経済(学)あれこれ

経済現象および政策に関する意見・断想・批判。

景気回復、日米の政治力の差ねえ???

2021-05-16 20:48:49 | Weblog
景気回復、日米の政治力の差ねえ???

 昨日、一昨日のネットニュ-スにアメリカは非常に景気回復が速く、日本は遅れている、とあった。もちろんコロナ災禍からだ。この意見には賛同しがたい。まずアメリカの方が本来失業率は高い。特にアメリカでは移民を中心とする低技能したがって低所得層が多い。こういう時現金をばらまけばそれなりの収入は得られる。道路工事とか苺採取などなどだ。日本とは事情が違う。
 問題はその金の出どころだ。ドル札の増刷しかない。アメリカは30年以上前から基軸通貨という名のドルに甘えて借金を増大させつつ、景気なるものを維持して来た。借金して輸入し食い散らせばGDPは上がるわな。アメリカの膨大な借金を保証しているのが金余り大国日本の円貨だ。
 こういう貧窮したキリギリス生活はいつまで続くのか?いつか破局が来る。バイデン政権はトランプ前大統領と反対に、移民の無制限受け入れを認めた。ろくに製造業もなく消費第一の政策で移民(即貧民)をどうやって養うのか。
 アメリカのドルは円貨の支えの元に、中国に投資され中国の産業を潤している。だがこの外資利用では中国経済は行き詰まる。内需に乏しく高価格高価値の製品は作れないからだ。習近平政権下、共産主義イデオロギ-の締め付けがきつくなった。あらゆる教育研究機関は厳しく監視されている。この件に関しては別のブログで述べるが中国も危ない。そうなった時(つまり中国経済が崩壊乃至低迷し始めた時)ドルはどうなるのか?バイデン氏はそこまで考えているのか?借金して賃金をばらまくのなら馬鹿でもできる。
 メディアも意見を言うのは良いが、大局を見て言ってほしい。いたづらに日本を貶めることは日本経済の低迷につながる。   2021-5-17

「君民令和、美しい国日本の歴史」文芸社


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