おいみず亭 Family & Friends

美味しい食べ物と知的好奇心、そして楽しい仲間!!

The Hard Quest / Univers Zero

2008-04-26 13:08:52 | プログレ魂
「ゴシック」っていう言葉は、もともとは「ゴートっぽい」という蔑む意味で使われていたそうで・・・
「ゴートっぽい」の「ゴート」は、ゴート族の「ゴート」。
高校で世界史の勉強して以来、久々に「ゴート族」なんてことば使いました。
ローマ帝国の崩壊の原因の一つが、このゴート族の大移動といわれています。(これも受験以来久々に思い出した)
なんで大移動を始めたんでしょうね。
外敵の侵入とか、異常気象か、天変地異か。
その原因を知りたいと思いましたが、高校の世界史は覚えること(教科書的に教えること)が沢山あって、興味を持つように掘り下げる暇も無く、どんどん次の時代の話に進んでいってしまいました。




Univers Zeroは、かつてゴート族の人々が住んでいたであろう、ベルギー出身。
バスーンだのバイオリンだのを取り入れたそのサウンドには、いろんな形容詞をつけて紹介されています。
 ゴシック
 チェンバー
 暗黒
 複雑
 高度

「The Hard Quest」はUnivers Zeroが1999年に発表したアルバム。
このアルバム発表まで、12~13年ほど活動停止期間があったそうで、つまり歳結成後の最初のアルバム。
再結成ものにありがちな「原点回帰」と「やっぱりむかしのほうがよかったぜぃ」という懐古趣味の入り交じったアルバムであるに違いありません。
しかし、Univers Zeroはこれ一枚しか聞いてないので、名盤として名高い初期作品と比較してどうだとか言うことは出来ません。
初期作品も、いつかは聞きたいと思っていますが、でもこのアルバムですり込まれた「The Hard QuestのUnivers Zero」がいつまでも印象に残っていることでしょう。

さて、実は、このアルバム久しぶりに引っ張り出してきて聞いています。
iPodに入れてじっくり聞きたかったのですが、何故かいつも後回しにされていたという不遇のアルバム。
でも、嫌いではありません。
木管楽器とバイオリンが生み出す、柔らかな不協和音。エレクトリックベースとのユニゾン。重たく、硬質なドラム。
そういう音世界は、とても好きです。
ゴールデンウィークに突入した土曜の日中に聞くような音楽ではないのですが、仕事帰りとかいいかもしれません。
「今日は疲れたな」なんていう日の帰りの電車の中で、仕事の緊張感をほぐすのに、不協和音の微妙な振動は最適でしょう。ただ、全てのかたにお勧めできるというものではありません。

以前このアルバムを聞いた時(もう何年も前ですが)には「曲が長い」と感じたような記憶があったのですが、ボーナストラックを含めてCDの収録曲は12曲。
4~5分程度の曲が多いです。
なんで大作のイメージがあったんだろう、と思っていたら、いくつかの曲で似通ったフレーズが出てきます。
一つのテーマが繰り返し展開している、ような気がします。
これはやはりiPodに取り込んで、しっかりと聞き込んでみたい1枚です。

[The Hard Quest]
1.Vieux-Manants
2.Civic Circus
3.Affinite
4.Rouages
5.News From Outside
6.Rebus
7.Kermesse Atomique
8.Succes Damne
9.L’Impasse du Cholera
10.Xenantaya
11.L’Oubli
12.Periactor (bonus track on Japanese Edition)

Michel Berckmans
 bassoon, oboe, english horn, melodica, piano on 8 & 9
Daniel Denis
 drums, all keyboards, percussion, melodica, voice on 5
Igor Semenoff
 violin
Dirk Descheemaeker
 clarinet, bass clarinet
Reginald Trigaux
 electric bass, voice and accoustic guitar on 10


