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おいみず亭 Family & Friends

美味しい食べ物と知的好奇心、そして楽しい仲間!!

Let's Dance / David Bowie

2008-06-20 02:41:17 | シンクロ
I catch a paper boy
But things don't really change
I'm standing in the wind
But I never wave bye-bye

D.Bowieの「Let's Dance」聞き込み中。
というかはまりかけている。




このアルバムが出た時に「ああ、ボウィも変ってしまったか」と思ったけど、じゃあ今までのボウィってなんだったの?

グラムロックスター。
地球に落ちてきた男。
ヤング・アメリカンでアメリカに挑戦したヨーロッパ人。
Lowでみせた落ち込んだ姿。

様々に変貌を遂げたボウィのキャラクターたち。
どれも、すこし「この場」になじめない、ちょっと疎外感をただよわせた存在。
その孤独感に、自分を投影して見ていた。

それが「Let's Dance」では、みごと「この場」になじんでいる。
ヒット曲量産体制。
そんなボウィは見たことなかった。

でも、これも、ボウィが生み出したキャラクターの一人だとしたら?

結局、このキャラクターにも落ち着くことなくTin Machineへ、そとて映画へ、あるいはその後のソロ活動へとまた違った側面をみせていくボウィ。

冒頭の歌詞は「Modern Love」の最初のところ。
以前のボウィのキャラクターで歌ったも不思議ではないような歌詞。
これは、ヒトスジナワではいかない。

LP時代のA面は、ご存知ヒット曲増産体制。
それは、ボウィの書く曲が美しいメロディーを持つから?
「Ricochet」で始まるB面に行くとちょっとイメージ違います。
A面とB面でイメージが違うというのは、今までのボウィのアルバムでも同じ作りですね。

ん?
では、Let's Dance以前と、このアルバムの違いは何?
ボウィは、どう変ってしまったの?
確かに、アルバムのイメージは、確実に違うのですが・・・

と、
ますます、このアルバムに惹かれていきます。


[Let's Dance]
1. Modern
2. China Gi
3. Let's Da
4. Without
5. Ricochet
6. Criminal
7. Cat Peop
8. Shake It






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出会ったことば

2008-05-31 15:07:48 | シンクロ
「ただ生きたいと思うだけではなくて、さらにその上に別の力、
たとえば。限りない富とか、
絶対の安全とか、
不死とか、
そういうものを求めるようになったら、その時、
人間の願望は欲望に変るのだ。

そして、もしも知識がその欲望と手を結んだら、
その時こそ、邪なるものが立ち上がる。

そうなると、この世の均衡はゆるぎ、
破滅へと大きく傾いていくのだよ。」
--ゲド戦記「さいはての島へ」より。

読みかけのまま放置していたゲド戦記。
約1年ぶりに続きを読み始めました。
その中の一節。

ダライ・ラマの「抱くことば」にあった
「全てには限界があります。
 なにごとも極限を超えてしまうと良いことがおこりません」
ということばを思い出しました。



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自己紹介的日記: SFのこと

2008-05-11 12:25:15 | シンクロ
SFって、嫌いだったんですよね。。。
なんだか、ヒロイックファンタジーとか、スペースオペラとか。

最初に嵌ったのが筒井康隆。
「心狸学・社怪学」だったかな。
凄い世界があるものだ・・・と。
まず、筒井康隆に入門してから「ああ、これがSFというものか」と、今考えると、なんちゅうところから入ったんだか。

その後、日本人ものでは、半村良を少し読んで、SFじゃないけど安部公房に嵌っていました。

海外物では、サンリオSF文庫なんていうのが創刊されて、いろいろなパターンのSFを読むことができました。
デックとかディッシュに出会ったのもサンリオSF文庫でした。
ドアーズの名前の起源となったハックスリーの「知覚の扉」とか、入っていたような気がします。読んでないけど。

以下、読み返してみたい作品を、リストしてみます。
(挫折した作品も含みます)

