『いいかよく聞け、五郎左よ!』 -もう一つの信長公記-

『信長公記』と『源平盛衰記』の関連は?信長の忠臣“丹羽五郎左衛門長秀”と京童代表“細川藤孝”の働きは?

戦国時代の単位 深さ・時間・長さ

2007-10-25 18:59:11 | 戦国時代の単位
戦国時代の単位 いろいろ

今回は一般的な、古典でよくでてくる単位です。

1)長さ

*1丈(じょう)

 10尺(約3m)

 <使用例:白髪三千丈>

*1尋(ひろ)

 両手を左右へ伸ばして広げた長さで、六尺

 (約1.8m)

 <使用例:胴回り八尋ある大蛇>

2)深さ・高さ

*1仞(じん)

 中国周代の1尺22.5cmとした場合の八尺(1.8m)。

 日本では六尺(約1.8m)

 <使用例:千仞の谷>

*1由旬(ゆじゅん)

 天竺の距離の単位。聖王の一日の行程のことで、

 一里=六町(648m)として、十六里・三十里

 あるいは四十里という。

 <使用例:帝釈天が主の刀利天(とうりてん)は

  六欲天の第二。須弥山上八万由旬のところに

  ある>

  ※「とうりてん」の“とう”は「りっしんべん

   に“刀”」です。

3)時間・時刻

*1時(とき)

 2時間

*1点(てん)

 1刻(こく=2時間=1時)を4分割して、1刻の

 始まる時刻を1点として、2点・3点・4点と呼ぶ。

 <使用例:矢合せは卯の一点(午前5時)と定め

  たり>

 <使用例:草木も眠る丑三つ時(午前2時)>

 ※ちなみに十二支が2時間ごとに24時間に

  割り当てられており、

  子(ね):11:00~01:00、

  丑(うし):01:00~03:00

  などとなります。

*劫

 とても長い時間のこと

 <使用例:三千大世界の万物を磨砕して墨と

  して一点を記し、その墨汁が尽きる時世界

  を微塵に砕いてその一点を一劫と数える

  時間の単位を「塵点劫」(ぢんてんごふ)

  という>

追記:古典を読むときに普通古語辞典を使います

 が、欠点は「現代まで残っている言葉は古語

 辞典に載っていない」ということです。バック

 アップのために、講談社日本語大辞典は欠かせ

 ません。

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