上のジャケ写をクリックすると、オフィシャルサイトに飛びます。
こわそうな音楽やってるわりに、気の良さそうなおじさんたちの写真が出迎えてくれて、面白いです。




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指輪の力

2008-04-25 00:16:56 | シンクロ
自己紹介的日記 その2です。


「指輪物語」を最初に知った切掛はなんだったろう?
ツェッペリンの「天国への階段」だったろうか。。。
ヒッピームーブメントの中、物すごい人気のファンタジーがある、と知ってから和訳本に出会うまで、あまり時間はかからなかったように思う。四半世紀も前のことです。

読んだのは、大学のころの行き帰りの電車の中。
エルフだのドワーフだのの名前を追うだけでも大変でした。
でも、文庫本を全巻読破して、本棚の中にしまっておきました。

それから時が経ち、指輪が実写版映画(その前のアニメ?版も映画館に見に行きました)になるとの噂を聞いた頃、再び本棚からとり出して読み返してみました。
実は、このころ、小説をいっさい読むことが出来ない時期でした。
本といえば、仕事絡みの専門書。これは読みあさっていました。
でも、どんな小説を読んでも、お話を追うことに疲れて挫折していました。
ところが、ページの茶色くなった「指輪」を本棚からとり出して読み返したら、その面白いこと。
あっという間に読み終わり「やっぱり、新訳も読まなくちゃ」と新たに訳された「指輪」に再度挑戦。
追補版まで読み終わり、映画がやって来た頃は、もう我家の子どもたちに登場人物のことを解説できるほどになっていました。

それから暫くはトールキン一色で、「シルマリリオン」は読みませんでしたが「ホビットの冒険」「終わらざりし物語」と読み進み、若きトールキンが憧れた「ベーオウルフ」をローズマリー・サトクリフ版で読んで、それからファンタジーの世界に突き進みました。
ちなみに、私が名乗っている「ミスランディア」も指輪から取ったものです。
ちょっと、荷が重すぎる名前ですけど・・・・
(ちなみに、我家の犬の名前は、指輪の「旅の仲間」サムのお母さんの名前です。)

で、最近また「指輪」が呼んでいるような気がしてなりません。
最近は、歳のせいか、細かい字が読み難くなってきたこともあり、電車の中ではiPod専門となっています。
暫く、小説離れだったのですが、「指輪」がまた新しい旅へと、誘っています。
「指輪」の力が、日に日に強くなっています。




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三題噺

2008-04-24 03:00:54 | 亭主独白
短いの3つ。
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続・アネモネ
ご近所のガレージ脇の花壇で、ツンツンしたアネモネ(?)を発見。
結構、頻繁に先祖返りするのかも。
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携帯電話のアラームを目覚まし替わりにしています。
Zepの「永遠の歌」とドミノスの「レイラ」。
時間を開けて、2回ずつ繰り返すのですが・・・
どちらも長い曲に聞き惚れているうちに、気持ち良くてまた寝てしまいます。
一曲聞いてると、起きるの遅くなっちゃうし・・・
明日は6時に起きなくちゃ。
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海老根
咲きました。

北杜夫

2008-04-23 01:36:37 | シンクロ
ああ、困った。
greeという携帯電話のSNSに登録しました。
おくさんのブログ・・・というか日記帳がそこにあるので読み出し専用のつもりで登録したのですが、そこに自分の日記帳があれば何か書いて起きたくなる性格。
暫く「老水亭」との棲み分けも考えたのですが、それも面倒なのでシンクロさせちゃうことにしました。
そのうち、それぞれの役割分担が出来ていくことでしょう。

ということで、シンクロの第1回目です。
「老水亭」ではしたことの無かった、自己紹介的エントリーの始まり始まりぃ~
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学生時代、大学まで片道2時間かかったので沢山本を読んでいました。
もっとも、お金無かったので(レコード代に消えていってました)、殆ど文庫です。

