おいみず亭 Family & Friends

美味しい食べ物と知的好奇心、そして楽しい仲間!!

山ウド

2008-03-31 03:10:43 | クッキング
またまた思いで話から。
もう何年も前になるのですが、新宿のとある飲み屋のカウンターで、当時一緒に働いていたKさんと飲んでいました。
カウンターの端には山菜がカゴに入って置いてありました。
店のメニューには無かったけど、カウンターの中の大将に「これ、料理できますか?」と聞いたところ、いくつかの山菜のテンプラを作ってくれました。
その時に食べたヤマウドの美味しかったこと。。。
子どもの時に食べたウドの酢の物(これがとても苦手でした)に比べて、香りも食感もよく、今まで持っていたウドのイメージが一転しました。

それから暫くして、スーパーでもヤマウドを見かけるようになりました。
食べてみたいなぁ、とおもいつつも調理法が、テンプラと酢の物ぐらいしか思いつかず、暫く手を出しませんでした。
先日、tommyさんのブログで、鳥肉とウドの炒め物を見つけて、見様見まねで作ってみました。

材料
鳥肉(もも肉のブロックを使いました)
ヤマウド
ブロッコリー

1.ヤマウドをささぎりにして、アクを取るため酢水に浸けます。
ウドといえば、しゃきしゃき感を出すために短冊に切ったほうが良いのかもしれませんが・・・
我家でウド料理は初めてだったもので、子どもたちにも食べやすいように薄いささぎりにしてみました。
あく抜きしながらつまみ食いしてみると、これがなかなかいけますね。
料理しないで、このまま食べても良い感じでした。

2.鳥肉を適当な大きさに切り、茹でておきます。
茹汁はあとでスープとして再利用しました。

3.ブロッコリーをさっと茹でておきます。
立派な茎を持っていたので、周りの堅い皮を剥いて、茎の方も利用しました。

1,2,3をフライパンで炒める。
調味料として、毎度おなじみ中華用鳥ガラの顆粒。
ウドは生でも食べられるので、あまり火を通さないように最後に入れました。

そて、初めてのウド料理。
子どもたちの反応を見ると「これ何?」と聞いただけで、とくに嫌がりもせずに食べてくれました。
鳥ガラ味にだまされて食べたのかもしれませんが、これで食材のレパートリーを一つ増やすことが出来ました。
実は、東京はウドの生産で有名です。
といっても、ヤマウドではなくて、日を当てずに育てた白いウド。
地元の食材をもっと使ってみようかと思います。







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Electric Warrior / T.Rex

2008-03-30 03:16:47 | 最近聞いた音楽
木曜日のこと、用事があったので東京ミッドタウンへ行きました。
ちょっと時間があったので、ツタヤを覗いてみたところ、T.Rexの「電気の武者 」(凄いタイトルですね)のLPサイズのジャケットが飾ってありました。
このジャケット、カッコいいですよね。



高校の頃、永福町にあるアンドー楽器というレコード屋さんに良く行っていました。
交通費がかからず(定期の使える範囲)で、ポイントのつくレコード屋さんで、しかも、家から自転車でも行ける、という条件で見つけたお店です。
まだ、ブラックディスクの時代。タワーレコードもHMVも無い頃の話です。
それで、そのお店でこのアルバムを発見したわけです。
といっても、お金のない高校生。
月々の小遣いを集めて、お目当てのLPを買うのが精いっぱい。
T.Rexも聞いてみたいなぁ、と思いつつもなかなか買うまでの踏ん切りがつきませんでした。

実はT.Rexが流行っていたのは、アンドー楽器に通っている頃より数年前のこと。
中学の同級生で、ちょっと先進的というのか、流行りもの好きというのか、そういうロック聞いている連中がT.Rexとか聴いていました。
中学の頃の私はというと、ビートルズばかりでしたが・・・
ということで、アンドー楽器で出会ったこの「電気の武者」、有り体に言うと売れ残っていた、ということになります。
その証拠(?)に、だいたい月1枚のペースでLPを買っていたのですが、行くたびにこのアルバムを見ていました。

