goo blog サービス終了のお知らせ 

Masaca's Blog 2

独り言・日記・愚痴・戯言・備忘録・・・。なんとでもお呼び下され(笑)。

おまけ2:論文

2007-01-18 23:00:13 | Laboratory
ようやく査読終了

やはり、日中は雑用の嵐で全く手が出せず…。結局、手を付け始めたのは勤務時間も終わって日も十分暮れてから…。しかし、切羽詰まると人間何とかしようとするものらしく、いつになく高い集中力&途中で遮断されてもすぐに復帰出来るフレキシビリティがなぜか発揮されて、一気に読み上げてまずい部分をピックアップして、コメント欄に書き綴って先ほどエディターに送りましてございます。それほど重厚なレビューじゃなかったので助かりましたが、リファレンスの記載と合致しているかを確かめるためにやたらと引かなければならず、つくづくPDF全盛の時代でよかったと思う次第です。

ま、結構新しい文献も引っ張ってあって、知らない情報もあったりしたので、自分のためにもなったということでよしといたしましょう。不安なのは、自分のコメントがトンチンカンだったんじゃないかということ…。こればかりはどうだったのかさえも分からないかも知れませんが、文句を言われたとしても、そんなトンチンカンな理解を導くレビューの方が悪いという話もありますので…

# さぁ、帰って風呂入って寝ようっと



おまけ:論文

2007-01-17 20:39:18 | Laboratory
終わったはずのこのシリーズなんですが、先日、ひょんなことからおまけが生じまして…

奇特にも、発表後のあの論文を参考文献に引いて下さる方がいらっしゃったようで、しかもそれがReviewだったりして、その上、そのReviewのReferencesを見た投稿先の雑誌のEditorなのか著者なのかわかりませんが何を思ったかそのReviewのRefereeに私を指名してきたらしく、なぜかその長大なReviewを査読することになってしまった訳です

ま、断る理由もないので、このクソ忙しいのにも関わらず向学もかねて引き受けたのですが、やはり時間がとれない。こういう査読は集中しないと時間がかかるばかりか内容を誤解しかねないので、私の場合、きちんと時間を確保してやらないといけないわけです。かのHUB君のようにガンガンこなせればよいのですが、そこまで器用ではございませんで…ハイ。で、その上、結構長いReviewの査読なもので、どうしようかと悩みつつも全然進まない今日この頃…

どうしたものやら…。ちなみにReviewの査読って内容が正しければOKなんだろうか?通常の論文じゃないから新規性とか進歩性とか主張点を吟味するわけじゃなかろうて…。過去に似たようなReviewがあるかどうか調べるべきなんだろうか?

と、悩んでいる間にも〆切は迫るばかり…

# え?お前大丈夫かって?…大丈夫じゃないかも…


PowerMac G5のRAMを上限にしてみた

2007-01-05 14:46:17 | Laboratory
先ほど、年末に注文しておいたPowerMac G5用のSDRAM 1 GB×4が到着したので、早速現在刺さっている512 MB×4と差し替えてみました。

以前は立ち上げてすぐに、./private/var/vm/にあるswapfileが続々とswapfile4まで増えていって、一日使おうものならswapfile6辺りまで突入し、どんどんスワップのお陰で減速していったのですが、total 4 GBにしたら、今までのスワップ地獄が嘘のよう…。立ち上げたくらいではswapfile0から増える気配もございません。HDDも至極静かだし、何よりストレスがかかりません。これならCLC Free WorkbenchやMacPyMolで少々ヘビーなことをやらせながらWordやらExcel使いつつiTunes走らせてバックにMailだのFirefoxだの常駐させていても大丈夫そうです。あ、iChat AVとMicrosoft Messengerもね。いや、助かった…