生まれて初めて買った文庫は北杜夫の「楡家の人びと」でした。
当時NHKの銀河テレビ小説というドラマがあって「楡家の人びと」を放送していました。
中学の頃かな。
それまで兄が「どくとるマンボウ」モノを何冊か読んでいて、キタモリオという名前ぐらいはしっていたのですが・・・入門が行きなり文庫上下2巻という大作からとなってしまいました。

読んでみて、面白いのなんの。
登場人物が、全て個性的。
これで北杜夫にはまりました。
一旦はまるとなかなか抜け出せない性格。
「どくとるマンボウ」はもちろん、初期の純文学シリーズも読みあさりました。
特に、初期の作品は、透明感があり幻想的でもあり、なんだか別な世界をかいま見るようでした。

ある作品で、こんな場面があったと思います。
少年が自転車に載って、踏み切りだったかで立ち止まっていると、近くの家からフルートの音が聞こえてくる・・・
その音楽を切掛に、想像の世界をさ迷う少年。。。。
多分北杜夫の作品の一場面でと思うのですが、果たしてどの作品だったのか、タイトルが思い出せません。
ある時、北杜夫の本で思い当たるものを片っ端から読み返したのですが、見つけることが出来ませんでした。
北杜夫好きが高じて生み出した幻だったのかもしれません。
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ちなみに、携帯向けのSNSですがPCからのエントリーも出来ます。
当然PCから書いてます。
携帯のキーでこんな長い文章書けません。




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アネモネ

2008-04-20 04:08:22 | 庭の草花
うーん、なんだろ、これは。。。。
先日、アネモネに不思議な花がついているのを発見しました。
品種改良している(と思われる)ので、ときどき先祖返りするのだろうか。。。
でも、こういう花もきれいかも。

スズランがツボミをつけ始めました

2008-04-19 16:35:06 | 季節のしるし
気がつけば、シャガがまぶしいばかりの白い花を開き、ミツバツツジが花を付け、シャクナゲはあっというまに満開になり、モクレンが紫色の花をを開き、ジャスミンにもブルーベリーにもツボミがついていました。
芝も緑を増したかと思うと、庭のあちこちからヒメジョオンだかハルジオンだかが伸びはじめていました。

バッタ飛ぶ?

2008-04-19 00:54:43 | 季節のしるし
雨が降っていなかった日なので、一昨日ぐらいでしょうか。ポカポカ天気の日、の夜中。
会社帰りにスーパーで買い物して出てくると、ちょいと先の方の中空を、何やらバタバタと不格好に飛んでいるものがありました。
スーパーの壁面の照明の明かりに惹かれているのでしょうか、そいつはバタバタと不器用に飛びながら近づいてきます。
正体を見極めよようと思ったのですか、結構なスピードで飛んでいる上に、夜の暗さで、奴が何者であるのかなかなか特定できませんでした。
ただ、あのバタバタと飛ぶ姿は、バッタとかイナゴとか、その類いではないかと思います。
でも、ちょっと今の時期に出てくるのは早すぎるような気がします。

東京では、ツツジが咲き始めて、もうすっかり初夏に向かう準備ができ上がりました。



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普段はめったに見ないのだが、今朝見た夢を思い出した

2008-04-16 03:15:55 | 亭主独白
今朝見た夢を思い出した。
大駱駝艦の麿赤兒が、仕事をやめると話していた。
びっくりした。
何に驚いたかというと、
実は麿赤兒の本職は会計士だったか税理士で、
いままでは、大駱駝艦の麿赤兒と二足のわらじを履いていたという。
この度、その会計士だか税理士をやめるという。
いやはや、そんな立派な仕事をしながら、大駱駝艦を率いていたとは、
さすがにたいしたものだと驚いたところで、目が覚めた。