そうやって、毎月目にしていたこのジャケットですが、最初に見た時は「カッコイイー」と感動しました。
マーク・ボランが、ギターアンプの前でギター弾いている、と、文字にすると極くありふれた表現になってしまいますが、それが白黒ならぬ黒に金で縁取られています。
LPの棚からジャケットを1枚1枚抜き出して、お目当てのアルバムを探していた時にこのジャケットが目に留まり、思わず手も止まりました。
一瞬、背後にあるのがアンプの形だとはわからずに、天使の翼かと思いました。
さて、その時に、そのような刷り込みがされてしまったために、今でもこのジャケット見ると天使になったマーク・ボランがギター弾いているように見えてしまいます。
今でもカッコイイージャケットだと思います。
木曜日に東京ミッドタウンでこのジャケットに出会った時に、こんな思い出が一瞬にして蘇りました。

それで、内容はというと「Get It On」が入っています。
T.Rexっていうとグラムロック。
グラムというとやはりエレクトリック。
だからタイトルも「電気の武者 /Electric Warrior」。
確かに、マーク・ボランはエレキギターを弾いています。
全編「Get It On」のようなハード・ブギを期待すると、肩透かし食らいます。
実際、それで、一時T.Rexダメでした。
改めて聞き直してみると、ゆったりした感じは、前身であるTyrannosaurus Rexの流れを汲んでいるのではないでしょうか。
といっても、Tyrannosaurus Rexって何曲かしか聞いたことないのですが・・・
「Electric Warrior」は、1971年発表の、T.Rexとしては2枚目のオリジナルアルバム。
このあと、大人気アルバム「The Slider」や「Tanx」、そして問題作「Zinc Alloy and the Hidden Riders of Tomorrow」を発表してグラムロックシーンを牽引していくことになります。
結局、マーク・ボランは80年代を迎えることは出来なかったわけですが、T.Rexとして70年代のロックシーンを駈け抜けた原動力となったのが、このアルバムだったのではないでしょうか。

[Electric Warrior]
1. Mambo Sun
2. Cosmic Dancer
3. Jeepster
4. Monolith
5. Lean Woman Blues
6. Bang a Gong (Get It On)
7. Planet Queen
8. Girl
9. The Motivator
10. Life's a Gas
11. Rip Off




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サクラサクサク

2008-03-28 23:55:40 | 亭主独白
渋谷区は桜丘の桜並木。
昨夜は、このサクラを背にして花見しました。

坂になっている桜並木の一番上にある飲み屋さんの店先に、外で飲めるテーブルと椅子があります。
流石に、外での花見はまだ寒くて、足下には火鉢と電気ストーブを用意してくれました。

こちらは、同じ日の昼間、会社のビルの脇に植えられているサクラです。
ブラインドを開くと、丁度目の前がサクラの木で、オフィスの中が1番華やぐ季節です。







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Safari3.1

2008-03-28 23:19:28 | 亭主独白
Safari 3.1をダウンロードして、CPUクロック400MHz(だったか450だったか忘れました)のPowerMacG4に入れて使っています。
今まではFireFox使っていましたが、3.1になってからはSafariに乗り換えです。

乗り換えた理由
FireFoxでは、画像を沢山貼ったページを開くと、スクロールがうまくできませんでした。
これが結構ストレスになっていました。
Safariでは、そんなことが無いので暫く使ってみようと思います。

また、テキストエリアがリサイズできるというのも魅力です。
(といって、具体的に何が良いのかよくわからないのですが、なんとなく楽しい)

以前Safari3.01→FireFoxに乗り換えた時の理由は
1.Safariでは、ブログのレイアウトが崩れてしまうことがある。
2.Safariでブログにコメントつけて「パスワード入力」しようとすると、固まってしまうことが頻繁にある。
でした。