ということで、差し替えた残りの512 MB×4が箱の中へ戻って眠りにつきつつあります。なので、ここで突如業務連絡。下記のメモリモジュールが余っております。どちらかお使いになりたい方はご連絡ください。一応、会社のものですので、研究グループ内部の方に限らせていただきますので、外部の方はご遠慮ください
  • PC3200U-30330 512MB DDR 400MHz CL3 184pin DIMM (hynix社製(韓国)) 4枚
# それにしても、もっと早く換装しておけばよかった…
# え?このご時世、IntelMacに買い替えたらいいのにって?そりゃそうなんですけどねぇ…
# 公費なので、そう簡単にはいかんですよ…

大掃除終了

2006-12-27 16:02:31 | Laboratory
先ほど、今年末大掃除が終了しました。

予定通りに午前中で各部屋の大掃除を終了し、午後からは地下の倉庫機器室の中身を引っ張り出して不用品を徹底的に廃棄しました。特に多かったのが試験管などのガラス器具。ディスポ製品の使用頻度が上がった近年は、試験管の出番もめっきり減って、ずっと箱に梱包されたままだったので、もう使うことはあるまいということで一気に廃棄しました。結構な量でしたが仕方がありません。あとはプラスチック製のディスポ用品ですが、今となっては何に使うんだか理解不能なプラスチック製品だとか、ゲルろ過樹脂が干からびて使用不能なスピンカラムだとか、いっぱい出てきました。元々、捨てられない質の私とKSさんで仕切ってきたせいで、こういう状態になってしまったのかもしれませんが、思いきりの良いメンバーが増えたおかげで、ガンガン捨てることができました。廃棄物置き場に出せなかった粗大ごみやガラス類は年明けに出しますが、それ以外は基本的に廃棄済みです。

お陰で、かなりの収納スペースを確保することができましたので、未開封消耗資材類のストック置き場としてようやく稼働できそうです。

# それにしても、あの大量のガラス器具を捨てるときの罪悪感といったらもう…

あとは忘年会です。体力続くかな…

明日は職場の大掃除

2006-12-26 18:30:17 | Laboratory
明日は職場の大掃除です。

今回の大掃除は、基本的にリアレンジが主眼ではなく、いつもの大掃除と同じで、普段掃除できないところを掃除するというのがメインです。窓とか棚の上とか、週に一度の掃除ではやりきらないところが結構あるんですよね。WKでは、私自身がつくばにいた頃から大掃除をしていたのもあって、未だにそういうことにしてしまっています。YKで大掃除をしているのかどうかは知りません。しているんだろうか?もししていないとしたら、かなりの勢いで煤が溜まっているだろうになぁ…

それから、今日のうちに地下の倉庫機器室に溜まりに溜まっていた過去の遺物を、徹底的に捨てるものと使うものに判別しましたので、明日はかなりの勢いで巨大な棚から棚卸しをして使用頻度の低いものから奥へしまう予定です。

いや、今年は御大が、あんなタイミングで演説をぶったものですから、過去の遺物の処分が進む進む…。こんなに捨ててもいいのかと思うくらい捨てることになりそうです。けどね、よくよく調べていくと、御大の宝物よりもKSさんの捨てられない持ち物の方が圧倒的に多かったという事実がありまして、実は御大はある意味悪者にされていたという…。いやはや、大変申し訳ありませんでした。で、先日きてもらったKSさんに、持ち物という持ち物をチェックしてもらって、大半を捨ててよいという結論に達しまして、いよいよ捨てようという段取りです。残念ながら、実は今日が職場の粗大ごみ収集の日だったのですが、朝から結構な雨でしたので断念して、年明けに一気に捨てることになっております。これで、長年かなりの容積を食ってきた遺物をようやく片付けることができそうです。

ちなみに、明日は忘年会でもあります。掃除や地下の整理を終わらせて、忘年会に無事突入できるよう頑張りたいと思います

新・論文 (6)

2006-12-25 18:53:34 | Laboratory
とりあえず、やっとのことでドラフトが完成しました

先程、グループ内の論文投稿フォームに記入して、論文担当のMNさんに本文ファイルと図をまとめて投げたところです。Supplementaryな図まで投げたのですが、混乱しないといいなぁ…。右はそのうちの一つ。ホモロジーモデリングで出来た3D構造モデルの図です。クリックして別ウィンドウに拡大して、眼のフォーカスをぼかしていただくと何となくこんな感じ…くらいはお分かり頂けると思います。まだ投稿前のデータですので、一応モザイク…

