまでは、手元にない個体を収集する参考にしています。実物の標本の間に入れてみましたが、違和感はそれほどありません。 いずれ実物が手に入れば入れ替えする予定ですし、まだ入手できない標本の代用品として穴埋めになりそうです。来年は夏休みのあとの、昆虫展を考えていますが、子供たちがみてくれたら感想を聞いてみたいです。日本の蝶、外国の蝶の希少種で、現在入手ができないものでも確実に疑似標本でそろえることができます。そういう発想が、ユニークかどうか、たぶん蝶コレクターに受け入れられないとはおもいます。いっぽうで、日本産、外国産の標本をすべて持つコレクターはいないかもしれません。トキや、日本オオカミのように、すでに絶滅した個体は剥製でつくりますが、蝶は、写真で十分かもしれません。