Safari3.1になって、この2つが解決したかというと、まったくそういうことはありません。
ただ、偶然2のほうの固まる原因が見つかったので、どうにかだましだまし使えるかなと思い始めました。

最近YouTubeの画像をリンクして張っているブログが多いので、そういうページでFireFox使っていると本当にストレス感じていました。
Safariを使うと、かなり改善されるので、Safari3.01→FireFoxに乗り換え理由1,2には目をつぶってあげよう、という気になりました。

今どき400MHzのノートPC(と、その当時のグラフィックプロセッサ)使っているほうが問題なのでしょうが・・・






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「古教会への誘い」

2008-03-27 02:57:28 | 亭主独白
先日、治療のために歯医者に行ってきました。
歯医者なので、治療しながらしゃべるわけにも行かないのですが、合間合間に教会の写真集の話になりました。

「古教会への誘い」当ブログ関連でも、酒田のほうの図書館で購入していただき、ありがとうございました。
おかげさまで、売れ行き好調で、在庫も残り少なくなっているそうです。
増刷の話も出ているとか。。。
可能であれば、海外でも出版したいようで、ツテがあったら教えてほしいと言われました。
(情報をお持ちの方は、是非ご連絡ください)

それで、写真を何枚か借りてきましたので、少しずつ紹介していこうかと思います。
今回は、予告編ということで、まずは1枚。


web用に、画素数は落してあります

古教会への誘い ←アマゾンに飛びます


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明治は遠くなりにけり

2008-03-24 03:47:47 | 亭主独白
殿ヶ谷戸庭園(とのがやとていえん)は、武蔵野から多摩川にむけて落ち込む崖(このあたりの崖はハケと呼ばれています)を利用して作られた旧満州鉄道副総裁江口定條の別荘跡。
昭和4年には三菱財閥の岩崎家の別邸になったのですが、現在は都営の庭園として公開されています。
広々とした芝生と、ハケの斜面を利用した庭園そして湧き水を利用した池と、庭園の様々な表情を楽しむことが出来ます。

なんだか最近、こんな構図ばかりですが・・・


モミジでしょうか、若々しい緑が春の日差しに照らし出されていました。


カタクリの花、こうしてみると、なんだか陸に上がったタツノオトシゴみたいです。


お茶の水でウクレレを見たあとに、中央線と山手線を乗り継いで新橋へ。
夕やみ迫るなか、超近代的な街、シオサイトに到着しました。


しかし、ここにも古の日本を発見。
旧新橋駅のモニュメントです。


日本の近代化は、この線路に乗って進んでいったんですね。


さて、今日の目的地は劇団四季の劇場「海」。


「海」に併設されているWicked Cafe


Wickedのレポートは、後日。ただし感動の薄れないうちに。。。






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お墓参り

2008-03-23 20:38:51 | ケータイからの投稿
今日は多摩霊園にお墓参り。
結構沢山の人がお参りしていました。みんなお弁当持参で、ちょっとしたピクニックの雰囲気。

園内には桜がたくさんあるのですが、ところどころの枝に花が開いていました。日当たり具合によるのか、あちこちに何本か、もうかなり花をつけている木もありました。



明日の神話

2008-03-20 00:39:38 | ケータイからの投稿
岡本太郎の「明日の神話」の渋谷への設置が決まったそうです。
毎日渋谷駅を利用してますが、通勤経路とは、少しはずれています。
毎日見るわけにいかないけど、あれが身近にあるなんて考えただけで嬉しい。

毎日何万人もの人が、あれを見ることができるなんて、考えただけですごい。
下の子は、そのうちの一人だ。
なんて幸せ者なんだろう。

もともとホテルの壁面として描かれた作品。
沢山の人に見られて、沢山の人の力を奮い起こすに違いない。
沢山の人から力をもらった絵は、もっとパワーを発揮するに違いない。
今から公開が待ち遠しい。