一応、当初予定していた雑誌は内容的に無理があると考えて、前回の「論文」で投げた雑誌にすることにしました。なので、当初予定していた体裁から急遽そちらの体裁に変更して、やっとの事で出来た次第です。これで、万が一にも御大が猛スピードで内容をチェックしてくれない限りは、年明けの処理となることでしょう。そうなることを祈ります。


新・論文 (5)

2006-12-21 20:38:18 | Laboratory
進化系統樹に関して、共同研究先のYB先生から、例の菌は確かにその属から派生したけれども元々かなりかけ離れていて派生していった経緯があるので、今回のデータはそれを的確に示すデータになっている、といった返事を頂き、ちょっと安心しております。

ま、今はそっちのヤツではなく、最初にとったヤツの論文を仕上げております。内容が内容だけにそれほどの長編を望めるわけでもなく、しかしながらこのご時世、単に遺伝子とって発現させて活性とれました程度ではなかなか通してくれないものですから、その有用性や他と違う点を述べると共に、シミュレーションでもいいから立体構造的なところにも触れられないかということで調べてみたら、PSI-BLASTでいい値が出ていればホモロジーモデリングも捨てたものではないということが分かりまして、じゃぁってんでネット上のホモロジーモデリングサービスに投げてみまして、見事に立体構造モデルを返していただいた次第です。いやぁ、NMRもX線解析も何もしていないのにこんなにもっともらしい三次元構造を返されると、それは確かなのかと思わぬツッコミを食らいそうではあるのですが、ま、PSI-BLASTでE valueが0.0などという値が出ていますので、一応は大丈夫なんじゃないかと…

で、これをKU君から教わったMacPyMol.appでいじり倒しまして、もっともらしい図に仕上げた次第です。で、あとは活性のデータを仕上げまして、ようやく完成に近づいたところ。本文中のディスカッションでどうしてもいいReferenceが見つからないので、海の向こうへお出かけ中のPCちゃんに「いいReference知らへんか?」ってメールしておきました。さぁ、Referenceを埋め込んで、ラストスパートです。年末までにドラフトを御大に投げられるかしら

# じゃないと、次の論文に手がつけられぬ…


第2回研究交流会

2006-12-21 08:50:44 | Laboratory
2006-12-19 18:17:22
明日は、2回目となるグループ内での研究交流会。今回こそは二つある内部秘事項も一つは論文化の目処が立ったということで、日の目を見ると思いきや、何のことはない、「わざわざ晒す必要もないだろう」などという、交流会とは何ぞやといわんばかりの理不尽な理由によって、今回も発表はなし。皆様の発表を聞きに行くのみでございます。あ、一件だけ、FIさんのがありました。けどそれだけ。傍目から見たら、私は一切仕事をしていないんじゃないかという感じですが、そんなことはありません…ないはずです…ないと思います…ないんじゃないかな…ないことを祈る…ないということで…

明日は、13時開始なんですが、何故かYKへ直行直帰の方が結構いらっしゃいまして、一体全体何時間かけてYKへ行くつもりなんだと、小一時間問い詰めたい気持ちを抑えつつ、今日も早めに帰ろうかなと…

# ちなみに昨夜は、先日結婚した義妹が研修とかで我が家に泊まっておりまして早く帰りましてございます

さて、今日の通達ミーティングで「明日の持ち時間が20分あるので、そこで重要な話をします!」と大きく宣言をした御大が、本当にその20分という時間を守るのかどうかちょっとした見物なのでした。

# 絶対ストップウォッチで計ったろ

2006-12-20 09:51:26
まもなくYKに向けて出発します。こういうときに限ってやたらと運搬物が多かったり、ルートが大渋滞していたりします。無事にYKで昼食がとれる時間に到着できますように