ガレとジャポニズム展

2008-04-14 02:37:32 | 亭主独白
東京ミッドタウンのサントリー美術館に、ガレとジャポニズム展を見に行ってきました。

ガレは1846年生まれのガラス工芸家。
父親のガラス製品の制作工房を受け継いで、ガレブランドのガラス工芸品・陶器を生み出しました。
ガレがガラス工芸品を生み出していった19世紀後半というと、日本では江戸末期~明治にあたります。
丁度、日本の美術品がヨーロッパで紹介され、多いにもてはやされ/研究された時期と重なります。
ガレ自身も、日本の美術品から受けた影響を自身の作品に取り込んだ作品を1889年のパリの万博で発表し、絶賛を浴びました。
今回の展示では、そんなガレの作品と合わせて、ガレ自身が所蔵していた「北斎漫画」や、ガレに影響を与えたであろう、当時の日本美術を紹介した資料の展示もありました。
ガレの初期作品のモチーフとして使われたカエルが、北斎の描いた「漫画」とそっくりなのにはビックリしました。
また、合わせてロイヤル・コペンバーゲンやバカラの当時の作品も展示されていて、ジャポニズムの影響を取り入れたのがガレの工房だけではなく、様々な工芸品に取り入れられていたようです。

ガレといえばこのあたりの作品が有名かと思います
  
今回、これらの作品を実際に見ることが出来きました。

作品そのものも素晴らしいものなのですが、作品を作るための下書きが見事でした。
ガレ自身の手で描かれた下書きが展示されていたのですが、絵がとてもうまくて、それだけでも見る人を惹きつけてしまいそうです。
面白いことに、初期のジャポニズムを習得中のときに描いた下絵は、本当に日本人が描いた日本画かと見まがうようなものでした。
思えば、明治の頃の日本画壇といえば、黒田清輝が1884年渡仏(Wikipediaより)して、西洋画の技法を取り入れようとしていた時期なので、なんだか文化の東西交流という大きな流れを感じてしまいました。
実際、ガレの工房のあった南仏ナンシーにも高島北海という画家が留学しており、ガレとも直接交流があったそうです。
時代は、19世紀後半。
第一次世界大戦をまだ知らないアールヌーボーの時代。
東西の、平和的な交流の中から生み出されたガレのガラス工芸品達。
ガラスであるがゆえに、美しく、繊細で。
ただでさえ、繊細なイメージのガラス工芸品に、ガレは蜻蛉や蛾の様なちょっと変ったモチーフを取り入れました。
その作風は、まるで日本人の心の様な、寂の世界。
あるガラスの花器では、黒い色で、湖に落ちていく蜻蛉を描いています。
あまりにも儚いデザインで、美しいのですが、何故か不安になってしまいます。
1904年、ガレは白血病のため58歳で亡くなっています。
実は自身の健康状態を察知して、蜻蛉の姿に自分自身を写し出していたのではないでしょうか。





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Desperado / Eagles

2008-04-13 02:06:28 | 最近聞いた音楽
レオン・ラッセル
 ↓
ソング・フォー・ユー
マスカレード
 ↓
カーペンターズ
 ↓
デスペラード
 ↓
イーグルス

・・・という経路でイーグルスにたどり着きました。
何年かに1回ぐらいの間隔で聞きたくなるんですよね、イーグルス。

イーグルスというと、ロックを一番聞いていた時代(は、もしかしたら今?)であった、高校から予備校時代にカリフォルニアが大ヒットしていました。
もう、明けても暮れてもカリフォルニア。
これだけ、あちこちでかかっていれば、耳タコ状態。
もうアルバム買わんでも良いだろう、と思っていたとある日、テレビでカリフォルニアのライブを観て、ジョー・ウォルシュのカッコ良さに魅せられて、早速自転車を飛ばしてアンドー楽器に向かいました。
 ※アンドー楽器については、T.Rexのときのエントリーに書いてあります。
さて、「ホテルカリフォルニア」を購入すべく行ったアンドー楽器のイーグルスコーナーで、「ホテルカリフォルニア」を購入すべくアルバムを手にとり、「ホテルカリフォルニア」を購入すべく意を決したその瞬間のこと「でも、これは、いままでのイーグルスと随分イメージが違うよなぁ」と誰かがささやきました。
そのささやきに「そうだよね、今までのイーグルス知らないのに、これ聞いてもねぇ」と返事をしたかと思うと、もう一枚の候補であった「呪われた夜」を手に取りレジへと向かいました。
そして、それ以来「ホテルカリフォルニア」のアルバムを聞いていません。
未だに聞いてないんですよ「カリフォルニア」