きぼう

2008-03-19 03:30:44 | 亭主独白
国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」がとうとう稼働を始めましたね。
日曜だったか、土井さんの写真見て驚いたのですが、宇宙ステーションの中では、普通の服を着ているんですね。
人間が居住するのだから当然なのかもしれませんが、宇宙では宇宙服にすぐ着替えられるような作業服をいつも着ているのかと思いました。
こういう、普通の服着た人が宇宙にいるのかと思うと、宇宙旅行も間近なのかな、なんておもったりします。
ニュータイプ誕生までは、まだまだ時間掛かるでしょうが・・・




長女が中学を卒業しました。
中高一貫校なので、なんだかあんまり実感が無いんですけど。。。
親がこんなだと、子どもも義務教育を終えて高校生になった、という実感が湧かないかもしれません。
悲しいことに、校長先生が退任されてしまいます。
入試前の学校説明会でこの先生のお話しを伺って「この学校ならば、子どもを任せられるな」と思って決めた学校です。
生徒にも、親にも慕われていた校長先生がいなくなってしまうのは、とても残念です。
卒業にあたって、子どもたちに話したのは、入学式の時と同じ話「心の中の泉を探り当てなさい」というお話。
その泉を掘り当てるまで、自分自身と向き合って、自分が何者であるのかを問い続けなさい。
そのための時間は、この学校にあります。
久しぶりに先生のお話を聞いて、涙が出てしないました。
先生自身も、話しながら涙ぐんでいたようです。
「私が何者であるのか」その問いを、今後もみなさんと共有していきたい。
生徒たちの卒業式であるとともに、校長先生の、そして先生を慕っていた親たちの卒業式でもあったようでした。



チベットがなにやら大変なことになっています。
こんな時期なので、曼荼羅組曲がないかとYouTubeを検索したら、これを発見しました。
Justin Hayward - Dawn of a New Day
マンダラバンドの2枚目のアルバムの曲、みたいです。
これ、アルバム通して聞いてみたいです。



我家の庭のもう一つのクリスマスローズ

ピンボケ写真なので、あまり大きくしてお見せできません。

今朝咲いていたアネモネです。

いろいろな花を植えたので、雑草に負けないように手入れしていかないと。。。





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お彼岸前のお墓参り

2008-03-17 02:53:27 | 亭主独白
昨日いけなかった、お墓参りに行ってきました。

子どもたちはそれぞれ部活などで不在。
夫婦2人+犬連れで、高速使って車で約1時間。
その間犬はというと、車窓の景色を楽しむでもなく、ひたすら昼寝。


帰りには、犬の散歩のために立川の昭和記念公園に寄りました。
閉園の1時間前に入ったのに、駐車料金は1日分。これはちょっと高い!!


園内には至る所に、菜の花やクロッカスが咲いていました。
ポピーは今年うちにも植えたいと思っている花です。


元米軍基地。
今は、公園と自衛隊、そして都市開発中の地域。
米軍基地がどれほど大きかったのか・・・


17時には閉園ということで、公園の一部を歩いただけで、出口に引き返すことになりました。
1時間掛けて、この池の周りを一周しただけ。
今度は、もっと時間にゆとりをもって来たいと思います。


あまりの広さに、途中道に迷いそうになりましたが、夕やみの迫る中、閉園時間前に無事駐車場にたどり着くことができました。




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ナンですね

2008-03-16 03:39:21 | クッキング
15日。
今日は、早めのお墓参りをしようと思っていたのですが・・・いつの間にか寝てしまい、結局夕方まで1日中寝てしまいました。
16時ごろ起きだして、ブログ書いて、さて夕飯の準備。
朝炊いたご飯が残っていたので、カレーにしました。