「ソラリス」レム
「地球の長い午後」オールディス
「デューン/砂の惑星」ハーバート
「電気羊はアンドロイドの夢を見るか?か」デック
「流れよ我が涙と警官は言った」ディック
「ヴァリス」ディック
「歌の翼に」ディッシュ
「いさましいチビのトースター」ディッシュ
「結晶世界」バラード
「ジェイル・バード」ヴォネガット
「スローターハウス5」ヴォネガット
「猫のゆりかご」ヴォネガット
「壁」安部公房
「第四間氷期」安部公房
「水中都市・デンドロカカリヤ」安部公房
「蝶たちの時間」山田正紀
「神聖代」荒俣義雄
「求婚者の夜」殿谷みな子
「杜松の時」ケイト・ウィルヘルム
「風の十二方位」ル=グウィン
「2001年宇宙の旅」クラーク
「幼年期の終わり」クラーク
「ウは宇宙のウ」ブラッドベリー

実はブラッドベリーは何度挑戦しても、読めなかったんですけどね。



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自己紹介的日記: 村上春樹

2008-05-09 02:48:59 | シンクロ
村上春樹との出会いは「羊をめぐる冒険」。
野間文芸新人賞をとったということも興味を惹いたのですが、「羊をめぐる」という「冒険」とはほど遠い緊張感のないタイトルがとても気になって読み始めました。
でも、読み始めて、すぐに後悔しました。
だって、これは初期三部作の完結編。
いきなり「ねずみ」って出てきても、これはほんとうのネズミなのか、「ねずみ」と呼ばれる人間なのか、はたまた擬人化されたネズミであるのか、皆目見当がつきませんでした。

と、書いたところで、記憶違いであったことに気づきました。
最初に読んだのは、糸井重里との共作「夢で会いましょう」でした。
予備校の友人のS君の紹介で読み始めたのですが、S君曰く「村上春樹が鋭いんだよ」。

「夢で会いまょう」は、外来語をテーマにした短編集。
外来語をタイトルにした短編を糸井重里と村上春樹がそれぞれ書いて、アイウエオ順に並べた作品集。
糸井重里と村上春樹のジャムセッションのような作品。
それぞれの短編の最後には糸井重里がかいたのか村上春樹がかいたのかが、イニシャルで表示されていました。

この本を読んだ多くのかたが、同じことしたのではないかと思いますが、一遍ずつ読んで今のは村上春樹か糸井重里か、自分の中で言い当てるということをしながら読んでいました。
いくつか読み進めて行くと、だいたい傾向が掴めてどちらが書いたのかわかるようになります。
が、時々「うーん、これは凄い。いったいどっちが書いたんだ」と考え込むものもありました。
そういうのってだいたい村上春樹だったんですけど。

そうやって読んでいるうちに、なるほど村上春樹って言うのは凄い、と思うようになって、
それで冒頭の「羊をめぐる冒険」にたどり着いた。様な気がします。

「羊」を読んだ後は、素直に「風の歌を聴け」から読み返して、新刊が出るたびに買ってきては読み進めて、「ノールウェイの森」。
発売したばかりの単行本を上下2冊、荷物になるというのに遠野まで一人旅した時にわざわざ持っていって、電車の中でも宿でも読みふけっていました。

そうやって読みあさったのも、この「ノールウェイの森」まで。
「ダンス・ダンス・ダンス」はなぜか読めませんでした。
イルカホテルが出てくるところまではどうにか読んだのですが、そこまで。
それから、長い間村上春樹に拒否反応を起こしていました。

新刊が出ると、本屋に行って「今度のは読めるかな」と手には取っていたのですが、そこまで。
ページを開いても、なかなか読むことが出来ず、購入を断念していました。

それが、不思議なことに「アフター・ダーク」で症状がでなくなりました。
出なくなった、というより、本のほうで呼びかけてきたんです。
あの・・・、スーパーとかで買い物している時、袋に入ったジャガイモとかニンジンとか、時々呼びかけてきませんか。
「あ、私です。ここにいます。連れていってください」って。
なんだか「アフター・ダーク」からも、そういう呼びかけが声が聞こえてきたんです。

