戦国時代の単位 いろいろ
今回は一般的な、古典でよくでてくる単位です。
1)長さ
*1丈(じょう)
10尺(約3m)
<使用例:白髪三千丈>
*1尋(ひろ)
両手を左右へ伸ばして広げた長さで、六尺
(約1.8m)
<使用例:胴回り八尋ある大蛇>
2)深さ・高さ
*1仞(じん)
中国周代の1尺22.5cmとした場合の八尺(1.8m)。
日本では六尺(約1.8m)
<使用例:千仞の谷>
*1由旬(ゆじゅん)
天竺の距離の単位。聖王の一日の行程のことで、
一里=六町(648m)として、十六里・三十里
あるいは四十里という。
<使用例:帝釈天が主の刀利天(とうりてん)は
六欲天の第二。須弥山上八万由旬のところに
ある>
※「とうりてん」の“とう”は「りっしんべん
に“刀”」です。
3)時間・時刻
*1時(とき)
2時間
*1点(てん)
1刻(こく=2時間=1時)を4分割して、1刻の
始まる時刻を1点として、2点・3点・4点と呼ぶ。
<使用例:矢合せは卯の一点(午前5時)と定め
たり>
<使用例:草木も眠る丑三つ時(午前2時)>
※ちなみに十二支が2時間ごとに24時間に
割り当てられており、
子(ね):11:00~01:00、
丑(うし):01:00~03:00
などとなります。
*劫
とても長い時間のこと
<使用例:三千大世界の万物を磨砕して墨と
して一点を記し、その墨汁が尽きる時世界
を微塵に砕いてその一点を一劫と数える
時間の単位を「塵点劫」(ぢんてんごふ)
という>
追記:古典を読むときに普通古語辞典を使います
が、欠点は「現代まで残っている言葉は古語
辞典に載っていない」ということです。バック
アップのために、講談社日本語大辞典は欠かせ
ません。
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今回は一般的な、古典でよくでてくる単位です。
1)長さ
*1丈(じょう)
10尺(約3m)
<使用例:白髪三千丈>
*1尋(ひろ)
両手を左右へ伸ばして広げた長さで、六尺
(約1.8m)
<使用例:胴回り八尋ある大蛇>
2)深さ・高さ
*1仞(じん)
中国周代の1尺22.5cmとした場合の八尺(1.8m)。
日本では六尺(約1.8m)
<使用例:千仞の谷>
*1由旬(ゆじゅん)
天竺の距離の単位。聖王の一日の行程のことで、
一里=六町(648m)として、十六里・三十里
あるいは四十里という。
<使用例:帝釈天が主の刀利天(とうりてん)は
六欲天の第二。須弥山上八万由旬のところに
ある>
※「とうりてん」の“とう”は「りっしんべん
に“刀”」です。
3)時間・時刻
*1時(とき)
2時間
*1点(てん)
1刻(こく=2時間=1時)を4分割して、1刻の
始まる時刻を1点として、2点・3点・4点と呼ぶ。
<使用例:矢合せは卯の一点(午前5時)と定め
たり>
<使用例:草木も眠る丑三つ時(午前2時)>
※ちなみに十二支が2時間ごとに24時間に
割り当てられており、
子(ね):11:00~01:00、
丑(うし):01:00~03:00
などとなります。
*劫
とても長い時間のこと
<使用例:三千大世界の万物を磨砕して墨と
して一点を記し、その墨汁が尽きる時世界
を微塵に砕いてその一点を一劫と数える
時間の単位を「塵点劫」(ぢんてんごふ)
という>
追記:古典を読むときに普通古語辞典を使います
が、欠点は「現代まで残っている言葉は古語
辞典に載っていない」ということです。バック
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