カレー作るのなら、ナンも焼いてみようかな・・・という単なる思いつきで、準備不足のままナンを焼いてみました。

レシピ・・・というか材料。
1.薄力粉
2.強力粉
3.ドライイースト
4.塩
5.ヨーグルト
各目分量で。。。。

1.ドライイーストをぬるま湯で溶かす。
いろいろ準備しながらお湯を沸かしたら、あっという間に熱くなりすぎたので、水を入れて冷ましてからドライイーストを溶く。
最初の段階から、すでにドタバタしています。

2.薄力粉と強力粉を等量(タダシ目測)ボウルに入れて、塩を一振り。
そこにヨーグルトを適量入れて捏ね始める。
どうも、ヨーグルトが多すぎたようで、強力粉を少しずつ足していく。
ご飯があるから、ナンは1-2枚でイイかな、と思っていたのですが、次第に量が増えていきます。

3.ドライイーストを溶いたものを入れる。
ドライイーストが活動始めるまで暫くおいときたかったのですが、なにせ準備不足なので、溶いてから5分もしないうちに入れちゃいました。
ウォームアップ不足のイースト君達の活躍を期待します。

4.生地を捏ねていると最初は手にべたべた付いて難儀していましたが、5分もすると粘り気が出て、生地がまとまるようになります。
適当なところで捏ねるのを止めて、ラップを掛けて乾かないようにして、発酵させます。

5.カレー作りの間に発酵した生地を丸めて焼きます。
ステンレスフライパンを使ったものか、前回のピザ同様魚焼きのロースターを使うか迷ったのですが、今回もロースターにしました。
ピザの時は、トマトやら何やらが乗っていたので、焼き上がるのに時間がかかったのですが、ナンは生地そのまま。あっという間にカリカリに焼き上がりました。
ん? カリカリというのはナンの食感とは違っています。
2枚目はもう少し時間を短めにして・・・と、何度も試してみたのですが、どうもうまく焼けません。

お店で食べる、表面がカリッとして、モチモチのナンの食感がありません。
味も、何か足りない感じがします。(これは、ピザの時も感じたんですけどね)
それでも家族には好評で、喜んで食べてくれました。

おかげで、ご飯は残ったままです。



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Leon Russell / Leon Russell

2008-03-15 17:33:33 | 最近聞いた音楽
歴史の中に埋もれちゃいけないミュージシャンがいます。



[Leon Russell]
1. Song for You
2. Dixie Lullaby
3. I Put a Spell on You
4. Shoot Out on the Plantation
5. Hummingbird
6. Delta Lady
7. Prince of Peace
8. Give Peace a Chance
9. Hurtsome Body
10. Pisces Apple Lady
11. Roll Away the Stone
12. Masters of War (Old Masters)

レオン・ラッセルは1941年生まれということで、現在67歳。
生まれは、米国はオクラホマ州ロートン。
オクラホマといえば、オクラホマミキサー。州都は週内最大の都市オクラホマシティ。
ちなみに、2番目に大きな街はタルサだそうです。こちらはクラプトンの曲でも有名。
オクラホマの南には巨大なテキサス州。西にはニューメキシコ州。
そんな都地がらなので、若き日のレオン・ラッセルは、ブルー・グラスやカントリーといった、アメリカのルーツミュージックや、南部の黒人音楽に囲まれて育ったのではないかと想像されます。

3歳でピアノを始め、ギターやホーン(サックス?)もこなすマルチプレーヤー。
14歳で最初のバンドを組んで、ミュージシャンとして活動していたようです。
セッションプレーヤーとしての活躍も多く、バーズやハーブアルバートとの共演もあります。
フィルスペクターの元で、スタジオ・ミュージシャンを努め、次第に音楽的才能と、プロデューサーとしての才能が認められていったそうです。
ここは、想像の世界ですが、3歳からたたき込まれた音楽的な資質と、レオン・ラッセル本人の気質に寄るところが大きいのだと思いますが、スタジオ内外での「まとめ役」として、多くのミュージシャンに信頼されていたのではないでしょうか。
写真見ると、ちょっと怖い顔していますが、その風ぼうと相まって、信頼置ける「兄貴」役を引き受けていたのではないでしょうか。
顔に似合わず、実際は心根の優しい、きめ細かな気配りの人だったのではないかと思います。
そういえば、ジョージのバングラデシュコンサートで、ボブ・ディランを口説き落したのも、レオン・ラッセルだそうです。