そんなわけで、「アフター・ダーク」は無事読了。
それ以来、村上春樹拒絶症候群に襲われることはなくなりました。



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自己紹介的日記: ゲド戦記「さいはての島へ」

2008-05-08 02:53:58 | シンクロ
部屋を片づけていて、ゲドとアレンが旅の途中だったことを思い出した。


昨年、会社の旅行で行った南の島。
ここで、どうせ時間が沢山あるだろうと、持っていったのが「ゲド戦記」の3作目「さいはての島へ」。
2度目の旅立ちの途中で、随分長い道草をくってしまいました。


ゲド戦記は、名前は昔から知っていましたが、読んだのは数年前。
「戦記」というタイトルにしり込みしていました。
それと以前、ル=グウィンのSFを読んでちょっと参ったことがあったからでした。


でも、シリーズ1作目の「影との戦い」を読んで、ゲドの人間としての魅力に惹かれました。
読み進むにつれて私の中では、いつの間にか主人公ハイタカのことを「ゲド様」と呼ぶようになっていました。


「さいはての島へ」はゲド戦記シリーズ3作目。
当初の予定では、シリーズは3部作。
この3作目でシリーズが終わるはずだったといわれています。
ちなみに、ジブリの映画の「アレン王子」が出てくるのが、この「さいはての島へ」になります。
世界の均衡が崩れつつあるアースシーの世界。
ゲドはその原点を突き止めるべく、アレン王子とともに、さいはての島を目指します。
ちょうどこれから船に乗って旅立つ、というところで旅が止まってしまっています。
もうすぐ1年経ってしまうのですが、つい最近まで読んでいたかのように感じていました。


アーシュラ・K・ル=グウィンというと、フェミニズムの作家として知られています。
女性だけでなく、男性社会の中で「なんとなく」作られている社会的な階級にたいして疑問を投げ掛けます。
私の中では、そういう理不尽なものにたいして戦いを挑む作家、というイメージがあります。
実際、大賢人ゲドもアレン王子も黒人として描かれています。
女性が描いた、黒人を主人公にしたファンタジー。
「影との戦い」が発表されたのが1968年。
黒人の参政権が認められた直後、と言っても良いでしょう。
「さいはての島へ」が72年。
当時のヒッピームーブメント/カウンターカルチャーという自由な風潮を背景に生み出された作品なのかもしれません。


4作目の「帰還」が発表されたのが約20年後の1990年。
最終作「アースシーの風」の発表がさらに10年後の2001年。
通して読むと、かつて魔法使いだったゲドとゲドを取り巻く人々が描かれた大河小説であることがわかります。
もっとも、「アースシーの風」が出てから、まだ10年経っていないので、この物語、まだ終わっていないのかもしれません。


それともう一つ、2004年に発表された「西のはての年代記」シリーズ。
これも、読みたいとおもいつつ、未だに読めずにいるシリーズです。
1作目「ギフト」を発表したのは75歳の時。
ル=グウィンは、9.11以降のアメリカの風潮に対して、強い批判と憤りを投げ掛けていたといいます。
そのメッセージが、シリーズ2作目「ヴォイス」に反映されているそうです。
なんだか、戦うべきものがある限り、80歳を過ぎても90歳になっても、まだまだ元気に作品を発表してくれるものと信じています。



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お散歩

2008-05-06 21:40:07 | シンクロ

おとうさんの自動車に乗って、なんとか公園というところに散歩に来ました。


自動車はちょっと苦手。
降りたらば、キラキラしたひかりで目がクラクラしました。


公園の中を歩いているうちに、気分も爽快になりました。
お日様の光が気持いいです。


歩き疲れたら、木陰で休憩。
おなかをぺったり付けると、ヒンヤリして気持いい。


一休みしたら、緑のトンネルを通って、お昼ご飯のあるところへ移動しました。
お散歩お散歩!!


お昼ご飯のあるところは、人間たちが沢山住んでるところにあります。
途中にこんなものがありました。


遅いお昼を食べて家に帰ると、今度は人間のご飯の用意でスーパーへ。
今日は一日中楽しいことが沢山ありました。
ねぇねぇ、今日はシャンプーしないの??





