益古時計の日々

カフェ&ギャラリー&ステイ(宿泊)の益古時計から送る日々の徒然

信頼関係なくして・・・。

2005-07-27 00:23:16 | Weblog
 本日、ある方からご指摘を受けまして、昨日と一昨日のコメントを修正いたしました。というのは、お泊りのお客様についていろいろ書き、それはプライバシーに触れるのであまりよくないのではないかということでした。ご指摘を真摯に受け止め反省いたしました。確かにこのようなご指摘を受けること自体、良くありません。
 ただ小生も書くべきかどうか悩んだ末にあえて書いたのです。なかなか読んでいる方には伝わらない部分だと思いますが、コメントを書いたお客様はみなさんとてもいい方で、ある意味お客様とお店としての領域を越え、人と人として接することができたからこそ書いたという気持ちが強いのです。書かれた人はどう思うかということは充分考慮し、その上で書いたことでした。とくに昨日、事故をおこされた方がいてということを書きました(詳細は削除しました)。もちろんこういう場で書くことではないと重々承知の上なのですが、小生が、同乗者の方が運ばれた病院まで送った運転手の方とは、病院へ着くまでいろいろな話をしました。落ち込んでいるのを勇気付けるためでもあったのですが、そこには他の方にはわからないと思いますが、その日はじめて会ったとは思えないくらいの人と人としての信頼関係が芽生えていました。事故から早く立ち直って欲しい、そんな思いからあえて書きました。
 ただ、書かれた本人はよくても、もし偶然だとしても、その方の知り合いの方が読み不快に感じることもありえます。小生の浅はかな気持ちで書いた事が、誰かを傷つけることになるかもしれません。軽率な記事といわざる負えず、心より反省しております。
 昨今は情報化社会が進み、逆にプライバシー保護がうるさく言われるようになりました。でもこれって自分で自分の首を絞めているよなものだと思いませんか。情報化が進めば進むほど、本来は信頼関係が大事になってくると思います。でも実際は、とにかく用心しなければいけない世の中になり、逆にますます犯罪が増えるのだと思います。
 益古時計をオープンするにあたり、様々な契約書に判を押さなければなりません。今日も午前中に冷蔵庫のリース契約がありました。それから昼に銀行へ行き、益古時計名義の通帳を新規でつくるため判を押してきました。そのあとは、NTTに行き、益古時計オープンに伴う様々な電話関係の手続きの判を押してきました。
 とにかくハンコをよく使う日でした。ハンコはとても大事です。ただ、すぐに一筆書いてもらえとか、ハンコもらっとけという人がいます。それってその時点で相手を疑っているということですよね。口約束なんかなんにもならないと・・・。もちろんそれは法律的にみてもよくわかるのですが、でも小生は本当に大事なのは口約束だと思っています。口約束こそが、面と向かっていっていることだし、信頼の証だと思います。・・・などど書くとそんなの甘いと思う人もいると思います。でも小生は今までそれでやってきたし、特に危ない目にあったこともありません。人と接することの多い商売なので、とくに人が信頼できなくなったら終わりだと思っています。ましてや益古時計という新しいお店を開くにあたり、様々な方にお世話になっています。それらはすべて信頼の上に成り立っているものと思い、心から感謝しています。
 今日、益古時計で扱いたいと思っている木工作家さんからメールをいただきました。以前から扱いたいと言ってはいたのですが、なかなかオープン日が決まらず、ようやくご連絡しました。ただ、なんだかすっかり売れっ子となりお忙しいようで正直、断られたらどうしようと不安に思っていました。ただ、向こうも気にかけてくださっていたようで、心よい返事をいただきました。この方は長野在住なのですが、2度ほど工房にお邪魔させていただきました。直接訪ねていろいろお話をしたことにより、信頼関係が築けたのだと思います。これがメールだけのやりとりならば断られていたかもしれません。そんなわけで今日、快諾のお返事をいただき本当にうれしかったです。
 そんなわけでお店というのは、お店に来てくれるお客様と、取引している方々、そしてお店と三者の信頼関係のうえに成り立っているものなのだとつくづく思いました。
 気がついたらえらい長くなっていましたが、あえて最後に自分で言うのもなんですが、小生はうそをつけない性分でして、自分なりに物事に対し正直に生きていければと思います。人を疑うよりは、まず信じるということを常に心に持ち続けたいと思います。とりたたて貧乏でもなかったし、生まれてこのかた危ない目というか、事件・事故・トラブルに巻き込まれたという記憶もありません。こんな風に育ててくれた両親に感謝するとともに今一度、益古時計オープンに際しかかわってくださっている方々に感謝します。