おいみず亭 Family & Friends

美味しい食べ物と知的好奇心、そして楽しい仲間!!

コフキコガネ

2007-08-07 02:01:59 | 季節のしるし
会社からの帰り道、アスファルトの舗装の上に、何やら蠢くものが。
近づいてみると、何やら甲虫がひっくり返ってもがいていました。
カナブン? と思いながら、足先でそっとひっくり返してやると、靴にしがみついてきました。
薄暗い街灯の下で見ると、どうやらコフキコガネみたいでした。

物すごい力で靴にしがみついています。底の方じゃなくて、靴の甲の方にしがみついているので、そのまま歩いても踏みつける事はないとは思うのですが・・・
でも、間違えてグシャっとやってしまったら可哀想。

それで、道端に放してやることにしました。
しっかりとしがみついているので、足を折らないように、そっとクツから引きはがすと、思いがけず強い力で指に足をかけようとしてきます。
子供の頃は、一夏で何匹も捕まえていたのに、その力強い足の力にびっくりしてしまいました。

ウクレレの話 その3

2007-08-06 00:47:06 | 最近聞いた音楽
ウクレレの本やら雑誌を見ていると、必ずと言って良いほど名前が出てくるのが、オオタサン、こと、ハーブ・オオタ。
バイオグラフィーによると、朝鮮戦争の時代から、日本と朝鮮に米軍海兵隊の通訳として駐屯していたそうです。
帰国後大学を卒業して、音楽の道に進み、69年代後半からにミュージシャンとして来日を繰り返していたようです。
いわば、日本に本場のハワイ音楽を紹介した第一人者というところでしょうか。
実は、ハワイアンというよりウクレレの楽曲ってあまり知らないので、オオタサンでも聞いてみようか、と思い選んだのがこの1枚。





[ウクレレ・スイートハート ]
1. 星のレイ
2. カルアの恋唄
3. プア リーリーレフア
4. 月の夜は
5. エマリウマイ
6. 古きハワイの唄~カマアイナ ケイキ
7. ヘエイア
8. ブルー・ハワイ
9. スイート・サムワン
10. マウナロア
11. 恋人よ,アロハ

1曲目「星のレイ」からラストまで、ゆったりとしたリゾート気分。純粋なハワイアン、というのがあるのかどうかわかりませんが、とがったところのない、上質なポップスにし上がっています。
オオタサンのウクレレは、ただ聴いていると、特に難しい事しているようでもないのですが、とても心地よい音を響かせています。「特に難しいことしていないよう」に聞こえてしまうところが、年期のもたらすものなのでしょうか。


さて、今、日本でウクレレといえばジェイクシマブクロ。オータサンのほんわかムードと対照的に、ひたすら超絶技巧なウクレレを聴かせてくれます。





[Gently Weeps]
1. Hula Girl
2. Beyond The Break
3. While My Guitar Gently Weeps -solo-
4. Angel
5. Over The Rainbow
6. Coffee Talk
7. Let's Dance -solo-
8. Heartbeat/Dragon -solo-
9. Hey Little Lady
10. Breathe -solo-
11. Wish On My Star -solo-
12. Lazy Jane
13. Touch -solo-
14. Spain -solo-
15. On The Road
16. The Stars Spangled Banner -solo-

1曲目は映画「フラガール」のテーマ。
映画も良かったが、曲も良い。
3曲目は、アルバムタイトルになった「While My Guiter・・・」言わずとしれたビートルズの名曲。それをウクレレソロで演奏しています。ジョージの曲って、2つの曲を無理やりくっつけたみたいな、一曲の中で表情が、がらりと変るのですが、ジェイクも表情豊かな演奏を聴かせてくれます。
8曲目「 Heartbeat/Dragon」がお気に入り。心臓の鼓動の様な淡々としたリズムが易しく響いてきます。
ジェイクのウクレレは、伝統を乗越えた、新しいポップスを産み出しているようです。

ところで、こうしてウクレレの記事を書いてみると、日本の姓を名乗っている方の名前が沢山出てくる事に気がつきます。普段あまり気づかない事ですが、こうしてみると日本とハワイの関係って、実は相当深いものがあったんだな、と思います。
なんだか、ウクレレを通して、ハワイそのものについて、興味を持つようになったみたいです。





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ウクレレの話 その2

2007-08-05 12:06:49 | 亭主独白
私の買った、アプローズのウクレレはこれ。


購入についてのいきさつは1月に書いたので、おくさんのウクレレの紹介。

国産ウクレレの大ブランドFamousのFS-9。

発売元のキワヤ商会のページによると、フェイマスの誕生は1955年。50年以上も親しまれているブランド。街の楽器屋さんで良く見かけていると思います。
FS-9は、マホガニーの単板仕上げ。決め手になったのはギターペグ。普通のウクレレはペグの軸に弦を巻き付けるだけ。だから時々ペグのネジを締め直さないと、弦の張りでチューニングが狂ってしまいます。
ギターペグは歯車によってペグの巻き戻しが防止できるのでチューニングが狂い難い。とても便利なのですが、やはりウクレレの小さなヘッドにはちょっと重たいのかもしれません。(ボディが重たいアプローズでは問題になりませんが。。。でも小さなヘッドにギア式のペグが並んでいると、窮屈そうです)

