益古時計の日々

カフェ&ギャラリー&ステイ(宿泊)の益古時計から送る日々の徒然

成功者

2006-04-13 22:49:13 | Weblog
 ここ最近、益古時計に幾人か著名な方などがいらっしゃいました。タレントではないけれどその世界では有名な方や誰もが知っているであろう会社の社長さんなどなどです。どのかたも益子にて益古時計なるお店をやっていなかったら出会うことのない人たちです。だいぶ前にも書きましたが、こういう商売をやっていると普段なかなか知り合うことのできないような方と出会えることがあります。お店をやっていてよかったと思うことのひとつでもあります。
 そういった方たちはいわゆる成功者であり、勝ち組と呼ばれる人といえます。正直、有名だから?お金持ちだから?、成功者&勝ち組?このフレーズはあまり好きではありません。益子は陶芸家というある意味特殊な商売の人たちで形成されている町なので、あまり学歴とか社会的地位とか気にする人は少ないのでとくにそう思うのかもしれません。ただ、今回はあえて成功者と呼ばれるかたのお話をしたいと思います。
 僕も含め一般庶民は、有名な人や社長というと傲慢でいばりくさっているというイメージをもっていると思います。もちろんそういう人もいると思います。でも少なからず、小生がいままで出会った成功者と呼ばれる方たちはとにかくみなさん謙虚でいい人ばかりでした。やはりトップに立つもの、それと同等の地位を得ている人はまわりに信頼されているからこそその地位にいるのであり、誇り高ぶってへりくだらない人はその地位にはつけないのだと思いました。有名になればなるほど、上にいけばいくほど謙虚でなければいけないのだと思います。こういってはなんですが、中途半端な人ほど偉そうな態度をとっていて、本当の地位を手にいれる人は紳士・淑女なのだといろいろな人にお逢いして思いました。 
 宿泊業をやっていると本当にいろいろな人がいるもんだと思います。ある意味すごく勉強になります。参考になる人もいれば、人のふりみて・・・なんとやらで、こういう風にはしちゃだめだと思うことも・・・。ここ最近とくにそういった紳士・淑女な方にお逢いしてそんなことあらためて思ったわけです。
 今までだったらそういった方々とは、緊張してしゃべることもおぼつかなかったかもしれません。もちろん相手はほとんどが年上なので尊敬の念はおしみません。でも小生も一応、オーバーにいえば経営者の端くれなのでどんなに偉い方でも臆することなくしゃべれるようになりました、というかしています。向こうにしてみればこの若造がと思ってもよさそうなものですが、そういった紳士・淑女な方ほど、若さとか関係なく耳を傾けてくださいますし、逆に応援してくれます。つまりは人間としてのうつわの大きさということでしょうか。とにもかくにもいろいろな人と出会い、いい勉強をさせてもらっています。自分も有名になりたいとか、勝ち組になりたいとかは思いませんが、紳士とよばれる人間になりたいとそういった方たちにお逢いして思いました。