そんなレオン・ラッセルですが、1965年にマーク・ベノと「アサイラム・クワイア」というユニットがあります。こちらは未聴です。そのうち聞いてみたいと思います。
このアルバム「Leon Russell」はそんな裏方時代の長かったレオン・ラッセルのソロでの1枚目。
ディラニー&ボニーやジョー・コッカーとの仕事の腕を、プロコルハルムやムーディー・ブルースのプロデューサであったデニー・コーデルに見込まれて、立ち上げたのがShelter Peopleなるレーベル。
才能のある若手ミュージシャンを見つけだそうというこのレーベルの最初のリリースアルバムとして選ばれたのが、このアルバム。
2作目以降は、シェルターピーブル所属のミュージシャンによるShelter Peopleというバックバンドを率いるレオン・ラッセルですが、このアルバムのバックは豪華です。
アルバムには「Dedicated to」という形で、参加ミュージシャンがクレジットされています。

This alubum is dedicated to
Chris Stainton / George Harrison / Ringo Starr / Charlie Watts / Bill Wyman / Eric clapton / Klaus Voorman / B.J.Wilson / Alan Spenner / Jim Gordon / Greg Dempsey / Stevie Winwood / Jim Horn / Mr. & Mrs. Bramlett / Bobby Whiplash / Clydie King / Merry Clayton & Joe Cocker

イギリス人のミュージシャンが多いのは、シェルタービープルの相棒デニー・コーデルがイギリス人だったからでしょうか。
こうして、アメリカ大陸において、イギリスとアメリカ南部音楽の大融合が成されたわけです。

さて、アルバムの内容ですが、のっけから名曲「A Song For You」
 いままで、いろんなところで歌ってきた。
 まったく馬鹿げたうたもあったけど、
 でも、今は、君のためにこの曲を歌うよ
簡単にまとめると、こんな感じの歌詞なのですが、ただのラブソングとしてもとらえられますが、デビューまでの道のりを考えると、なんだか もっと深い意味を感じますね。
Shelter Peopleとしての宣言の様にもとらえられます。

アルバム全体のイメージは、所謂スワンプミュージックの色付けがされています。
レオン・ラッセルが生まれ育ったオクラホマの地で馴染み育った音なのではないでしょうか。
レオンの南部風のピアノがグイグイと引っ張っていく豪快なロックンロールナンバーもあり、また「Hummingbird」のようなスローナンバーあり。
70年代のロックが持っていた、共同体風のイメージと、手作り感が溢れるアルバムです。
あの独特のだみ声も、嵌るとなかなか抜け出せなくなります。
正直なところ、最初にレオン・ラッセルの声聞いた時は、ビックリしたんですけど。
イメージとして、カレン・カーペンターやジョージ・ベンソンの歌が先にあったもので・・・

ボーナストラックとしてCDに収録されている「Masters of War (Old Masters) 」は、LPのファーストリリースのみに収録されていた曲だそうです。
ボブ・ディランの反戦歌をアメリカ国家のメロディーで歌ったもの。
CD化に際して、復活したものだそうです。

こちらのページを参考にさせていただきました
 古き良きロック時代の隠れ家の主

Leon Russell公式サイト
 Leon Russell





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この春最初の庭仕事

2008-03-14 18:14:08 | 庭の草花
庭に花を植えました。
東京は、午前中から雨の予報。
遅い冬休み中なので、雨の降らないうちにと朝早くから庭仕事。
といっても、花壇の土にふるいをかけて、昨日買ってきた花を植えただけ。
今年の花は、アネモネとラナンキュラス。
そこに花かんざしとビオラとバコバを合わせて・・・
メインのはずのアネモネもラナンキュラスも、ビオラと花かんざしに隠れて見えません。
植えかたを変えようか。
などと検討中に予報通り雨が降り出しました。
枯れた雑草や、ずっと前に落とした枝の片づけは、また明日以降にやります。
晴れますように・・・

