おいみず亭 Family & Friends

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ウクレレの話 その2

2007-08-05 12:06:49 | 亭主独白
私の買った、アプローズのウクレレはこれ。


購入についてのいきさつは1月に書いたので、おくさんのウクレレの紹介。

国産ウクレレの大ブランドFamousのFS-9。

発売元のキワヤ商会のページによると、フェイマスの誕生は1955年。50年以上も親しまれているブランド。街の楽器屋さんで良く見かけていると思います。
FS-9は、マホガニーの単板仕上げ。決め手になったのはギターペグ。普通のウクレレはペグの軸に弦を巻き付けるだけ。だから時々ペグのネジを締め直さないと、弦の張りでチューニングが狂ってしまいます。
ギターペグは歯車によってペグの巻き戻しが防止できるのでチューニングが狂い難い。とても便利なのですが、やはりウクレレの小さなヘッドにはちょっと重たいのかもしれません。(ボディが重たいアプローズでは問題になりませんが。。。でも小さなヘッドにギア式のペグが並んでいると、窮屈そうです)

ハワイアンウクレレの特徴は、コロコロと弾むような音。ハワイアンコアという材質を使ったウクレレは、コロコロと良くなります。フェイマスではFS-8がハワイアンコアの単板仕様。FS-9はそのマホガニー版。
このあたり、想像なのですが、ウクレレがアメリカ本土に渡り、マーチンあたりが作り始めて、マホガニーが使われるようになったのではないでしょうか。実は、1月に買いに行った時、ウクレレというとマホガニーの目の細かい茶色っぽい色を連想していました。で、マホガニー製のFS-9を購入。

マホガニー製のウクレレは、甘くて、しっとりとした音がします。アプローズのウクレレがどちらかというとパリパリとした音なのに対して、FS-9は、ホワーンとした深みのある温かい音がします。弦をはじくとサウンドホールから、音の塊が流れ出してくるみたいによく響きます。サウンドホールが小さいく分割されているアプローズと比べると、とてつもなく大きな音に聞こえます。FS-9の音を聞いていると、やっぱりサウンドホールはボディの真ん中に一つあいているほうが良いのかな、なんて思ってしまいます。

キワヤ商会


[ウクレレ雑学コーナー]

ウクレレ、どうしてハワイで小型のギターができ上がったのか?
西欧文明と切り離された、南海の孤島で、ヨーロッパと同じ楽器が、同じ形で発達したのは偶然なのか?
ということを疑問に思って、ネットを探してみました。

すると、なんと、「ハワイの民族楽器」だと思っていたウクレレは、ポルトガル人が持ち込んだ小型のギターが原形だったようです。
つまり、もともとヨーロッパの楽器がベースになって今のウクレレになっていったのですね。

ウクレレの語源ですがウク=ノミがレレ=はねる、という意味、というのは有名です。
なんでノミがはねているんだろうと思ったら、弦をはじく手の動きから来ているそうです。
弦をストロークするときは、人さし指だけ延ばしています。この形がノミですね。
これが激しく上下する様が、ノミがはねている姿ににている、と言う事みたいです。




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ウクレレの話

2007-08-05 02:43:26 | 亭主独白
Fripp & Enoに引き続いて、あれやあれもレビューしたいと思っていたのですが・・・。どうも毎日飲み歩いていて、なかなか予定通り進みません。
そうこうしていると、ヤヤーさんのところで、ウクレレの話に水を向けられたので、それに乗ります。



ウクレレを初めて、7ヶ月が経ちました。
アプローズのウクレレは、ボディが樹脂製である事を良い事に台所で料理を作る合間にポロ~ンとならしたりしています。
一緒に始めたおくさんは、職場のウクレレマスターの講座でメキメキと腕を上げていますが、私はと言うと、どうやら(ある程度、予想されていた事ですが)マニアへの道を歩き始めているような気がします。

最初に貼ってあった弦が、太くて堅かったので、弾いていると指が痛くなってしまいました。
おくさんのフェイマスについていた黒い弦が柔らかかったので、まずは弦をフェイマスの細めの弦に張り替えました。
暫くして、1弦(Gの音)を1オクターブ低くするLowGチューニングに変更。現在は、LowGのまま弾いています。
で、あれこれネット眺めていると、(まぁ、当然ですが)弦によって楽器との相性があるようで・・・。そうなると、いろんな弦を張って音を確かめてみたい、そんな衝動に駆られています。

そうそうしていると、6月にはウクレレマガジンVol1が創刊。
Vol2が出るのは来年。どうやら1年1冊だそうです。でも、読みでがあるので、1年かけてじっくり読んで、楽譜で練習しながら待つ事にしましょう。

ウクレレマガジンが出る少し前から、木製(!?)のウクレレが欲しくなってきました。
私のアプローズとおくさんのフェイマスを比べると、やはり木製のウクレレは軽いです。
アプローズ、重たい上に、背面が丸くなっているので、抱えて弾くとちょっと不安定。前述したように気楽に扱える良さがあるのですが、やはりハワイアンコアの乾いた音のするウクレレが欲しくなってきました。

5月に、おくさんとお茶の水のウクレレやさんを巡ってみたのですが、このときおくさんはカマカの音に惹かれたみたいで、次はカマカと決めたようです。
カマカといえば、ウクレレの定番。日が沈んだ後のハワイの浜辺を思わせるような、明るくも深みのある音。流石カマカは、誰をも納得させるウクレレの音がします。
私はと言えば、その時に聞いたコアロハの乾いた音に惹かれました。コロコロと転がるような音。カマカが夜のリゾートであるのに対して、コアロハは昼間の楽しげなビーチを思わせる音です。
コアロハのウクレレは、オカミさんという日系のファミリーによって作られているということを聞いて、次の1本はコアロハにしよう、と心に決めていたのですが・・・

今、一番欲しいウクレレはと言うと、トップに写真を載せたG Stringのダブルホール。
アプローズに続いて、またまたへんな格好のウクレレ。どうも、こういうちょっと変ったヤツに惹かれるという性癖があるようです。
G Stringは、カマカ、コアロハに次ぐ、ハワイ製ウクレレの第三の勢力として人気が出てきているそうです。
このG Stringを始めたのが、ディレク・シミズという人。名前からして、日本との関わりを感じますね。
「自分で惹くためのウクレレを作りたい」と、G Stringを始めたそうです。

先日、会社の近くにあるハートマンギターズというイケベ楽器の店に行って、G Stringを弾かせてもらいました。
アプローズに比べて、ネックの厚みが薄く、弦も柔らかく、なかなか弾きやすい感じでした。
つい、そのまま買ってしまいたいという衝動に駆られましたが、そこはぐっとこらえました。
買い物する前の、あれこれ比べながら迷っている時の他の楽しさをもう少し味わおうかと思っています。

続きます、多分・・・




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