ということで、イーグルスとの出会いは「呪われた夜」でした。
「魔術師の旅」というバンジョーの入った曲が結構気に入りました。
バーニー・リードンがいたころのアルバムで良かった、って思いましたね。

その後、ベスト盤をCDで購入したきりで、オリジナルアルバムを聞くのは20数年の時を隔てて、2枚目。
自分の中でも、なんだか、不当に評価が低いような気がしてなりません。

「ならずもの/Desperado」ですが、1973年発表のイーグルスの2ndアルバム。
ドン・フェルダーが入る前の4人組イーグルス時代の作品ですね。
1stのスコーンと突く抜けたような青空ジャケットとは対照的に、なんだか不敵な面構え。
前述したように、アルバムを通して聞くのは今回が初めてなのですが、これってトータルアルバムなんですね。
1曲目「ドゥーリン・ドルトン」から始まって、そのリプライズで終わるまで、アルバムジャケットの写真の色調のような、ちょっと陰りのあるサウンドでまとまっています。
イーグルスというと「テイク・イット・イージー」みたいな明るい、乾いた音を想像しますが、「カリフォルニア」といいこのアルバムといい、ちょっとウェットな感じのところが日本人好みなのかもしれません。

そんなウェット感覚のアルバムの中でも、もっとも湿度の高いのがアルバムタイトル曲「Desperado」。
開拓時代の西部のバーの片隅で、嘗ては自分もならず者だった老人(?)が、好き勝手し放題のドルトン兄弟を優しく諭している、そんな内容でしょうか。
歌のうまいカレン・カーペンターの「デスペラード」もしっとりしていて良かったのですが、やはりここはドン・ヘンリーのあのハスキーががった声で歌われるとグッと来ますね。

それともう一曲有名どころは「テキーラ・サンライズ」。
先日近所のショットバーでおくさんと待ち合わせしたとき、この店のテキーラサンライズがいかに美しかったを話してくれました。
It's another tequila sunrise
ベストアルバムの中でこの曲を聞いた時、「ああ、美しい曲だな」と思って、そのあと何かの機会の時にショットバーで「テキーラサンライズ」を注文したりしていました。
多分、沢山のかたが同じことしているのではないかと思います。
オリジナルアルバムの中で聞くと、さらに深みを感じますね。

ところで、気になったのがジャケット。
表は、ドルトン一味に扮したイーグルスの4人のメンバーです。
が、裏を見るとその一味がとうとう捕まってしまったのですが、捕まえられたのが5人。
増えた一人って、だれ?






(こんな小さな写真しか見つかりませんでした)

[Desperado]
1. Doolin-Dalton
2. Twenty-One
3. Out of Control
4. Tequila Sunrise
5. Desperado
6. Certain Kind of Fool
7. Doolin-Dalton [Instrumental]
8. Outlaw Man
9. Saturday Night
10. Bitter Creek
11. Doolin-Dalton/Desperado (Reprise)

さて、先書いたように20数年ぶりに聞いた2枚目のイーグルス。
次は、いよいよ大ヒット曲を含んだあのアルバムを聞いてみようかと思います。
ジャケット見るたびに、いつも気にはなっていたんですけどね「オン・ザ・ボーダー」
20年後かな。




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Cloud Nine / George Harrisonへの道(11)

