今年も残すところあと2日。
大晦日というのは元日と繋がっているので、師走三十日が今年のブログの締めかな、と思います。
今年も1年、ありがとうございました。
そして、
来年もまたおつきあいの程、よろしくお願いします。
さて、「ゆず」にも書きましたが、12月の中頃に体調を崩しました。
ちょっとばかり忙しすぎたのが原因の一つではなかろうか、と思いその一週間は午前半休をとって、のんびりと出社させてもらいました。
行き帰りの電車の中では、気持ちをリラックスさせるために何が良いかな・・・とiPodの中を探って、Pink Floydを聞くことにしました。
何枚か入っているフロイドのアルバムを、気の向くままに聞いていたそんなある日のこと。
この日は「狂気/Dark Side of the Moon」を聞いていました。
このアルバム、今更説明するまでも無いと思います。
以前このブログでも書いたように、Beatles一辺倒だった音楽の趣味から、最初の一歩を踏み出す切掛になったのがこのアルバムでした。
ロック史に残る3枚のアルバムを選べ、と言われたら、迷わずこのアルバムを選ぶことでしょう(ちなみに、あと2枚は、アビーロードと宮殿・・・かな?)。
7人掛けのシートの端に座り、ひじ掛けに半ばもたれ掛かって、アルバムのB面を聞いていたときです。
とある駅で、電動の車イスに乗った女性が載ってきました。
付き添っているのは、お母さんでしょうか、車イスの女性は満面の笑みを浮かべて、付添の女性となにか話をしてるようでした。
実は、わたしのおくさんは、区の職員です。
確か福祉課とかいうところに所属していて、今は区内の障害者施設が職場です。
区内にいくつかある障害者施設のなかでも、そこは一番重度の高い障害者を受け入れているところだそうで、例えば軽度の障害者施設では作業訓練をしたりできるのですが、その施設の利用者さんは自分の意志では動くことも出来ないようなかたもいるそうです。
そこにもう5年位勤めているでしょうか・・・おくさんからいろいろな話を聞いて、障害者に対する考え方が少しずつ変ってきました。
正直なはなし、そういう重度の障害って、健常者とは関係ない事のように思ってました。
でも交通事故に遭っていつ障害者になっても不思議ではないんですね。
と、考えると、健常者としての生活と、障害者の生活って、本当に紙一重なんです。
いつ自分が障害者になっても不思議じゃないんです。
そうなったらどうするか、本当はちゃんと考えないといけないのでしょうが、悲しいかな、うまくイメージすることが出来ません。
そういうことをしっかり考えられる様になれば、障害を持ったかたに対して接する態度も変って行くんだと思うのですが・・・。
それと、おくさんが話してくれる利用者のかたとのコミュニケーションのこと。
こんなに喜んでもらえた、とか、怒らせてしまった、とか・・・
利用者のかたは、職員とのコミュニケーションに喜びを感じているのでしょうか。
自分の仕事を通じて、誰かに喜んでもらえるなんて、最高に素敵なことだと思います。
自分自身のことを省みて、そういう仕事しているかな。
できるだけ、そういうことが出来るようにしていきたいな・・・
と、いうようなことを、その車イスの女性を見たときに考えていました。
なんで、このときにそんなことを考えたのか。
フロイドの「Dark Side of the Moon」の影響かもしれません。
このアルバムA面は、人の誕生から死までの物語。
そして、B面は我々暮らすの社会が、だんだんと狂気に蝕まれていくというテーマ。
しかし、そこに流れているものは、死や破壊から生まれる再生のイメージ。
決してマイナス思考ではなくて、マイナスのイメージを克服することが出来るんだ、という強い意志を感じます。
「Dark Side of the Moon」を聞くと、いつもそういう前へ進む力のようなものが感じられます。
このアルバムが名盤たる所以は、この当たりにあるのだと思います。
1.Speak To Me/Breathe
2.On The Run
3.Time
4.The Great Gig In The Sky
5.Money
6.Us And Them
7.Any Colour You Like
8.Brain Damage
9.Eclipse
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大晦日というのは元日と繋がっているので、師走三十日が今年のブログの締めかな、と思います。
