『いいかよく聞け、五郎左よ!』 -もう一つの信長公記-

『信長公記』と『源平盛衰記』の関連は?信長の忠臣“丹羽五郎左衛門長秀”と京童代表“細川藤孝”の働きは?

戦国時代の単位 重量・貨幣

2007-10-14 15:53:30 | 戦国時代の単位
戦国時代の単位 重量・貨幣

1)重量

*1匁(もんめ)=重さの単位。約3.75g

*1斤(きん)=通常一斤160匁(約600g)

 だが物によって異なる。たとえば金一斤256g

2)貨幣

①銭

*永楽銭1枚=1文とする

*1疋(ひき)=銭10文

*1緡(さし)=銭100文

*1貫文(かんもん)=銭1000文

          =銭100疋

          =銭10緡

②金

*金1分(ぶ)=4朱

*金1両(りょう)=4分

*金1両(りょう)=銭4貫文

*金1枚=金10両

③銀

*銀1両(りょう)=銀5匁

*銀1貫(かん)=銀1000匁

*金1両(りょう)=銀10両=銀50匁

3)1文の価値

当時の1文が現代の何円に当たるか?

いろいろな考え方があると思いますが、

このブログでは以下のように米価格から割り

出す計算方法により、『1文=約120円』

と設定します。

【計算方法】

永禄年間(1566)当時の米価格は、

京都    1500文/一石

奈良     700文/一石

まず奈良の方が生産者米価に近いとして、

 1石=135kg

と計算し、また現代の優れた米の価格を

 600円/kg

と設定すると、

 1文=(135kg×600円)÷700文

   =115.71円

為替変動は常にあるので、おおむね

 1文=120円

と見てよいと思います。


*なお【計算方法】の部分は、

 新人物往来社「戦国時代考証総覧」の中の

 「戦国時代の通貨・経済・租税」を

 参考にさせていただきました。

*江戸時代に入るとインフレが進みますので、

 1文=12円でよいかもしれません。



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