朝の間、約1時間ほど庭に出ていただけですが、夕方からくしゃみと鼻水が出始めました。
花粉のせいです。
どうも、これで庭仕事が億劫になってしまったんですよね。

The Beatles

2008-03-13 12:23:51 | Beatles
このカテゴリー、Beatlesとしてとおきながらジョージのアルバム紹介ばかりです。
ということで、ちょっとだけビートルズのアルバム紹介。

1.Meet The Beatles
2.Second Album
ビートルズのLPを買いあさっていたのは、高校生の頃。
当のビートルズは、既に解散していました。
国内盤として東芝から発売されていたアルバムは、英EMI編集盤と米キャピタル編集盤のものがありました。
それぞれジャケも曲も、さらには音も違っていました。
どちらのシリーズを買おうか迷った記憶があるのですが・・・なんだか最初の2枚はこんなタイトルのLP買ったような気がします。
これって、英米どちらのアルバムだったんでしょう。
Meet The BeatlesはWith The Beatlesと同じジャケット、だと思います。
若々しさたっぷりの新人バンド時代のアルバムですね。

3.A Hard Days Night

ジャーン というA Hard Days Nightのイントロが印象的です。
Can't Buy Me Loveのようなアップテンポの曲もビートルズらしいのですが、If I FellとかAnd I Love Herのようなスロナンバーが好きでよく聞いていました。
全曲レノン=マッカートニーの作品。
もしかして、レノン=マッカートニーの曲だけのアルバムってこの「A Hard Days Night」だけですかね。

4.Beatles For Sale

物静かな感じのジャケット。
For Saleというタイトルでありながら、ちょっと暗い写真じゃないかな、って思います。
ビートルズの中では、もっとも地味なアルバムではないでしょうか。

5.Help!

ビートルズ出演映画第2作「Help!」のサントラです。
Ticket To Rideのギターきらきらした感じが、リバプールサウンドしてます。
名曲Yesterdayもこのアルバムに収録されています。
I Need You とYou Like Me Too Muchはジョージの曲。
このアルバムから、LPごとに2曲ずつジョージの曲の「枠」が作られます。

6.Rubber Soul

「ノールウェイの森」「Girl」「Michelie」「Nowhere Man」など、名曲が収録されています。
勢いでアルバム作っていた時代から、曲作り、アルバム作りに力を入れ始めた作品ではないでしょうか。
ちなみに、初めて聞いたビートルズはこのアルバムでした。
Think For Yourself とIf I Needed Someoneがジョージの曲。

7.Revolver

来日した時に、日本の警官がリボルバータイプのピストルを下げていたことから付けられたタイトル。
クラウス・ブーアマンの描いたジャケットと合わせて、なんだか不思議な感じがします。
ビートルズのサイケデリック時代の始まりでしょうか、どの曲もカラフルでキラキラとした輝きを持っています。
このアルバムはいつ聞いても新鮮な感じがします。
1曲目のTaxmanはジョージの曲。
ジョージの曲がとうとうアルバムのトップを飾りました。
このアルバムの「ジョージ枠」は3曲。
インド風の味付けのLove You To、アップテンポのI Want To Tell You。
I Want To Tell Youは、ジョージらしさとビートルズらしさの両方を持っています。