2008-04-09 02:23:17 | Beatles
on cloud nineを辞書で惹いてみました。
1960年の研究社新英和大辞典(4版)には載っていませんでした。
1971年の研究社新英和中辞典(3版)にも載っていませんでした。
2005年のジーニアス英和辞典(3版)には載っていました。

アメリカの気象庁で、雲を高度ごとに区分した、その一番高いところに出来る雲をcloud nineと分類していた、とどこかで聞いたことがあります。
それを考えると、on cloud nineて、比較的新しい言葉なんですかね。

タイトル曲のCloud Nineは、ジョージのスライドギターが、雲の上をフワフワと飛び回り、それこそ至福の音を奏でています。
ジョージ・ハリスンも、ロウエル・ジョージも、デュアン・オールマンも、既に雲の彼方に召されてしまったんですね。。。。


[Cloud Nine]
1. Cloud Nine
2. That's What It Takes
3. Fish On The Sand
4. Just For Today
5. This Is Love
6. When We Was Fab
7. Devil's Radio
8. Someplace Else
9. Wreck Of The Hesperus
10. Breath Away From Heaven
11. Got My Mind Set On You

「When We Was Fab」は、ご存知「嘗てビートルズの一員だったね」と歌う歌。
なのですが、アレンジが凝ってますね。
インド音楽に傾倒していたジョージですが、このアルバムではすっかり普通のロッカーになっています。
といっても、自己流にインド音楽を昇華して吸収しているのでしょぅが。
そんなアルバムの中で、あえて嘗てのサイケデリックビートルズ調で、ちょっとインド音楽っぽいアレンジ。
これを聞いただけで、もう懐かしさいっぱいです。
ドラムはリンゴ・スターでしょうね。
このエコーのかけかた。ドラムのこのキメかた。嘗てのビートルズそのものです。
アルバムを通しで聞いていると、どうしてもこの曲でハッとしてしまいます。

前作「Gone Troppo」から5年ぶりのアルバム。
Got My Mind Set On Youのミュージッククリップも良く見かけました。
アルバム発売後には、クラプトンとそのバンドを引き連れての来日公演も行っています。
そういったプロモーション活動が功を奏したのか、ジョージのアルバムとしては久々のヒットアルバムとなりました。
もっとも、売れても売れなくても、ファンとしてはジョージらしくあってくれればそれでいいのですが。
そして、このアルバムでは、昔馴染みの気心しれたメンバーと一緒に、なんだか本当に音楽を楽しんでいるジョージがいます。

例えば、This is LoveとかDevil's Radioとか、リバプールサウンドとか言われていた頃の懐かし目のギターの音が聞こえてきます。
このあたりの、懐古的な趣味は、ジェフ・リンがゲストとして参加しているからでしょうか。
ジェフとジョージでまるでビートルズ大回顧展を行っているようです。
そこにクラプトンやエルトン・ジョンとレイ・クーパー、リンゴ、ジム・ケルトナー、ゲーリー・ライトやジム・ホーンなんていうメンツも飛び込んできて、これはもう同窓会状態です。

GEORGE HARRISON: guitars, keyboards
JEFF LYNNE: guitars, bass, keyboards
ERIC CLAPTON: guitar
ELTON JOHN: piano
GARY WRIGHT: piano
RINGO STARR: drums
JIM KELTNER: drums
RAY COOPER: percussion and drums
JIM HORN: baritone and tenor sax
BOBBY KOK: cello





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はなまつり

2008-04-08 23:53:32 | 亭主独白
花祭りでしたね。
会社が早く終わったら、どこぞお寺さんでも回ってみようかと思ったのですが、渋谷界隈というと・・・どこだろ。
でも、それ程早くは帰れなかったので、どこにも寄れませんでした。
しかし、食事とってブログ見てまわっても、まだ日付が変らないなんて、なんだか久しぶりで新鮮。