2006-12-21 08:50:44
昨日は直帰しましたので、今頃更新…

第2回研究交流会は無事終了しました。ちょっと驚くような結果があったりしてそれなりに有意義な発表会でした。

午前10時、首都高速5号池袋線上りの渋滞がちょっといつもと違う様相を呈していたので用心して早めに出発。合計6名が先日トラックと間違われたエスティマに乗り込み、トランクにはWK地下に眠っていたお土産を積み込んで走り出しました。しかし、板橋辺りから本格的な渋滞が始まり、いつもの渋滞かと思っていたのですが、どうも様子が違う…。あまりにも動きが鈍い…。これはまずいと思い、携帯のiアプリで渋滞情報を加味した旅程予想を検索したところ、首都高速だけで1:45かかると出まして、ちょっとやばそうな予感がしたもので、高松の出口で急遽降りました。その後、池袋界隈を抜けてなんとか神田までたどり着き、神田ICから乗ろうと目論んだのですが、IC発見に失敗…。一度通り過ぎてしまいまして、目白通りを逆送してぐるりと一周し、ようやく首都高速に復帰しました。すると、嘘のようにスッカスカ…。読みが外れたかと思いきや、助手席のTH君が携帯で渋滞情報をチェックし、遥か後方で渋滞中に事故発生のため車線規制とのこと。珍しく判断が的中した形で難を逃れた次第です。その後はKK線が浜崎橋JCT前で多少渋滞したくらいでなんとかYKに到着。

# あ、大師料金所で初めて目の前でETCの開閉バーがトラックに折られた瞬間に遭遇しました

昼食を食堂で済ませ、YKのラボを見たことがないKMさん、AMさんを居室まで案内。すると、いつも元気なKU君がどうもノロらしいとの話。見に行くとマスクをして本当につらそうです。帰ったら?って感じだったのですが、そのまま会場へ。

交流会が始まり、御大の20分のはずのお話が30分になり、その他諸々で15分遅れでポスターセッションと相成りました。しかし、KU君はポスターを貼りつつもつらそう。てことで、いつもの帰れコール(「帰れ帰れ~!か・え・れ・か・え・れ!」って感じ)を始めまして、説明は私が引き受けて半分無理矢理帰宅させた次第です。

ところが、ポスターの内容も確認しないまま、しかも説明時間の確認もしなかったため、最初のインターバルが説明時間であることに気付かず、しばらくウロウロしているとKU君のポスター前に人が…。しかも「説明する人がいな~い」なんて言われまして、急いで説明開始。しかし、あらかじめ内容確認もしていないものですから、自分自身も図を確認しながらの説明と相成りまして、非常にお見苦しい説明となってしまいました。もうね、汗だくですよ。で、なんとか説明を終えたのですが、もしかしたら私がポスター前にいなかった間に説明して欲しい人がいたかも知れません。誠に申し訳ございません

で、三回交代のインターバル中にいろいろとポスターを見まして、ちょっとツッコミ過ぎたりもしましたが、それなりに有意義でした。面白そうなネタもあり、かなり興味をそそられたりもしましたし。で、最後にベスト・コンテンツ賞(実は「ポスターに時間をかけるな」というコンセプトで始めたのに、ベストポスター賞なんて作っちゃったものだから、「そりゃあかんでしょ」ってことで急遽JKさんに直談判しまして、ベスト・コンテンツ賞に変更してもらいました)なんてものの発表がありまして、参加者全員の投票で決まるのですが、KU君のが次点になっていたそうです。すまん!KU君!きちんと説明時間にポスター前に立って説明していたら、もしかしたら…だったのに

ということで、無事に会も終了し、会のあとの懇親会兼忘年会はパスして帰ってきました。帰りは思っていたよりも首都高速が流れて、すんなり帰って来れてよかったよかった


自転車の飲酒運転は…自宅での会社メール送受信は…どうなん?