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指輪の力

2008-04-25 00:16:56 | シンクロ
自己紹介的日記 その2です。


「指輪物語」を最初に知った切掛はなんだったろう?
ツェッペリンの「天国への階段」だったろうか。。。
ヒッピームーブメントの中、物すごい人気のファンタジーがある、と知ってから和訳本に出会うまで、あまり時間はかからなかったように思う。四半世紀も前のことです。

読んだのは、大学のころの行き帰りの電車の中。
エルフだのドワーフだのの名前を追うだけでも大変でした。
でも、文庫本を全巻読破して、本棚の中にしまっておきました。

それから時が経ち、指輪が実写版映画(その前のアニメ?版も映画館に見に行きました)になるとの噂を聞いた頃、再び本棚からとり出して読み返してみました。
実は、このころ、小説をいっさい読むことが出来ない時期でした。
本といえば、仕事絡みの専門書。これは読みあさっていました。
でも、どんな小説を読んでも、お話を追うことに疲れて挫折していました。
ところが、ページの茶色くなった「指輪」を本棚からとり出して読み返したら、その面白いこと。
あっという間に読み終わり「やっぱり、新訳も読まなくちゃ」と新たに訳された「指輪」に再度挑戦。
追補版まで読み終わり、映画がやって来た頃は、もう我家の子どもたちに登場人物のことを解説できるほどになっていました。

それから暫くはトールキン一色で、「シルマリリオン」は読みませんでしたが「ホビットの冒険」「終わらざりし物語」と読み進み、若きトールキンが憧れた「ベーオウルフ」をローズマリー・サトクリフ版で読んで、それからファンタジーの世界に突き進みました。
ちなみに、私が名乗っている「ミスランディア」も指輪から取ったものです。
ちょっと、荷が重すぎる名前ですけど・・・・
(ちなみに、我家の犬の名前は、指輪の「旅の仲間」サムのお母さんの名前です。)

で、最近また「指輪」が呼んでいるような気がしてなりません。
最近は、歳のせいか、細かい字が読み難くなってきたこともあり、電車の中ではiPod専門となっています。
暫く、小説離れだったのですが、「指輪」がまた新しい旅へと、誘っています。
「指輪」の力が、日に日に強くなっています。




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北杜夫

2008-04-23 01:36:37 | シンクロ
ああ、困った。
greeという携帯電話のSNSに登録しました。
おくさんのブログ・・・というか日記帳がそこにあるので読み出し専用のつもりで登録したのですが、そこに自分の日記帳があれば何か書いて起きたくなる性格。
暫く「老水亭」との棲み分けも考えたのですが、それも面倒なのでシンクロさせちゃうことにしました。
そのうち、それぞれの役割分担が出来ていくことでしょう。

ということで、シンクロの第1回目です。
「老水亭」ではしたことの無かった、自己紹介的エントリーの始まり始まりぃ~
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学生時代、大学まで片道2時間かかったので沢山本を読んでいました。
もっとも、お金無かったので(レコード代に消えていってました)、殆ど文庫です。

生まれて初めて買った文庫は北杜夫の「楡家の人びと」でした。
当時NHKの銀河テレビ小説というドラマがあって「楡家の人びと」を放送していました。
中学の頃かな。
それまで兄が「どくとるマンボウ」モノを何冊か読んでいて、キタモリオという名前ぐらいはしっていたのですが・・・入門が行きなり文庫上下2巻という大作からとなってしまいました。

読んでみて、面白いのなんの。
登場人物が、全て個性的。
これで北杜夫にはまりました。
一旦はまるとなかなか抜け出せない性格。
「どくとるマンボウ」はもちろん、初期の純文学シリーズも読みあさりました。
特に、初期の作品は、透明感があり幻想的でもあり、なんだか別な世界をかいま見るようでした。

ある作品で、こんな場面があったと思います。
少年が自転車に載って、踏み切りだったかで立ち止まっていると、近くの家からフルートの音が聞こえてくる・・・
その音楽を切掛に、想像の世界をさ迷う少年。。。。
多分北杜夫の作品の一場面でと思うのですが、果たしてどの作品だったのか、タイトルが思い出せません。
ある時、北杜夫の本で思い当たるものを片っ端から読み返したのですが、見つけることが出来ませんでした。
北杜夫好きが高じて生み出した幻だったのかもしれません。
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ちなみに、携帯向けのSNSですがPCからのエントリーも出来ます。
当然PCから書いてます。
携帯のキーでこんな長い文章書けません。




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