ハワイアンウクレレの特徴は、コロコロと弾むような音。ハワイアンコアという材質を使ったウクレレは、コロコロと良くなります。フェイマスではFS-8がハワイアンコアの単板仕様。FS-9はそのマホガニー版。
このあたり、想像なのですが、ウクレレがアメリカ本土に渡り、マーチンあたりが作り始めて、マホガニーが使われるようになったのではないでしょうか。実は、1月に買いに行った時、ウクレレというとマホガニーの目の細かい茶色っぽい色を連想していました。で、マホガニー製のFS-9を購入。

マホガニー製のウクレレは、甘くて、しっとりとした音がします。アプローズのウクレレがどちらかというとパリパリとした音なのに対して、FS-9は、ホワーンとした深みのある温かい音がします。弦をはじくとサウンドホールから、音の塊が流れ出してくるみたいによく響きます。サウンドホールが小さいく分割されているアプローズと比べると、とてつもなく大きな音に聞こえます。FS-9の音を聞いていると、やっぱりサウンドホールはボディの真ん中に一つあいているほうが良いのかな、なんて思ってしまいます。

キワヤ商会


[ウクレレ雑学コーナー]

ウクレレ、どうしてハワイで小型のギターができ上がったのか?
西欧文明と切り離された、南海の孤島で、ヨーロッパと同じ楽器が、同じ形で発達したのは偶然なのか?
ということを疑問に思って、ネットを探してみました。

すると、なんと、「ハワイの民族楽器」だと思っていたウクレレは、ポルトガル人が持ち込んだ小型のギターが原形だったようです。
つまり、もともとヨーロッパの楽器がベースになって今のウクレレになっていったのですね。

ウクレレの語源ですがウク=ノミがレレ=はねる、という意味、というのは有名です。
なんでノミがはねているんだろうと思ったら、弦をはじく手の動きから来ているそうです。
弦をストロークするときは、人さし指だけ延ばしています。この形がノミですね。
これが激しく上下する様が、ノミがはねている姿ににている、と言う事みたいです。




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ウクレレの話

2007-08-05 02:43:26 | 亭主独白
Fripp & Enoに引き続いて、あれやあれもレビューしたいと思っていたのですが・・・。どうも毎日飲み歩いていて、なかなか予定通り進みません。
そうこうしていると、ヤヤーさんのところで、ウクレレの話に水を向けられたので、それに乗ります。



ウクレレを初めて、7ヶ月が経ちました。
アプローズのウクレレは、ボディが樹脂製である事を良い事に台所で料理を作る合間にポロ~ンとならしたりしています。
一緒に始めたおくさんは、職場のウクレレマスターの講座でメキメキと腕を上げていますが、私はと言うと、どうやら(ある程度、予想されていた事ですが)マニアへの道を歩き始めているような気がします。

最初に貼ってあった弦が、太くて堅かったので、弾いていると指が痛くなってしまいました。
おくさんのフェイマスについていた黒い弦が柔らかかったので、まずは弦をフェイマスの細めの弦に張り替えました。
暫くして、1弦(Gの音)を1オクターブ低くするLowGチューニングに変更。現在は、LowGのまま弾いています。
で、あれこれネット眺めていると、(まぁ、当然ですが)弦によって楽器との相性があるようで・・・。そうなると、いろんな弦を張って音を確かめてみたい、そんな衝動に駆られています。

そうそうしていると、6月にはウクレレマガジンVol1が創刊。
Vol2が出るのは来年。どうやら1年1冊だそうです。でも、読みでがあるので、1年かけてじっくり読んで、楽譜で練習しながら待つ事にしましょう。

ウクレレマガジンが出る少し前から、木製(!?)のウクレレが欲しくなってきました。
私のアプローズとおくさんのフェイマスを比べると、やはり木製のウクレレは軽いです。
アプローズ、重たい上に、背面が丸くなっているので、抱えて弾くとちょっと不安定。前述したように気楽に扱える良さがあるのですが、やはりハワイアンコアの乾いた音のするウクレレが欲しくなってきました。

5月に、おくさんとお茶の水のウクレレやさんを巡ってみたのですが、このときおくさんはカマカの音に惹かれたみたいで、次はカマカと決めたようです。
カマカといえば、ウクレレの定番。日が沈んだ後のハワイの浜辺を思わせるような、明るくも深みのある音。流石カマカは、誰をも納得させるウクレレの音がします。
私はと言えば、その時に聞いたコアロハの乾いた音に惹かれました。コロコロと転がるような音。カマカが夜のリゾートであるのに対して、コアロハは昼間の楽しげなビーチを思わせる音です。
コアロハのウクレレは、オカミさんという日系のファミリーによって作られているということを聞いて、次の1本はコアロハにしよう、と心に決めていたのですが・・・

今、一番欲しいウクレレはと言うと、トップに写真を載せたG Stringのダブルホール。
アプローズに続いて、またまたへんな格好のウクレレ。どうも、こういうちょっと変ったヤツに惹かれるという性癖があるようです。
G Stringは、カマカ、コアロハに次ぐ、ハワイ製ウクレレの第三の勢力として人気が出てきているそうです。
このG Stringを始めたのが、ディレク・シミズという人。名前からして、日本との関わりを感じますね。
「自分で惹くためのウクレレを作りたい」と、G Stringを始めたそうです。

先日、会社の近くにあるハートマンギターズというイケベ楽器の店に行って、G Stringを弾かせてもらいました。
アプローズに比べて、ネックの厚みが薄く、弦も柔らかく、なかなか弾きやすい感じでした。
つい、そのまま買ってしまいたいという衝動に駆られましたが、そこはぐっとこらえました。
買い物する前の、あれこれ比べながら迷っている時の他の楽しさをもう少し味わおうかと思っています。

続きます、多分・・・




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