2006-12-19 12:58:10 | Laboratory
御大の、久しぶりにまともそうな、但し、既にほとんどみんなが内容を知っているという注意事項通達のミーティング。なんとか昼食前までには終了しました

しかし、宿題満載でございます。特に「飲酒運転」と「情報セキュリティ」に関しては、いったいどうするんだろうといわんばかりの状態…

何かって?「飲酒運転」では、会社の規定が厳しくなるとかで、飲酒運転即懲戒解雇となるらしいのですが、その細かい運用がボロボロ…。検挙されなくても所内で飲酒運転が発覚したら懲戒対象なんていうものだから、そりゃ、あかんわね。だいたい、自転車の飲酒運転が道路交通法に違反することを知らない御大もどうかと思うわけですが、じゃぁ、自転車の飲酒運転が所内のみで発覚した場合に、懲戒の対象になるのかと…。要は、酒飲んで自転車に乗っているところを会社の守衛さんにばれたら解雇なのかと…。飲み会の帰りに自転車で帰ろうとする部下を見てしまったら、上司はそれを報告するのかと…。飲酒でなくても、死亡事故を起こしたら懲戒解雇なんて言い出すものだから、自転車で死亡事故を起こすことも十分あるのですが、そういう場合も懲戒解雇なのかと…。言い出したらキリがありません。

「情報セキュリティ」もそうなんですが、社内の電子情報を自宅のPCで扱うなというけれど、だったら会社のメールを自宅で送受信してはあかんのかと…。USBメモリはクライアントPCを制限できるセキュアなものにするとかいっているんだが、メールに添付で自分に送信したら一緒じゃないかと…。だいたい、クライアントPCを制限されたUSBメモリなんぞ誰が使うんだと…。自宅で仕事をするためにラップトップPCを用意するとかいうが、自宅のネットに繋いでもいいのかと…。それは自前のPCで仕事するのと何か違うのかと…。要はP2P利用環境下で社内情報を扱わないための対策なんですが、まずそれを最初に徹底させた上で、自前PCが社内セキュリティ・ポリシーに合致しないのであれば、会社から支給するぞ、というふうにしないと、単なるイタチごっこになりかねないのに…。その辺り、御大は分かって話していたんだろうか?だいたい、ウィニーの説明が完全に間違っていたし(要は理解していない)…

まぁ、確かに個人持ちのPCのセキュリティ・ポリシーを会社がコントロールすべきなのか、していいのか、しなきゃいけないのか、というややこしい問題なんですけどね。一番単純な解は、自宅で仕事はしない、ということなんですけど…

いったいどうするつもりなんだろうか

御大上陸20061218

2006-12-18 15:50:18 | Laboratory
2006-12-18 12:08:58
ただいま、御大上陸。12:30からミーティングの予定。なので、食堂開店と同時に昼食を済ませてきまして、ただいま、待機中。

# やだなぁ…何の話をするんだか…
# 実は先週末も来ていたりしたんだが…

2006-12-18 15:41:07
いやはや、至極真っ当なお話でした。飲酒運転するなとか、裁量労働制を誤解するなとか、緊急連絡網がどうとか、個人情報保護法に則っているとか、会計検査を侮るなとか、情報セキュリティには万全をとか…。ただ、そのあと、みんなに意見を聞いてくれといわれて、集めて説明して聞きましたがな。

# 疲れた…

で、これ。明日全体にミーティングまで開いて話をすることばかり。事前に意見聴取をしておきたかったみたいです。それにしても、何かと規則規則で雁字搦めの気の抜けない社会になってきてしまいましたね。なんか、やな感じです。仕方がないんでしょうけど…

# ほとんどの内容を知ってしまった私たちは、明日の演説を聴くに堪えるんだろうか…

新・論文 (4)

2006-12-11 21:28:54 | Laboratory
引き続き、慣れない進化系統などという小難しいことを考えつつ、アミノ酸配列ではなく元々のORF部分の塩基配列で再度、系統樹を書かせてみました。