8.Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band

「このアルバムは、○○のサージェントペパーだ」と言われる「サージェントペパー」の本家本元。
これこそ、ビートルズのサージェントペパーだ!!
リボルバーよりもさらに鮮やかでカラフル。
曲も、プロデュースも、アートワークも全てが練り上げられたアルバム。
ちょっとやり過ぎで、疲れている時は辛いなぁ、ということも。。。ハイ、何度かありました。
A Day In The Lifeのジョンのちょっとシニカルでシュールなパートと、ポールのパートの対比の見事なこと。
ビートルズらしくもあり、それまでのビートルズとは、何か違っている。
この曲は、ビートルズの中でも好きな曲です。
ジョージの曲はWithin You Without Youのみ。
曲が長かったからかな。

9.Magical Mystery Tour

「ビートルズも失敗することがある」と酷評された映画「マジカルミステリーツアー」のサントラ。
A面は映画で使われた曲、B面はシングルヒットの寄せ集め。
でも、これがどの曲も良い。
ビートルズの中では最もサイケデリックで、シュールでかつポップなところがビートルズ。
大好きです。
このアルバムもジョージの曲は「Blue Jay Way」のみ。
やっぱり長い曲だからかな。

10.The Beatles

所謂ホワイトアルバム。
ビートルズ史上発の2枚組、で、やっぱり酷評されたアルバム。
デビュー以来のマネージャーであるブライアン・エプスタインの急死によって、タガの外れたビートルズは、4人それぞれの趣味に走ってしまい、バンドとしてはバラバラになり始めた、そんな時期のアルバム。
ものは言い様で、バラバラなのか、4人の個性が発揮されたのか、それは聞く人の感覚。
私は、好きです、このアルバム。
2枚組でありながら、通しで聞いても時間を感じません。
ジョージの曲は4曲。
LP1枚辺り2曲、ですね。
 While My Guitar Gently Weeps
 Piggies
 Long, Long, Long
 Savoy Truffle

11.Yellow Submarine

アニメ映画「イエローサブマリン」のサントラ。
で、なおかつB面はジョージ・マーティンオーケストラによる、ジョージ・マーティンの曲が収録されていて・・・つまり、ビートルズのアルバムとしては0.5枚分。
そんなわけで、評価低いですが、ジョージ・マーティンのB面と合わせて、このアルバム好きです。
0.5枚でもジョージの曲は2曲。
Only A Northern SongとIt's All Too Much。
このアルバムを代表する曲ですね。
ちなみに、ノーザンソングは、レノン=マッカートニーの曲を管理している会社だったと思います。

12.Abbey Road

実質上のビートルズのラストアルバムにして傑作。
A面は、ま、なんですが、B面のBecauseからラストThe Endまでの流れの素晴らしいこと。
ロックアルバムの、というより、ポピュラーミュージックの至宝といっても良いのではないでしょうか。
ジョージの曲は「Something 」と「Here Comes The Sun」。
この2曲も、ポピュラー界の至宝ですね。
このころジョージは、ビートルズの活動と並行してソロアルバム用の曲を録音していたそうです。
このアルバムが出なかったら、この2曲は「オールシングスマストパス」に収録されていたのでしょうか。
ちょっと雰囲気違いますね。

13.Let It Be

4人がスタジオに集って録音したものの、ミックスダウンもされずにほったらかしになっていたアルバム。
ジョンとポール(というかヨーコとポール)の確執がありありと見られます。
4人の緩和剤として参加したビリー・プレストンは、さぞ苦労したことでしょう。
結局、「アビーロード」が録音され、先に発売されたあと、フィル・スペクターが手を加えて世に送り出したのがこのアルバム。
実は、小学校の頃に兄に連れられて、この映画を見に行きました。
まだビートルズに興味もなかった上、ギュウ詰めの立ち見で疲れてしまったOimizu少年はロビーに出てソファで休んでいました。
すると映画館(武蔵野館だったと思います)の支配人さん(?)が向こうで手招きているではないですか。
何事かと思って言ってみると「これ、すこし破けているからあげるよ」と、角がちょっとだけ破けたLet It Beの映画のポスターをくれました。
多分、これが一番最初のビートルズとの出会いです。
それで、ジョージの曲ですが「I Me Mine」と「For You Blue」。




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