今年も1年、ありがとうございました。
そして、
来年もまたおつきあいの程、よろしくお願いします。
さて、「ゆず」にも書きましたが、12月の中頃に体調を崩しました。
ちょっとばかり忙しすぎたのが原因の一つではなかろうか、と思いその一週間は午前半休をとって、のんびりと出社させてもらいました。
行き帰りの電車の中では、気持ちをリラックスさせるために何が良いかな・・・とiPodの中を探って、Pink Floydを聞くことにしました。
何枚か入っているフロイドのアルバムを、気の向くままに聞いていたそんなある日のこと。
この日は「狂気/Dark Side of the Moon」を聞いていました。
このアルバム、今更説明するまでも無いと思います。
以前このブログでも書いたように、Beatles一辺倒だった音楽の趣味から、最初の一歩を踏み出す切掛になったのがこのアルバムでした。
ロック史に残る3枚のアルバムを選べ、と言われたら、迷わずこのアルバムを選ぶことでしょう(ちなみに、あと2枚は、アビーロードと宮殿・・・かな?)。
7人掛けのシートの端に座り、ひじ掛けに半ばもたれ掛かって、アルバムのB面を聞いていたときです。
とある駅で、電動の車イスに乗った女性が載ってきました。
付き添っているのは、お母さんでしょうか、車イスの女性は満面の笑みを浮かべて、付添の女性となにか話をしてるようでした。
実は、わたしのおくさんは、区の職員です。
確か福祉課とかいうところに所属していて、今は区内の障害者施設が職場です。
区内にいくつかある障害者施設のなかでも、そこは一番重度の高い障害者を受け入れているところだそうで、例えば軽度の障害者施設では作業訓練をしたりできるのですが、その施設の利用者さんは自分の意志では動くことも出来ないようなかたもいるそうです。
そこにもう5年位勤めているでしょうか・・・おくさんからいろいろな話を聞いて、障害者に対する考え方が少しずつ変ってきました。
正直なはなし、そういう重度の障害って、健常者とは関係ない事のように思ってました。
でも交通事故に遭っていつ障害者になっても不思議ではないんですね。
と、考えると、健常者としての生活と、障害者の生活って、本当に紙一重なんです。
いつ自分が障害者になっても不思議じゃないんです。
そうなったらどうするか、本当はちゃんと考えないといけないのでしょうが、悲しいかな、うまくイメージすることが出来ません。
そういうことをしっかり考えられる様になれば、障害を持ったかたに対して接する態度も変って行くんだと思うのですが・・・。
それと、おくさんが話してくれる利用者のかたとのコミュニケーションのこと。
こんなに喜んでもらえた、とか、怒らせてしまった、とか・・・
利用者のかたは、職員とのコミュニケーションに喜びを感じているのでしょうか。
自分の仕事を通じて、誰かに喜んでもらえるなんて、最高に素敵なことだと思います。
自分自身のことを省みて、そういう仕事しているかな。
できるだけ、そういうことが出来るようにしていきたいな・・・
と、いうようなことを、その車イスの女性を見たときに考えていました。
なんで、このときにそんなことを考えたのか。
フロイドの「Dark Side of the Moon」の影響かもしれません。
このアルバムA面は、人の誕生から死までの物語。
そして、B面は我々暮らすの社会が、だんだんと狂気に蝕まれていくというテーマ。
しかし、そこに流れているものは、死や破壊から生まれる再生のイメージ。
決してマイナス思考ではなくて、マイナスのイメージを克服することが出来るんだ、という強い意志を感じます。
「Dark Side of the Moon」を聞くと、いつもそういう前へ進む力のようなものが感じられます。
このアルバムが名盤たる所以は、この当たりにあるのだと思います。
1.Speak To Me/Breathe
2.On The Run
3.Time
4.The Great Gig In The Sky
5.Money
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7.Any Colour You Like
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