益古時計の日々

カフェ&ギャラリー&ステイ(宿泊)の益古時計から送る日々の徒然

お客様について

2005-07-23 22:19:19 | Weblog
 あまり、こういう場で書くのもあれなのですが、お泊りのお客様に障害をお持ちの方がたまにいらっしゃいます。見た目はまったく普通の方だしお泊りいただくのに、多少説明等に時間がかかるという程度でとりたてて苦労することもありません。また是非機会があればお越しいただきたく思います。
 小生としては、障害者だからといってお断りする気はもうとうないですし、逆に過剰に気をつかうということもしたくありません。出来る限り、普通に接することこそが大事だと考えています。
 そういった障害を持っている方でも、こうやってはるばる益子まで、そしてペンションに泊りにきていただけるということはうれしい限りです。
 知り合いに、健常者も障害者もともに普通に泊まれるようにとバリアフリー等に考慮しているペンションを経営している人がいます。それらはとてもすばらしいことだと思います。ただ、正直にいうと難しい部分もあるかと思います。
 小生もあえて正直に書くと、障害者の方の宿泊は難しい場合もあります。今まで書いたように障害者の方を差別するつもりも全くないのですが、ペンションはボランティアではなく商売であるということです。というのは、障害をお持ちの方は、キャンセルになることが多いのです。障害をお持ちの方はどうしても体調を崩されやすいようです。もちろんそのことを攻めるつもりもないですし、大変よくわかるのですが、ペンションは慈善事業ではないのでやはりキャンセルになると困ってしまうのです。
 小さいお子さんをお断りしている宿というのもけっこうありますが、そういったのも似たような理由が少なからずあると思います。
 ペンションとしてはお客様を選べる立場ではないですし、健常者だろうが障害者だろうがお越しいただければこんなにうれしいことはないのですが、多々そういったジレンマがあるのです。
 とまあ、深く考え込んでしまいそうですが、また来てくれることを願っていますし、個人的には健常者だろうが、障害者だろうが大切なお客様ですし、普通に接していければと考えています。

 ところで、昨日てんやわんやの反意語ってなんだろうと書きましたが、今日ふと思い浮かんだのは、「のんべんだらりん」でした。つくづく日本語って素敵だなーと思いました。早く小生も、のんべんだらりんと生きていければと思います。