益古時計の日々

カフェ&ギャラリー&ステイ(宿泊)の益古時計から送る日々の徒然

モロッコより届きました。

2006-04-11 21:31:28 | Weblog
 先週の金曜日、モロッコよりバブーシュが届きました。バブーシュとはモロッコでは誰もが履いている(よく知らないけどたぶん)かかとを踏んではく靴のことです。かかとを踏んでなんていうと日本では非常にお行儀が悪いものと思われがちですが、もともとそういった作りですし、文化ですし、スリッパの外履きといった感じでしょうか。
 日本でも最近では雑貨屋さんなんかによく置いてあり結構、浸透しているようですが、日本に売っているものはだいたいが小さいサイズなのです。つまりは女性向けで男性用といいますか大きいサイズはほとんど見かけません。益古時計の作業靴?にはこのバブーシュを愛用しています。なぜかというと脱ぎ履きが楽だからです。益古時計の店内は靴のままでお入りいただけます。でも裏のプライベートスペースは靴を脱いでいますし、客室のベッド部分や和室、お風呂なども靴は当然ぬぎます。というわけで一日に何十回と脱ぎ履きをしなければならないので、バブーシュは本当に楽なのです。サンダルやスリッパと違い皮でできているし、見た目はしっかりとした靴なので変な印象はないのでとにかく重宝しています。
 いままで履いていたバブーシュはかろうじて大きいサイズを見つけた栃木のお店で購入したのですが、半年ですでにぼろぼろとなってしまい、新しいのを買わなくてはいけなくなりました。いままで履いていたのは色がいまひとつで値段も高かったので、いいのがどこかにないかなーと思っていました。とにもかくにも自分にあうサイズがなかなかないし困っていました。東京に探しにいこうかとも思ったいたのですが、ちょうどそんなとき、モロッコから益古時計にお客様がいらっしゃいました。といってもモロッコ人ではなくモロッコに住んでいる日本人女性の方です。たびたび当ブログにコメントを寄せてくれているのでなんとなくご存知の方もいるかもしれません。なぜ益古時計にいらっしゃったかというと、益子のあるお店でモロッコの雑貨展なる企画展が開かれ、つまりはその方だったのです。その企画展の開催中に2度益古時計にお泊りになられ、小生もその企画展をのぞかせてもらったりし、いろいろお話させてもらい、そうこうしているうちにバブーシュをお願いしたということです。
 てないきさつでバブーシュをお願いして1月ほどでしょうか、先週無事に到着いたしました。スタッフの人数分を頼み、もちろん男性サイズのバブーシュも無事入手となりました。デザインもとっても気に入っています。今の日常では外国製品がそこいらじゅうにあり、あたりまえすぎて気にも止めませんが、いざこうして直接モロッコという、いったこともない地から荷物が送られてくると不思議な感じがします。小生は前にも書きましたが海外志向があまりない人間ですし、海外通販なるものもまったくもってしたことがないので、本当に不思議な感じです。
 なんだかバブーシュひとつで長くなり、まとまりのない文章になりましたが、つまりは気に入っています。益古時計の作業靴として末永く愛用していきたいと思います。ただ、朝から晩までずっと履いているのですぐボロボロになりそうです。その時はまたモロッコに頼みたいと思います。
 ちなみにバブーシュをお願いした方は日本人向けにモロッコ雑貨の通信販売をされています。そちらのサイトもぜひ覗いてみてください.
モロッコ雑貨les deux anes
モロッコからのブログもオススメです(益古時計もご紹介いただいております)。