案の定、ヤツ(上から二番目)は他とは離れているのですが、塩基配列的にはお友達が出来たらしい。このお友達、アミノ酸配列比較ではきちんとみんなの中に紛れ込んでいたのに、いきなり鞍替えしてきやがった…。いや、別にORFが何かしたわけではないんですが…。こりゃ、どうも系統樹のアルゴリズム的にもよろしくないんじゃないか?と思いつつも、ここで使っているUPGMAなる方法があかんのか、自分の考え方がおかしいのかよく分からない…。なんでも、進化速度を一定にして計算しているとかなんとか…何じゃ、そりゃ?で、もう一つの進化速度を可変にしたと曰うNeighbor Joiningでも、両方とも書かせてみました。
アミノ酸配列での系統樹
(右に飛び出ている二つのうちの上のヤツ)
ORF塩基配列での系統樹
(一番右に飛び出しているヤツ)
なんとなくいい感じにまとまってくれています。UPGMAでは、アミノ酸配列比較で飛び抜けて離れていたヤツでしたが、Neighbor Joiningではきちんと両方で近しい仲間がいるようです。ちなみに両方ともお相手は一緒。これならディスカッションできなくもないです。ま、他の並びや近い順などが変わっているところもあるので、もう一度よく見直さないといけません。

しかし、アミノ酸配列と塩基配列でこれだけ差が生じて来るとなると、ゲノム全体での配列比較やORFの配置順なんかのSintenyでの比較も加えた方がよいんじゃないかという気になりつつあるも、とてもそこまで自分の知識では到達できそうにもなく、どうしようか、ちょっと悩ましいところではあります。だいたい、この系統樹だって、本当にそのアルゴリズムを理解して書かせなければ、間違った理解をしてディスカッションしてしまうこと間違いナシです。今一度、進化系統樹に関してお勉強?ちょっと待てよ?それは、この論文の本来主張すべき点なのか?っちゅうかそこまで深く考えてやってきたわけではなかろうて?あまり深入りせずに、自分の主張したい点を打ち出せないか?むしろ、同属内での比較より、近い属や遠い属との比較の方が説得力ないか?

いかんいかん…、愚考スパイラルに陥りつつある…。本来の目的を見失ってはいかん。まずは、問題のない一つめの論文を仕上げなくては…。それを済ませてからもう一度頭を冷やして主張点を整理し直してみよう。

# という、安直な思考を独り言で表現してみました


新・論文 (3)

2006-12-07 20:50:02 | Laboratory
今日も雑用などで時間を失いつつも、なんとか系統解析なんぞしてみようかと、ずいぶん以前にYO先生からファージのプラーク写真を撮ってくれという要請に応えたご褒美に頂いた「バイオインフォマティクス ゲノム配列から機能解析へ」を読みつつ(いや、さすがHB君の監修だけあってわかりやすいです…感謝…やっぱし、次の版も買っておこうかしら)、CLC Free Workbench 3で、同じ属の同タンパク質アミノ酸配列をかき集めてきまして、アライメントをかけまして、系統樹を書かせてみたのです。そしたら…

二つあるうちのはじめにとった方は別段どうというほどの特色もなく、まずはこれをとっとと論文投稿してしまおうと目論んでいるわけですが、そのあとに控えていてしかも本命なものだから、やたらとデータがあって整理するだけで大変な方に限って、妙に同属の系統樹から離れているじゃないですか
(右図の一番上のやつ)

いや、それはそれで配列的にも新規性が高いということで非常によろしいのですが、如何せん、この属の系統分類には全くの門外漢でして、ひとしきり悩んだ挙げ句に行き詰まり、とうとう、培養をお願いした別の研究室の先生宛に、「かくかくしかじかでこんなん出たんですが、属内の分類と合ってますか?何か新しいところありますか?」と系統樹付きでメールを投げた次第です。いや、自分で分類の本とにらめっこしてそこそこのことを書こうと思えば書けるのですが、せっかく共同研究でしかも共著者になっていただくんだから、専門の先生のご意見を取り入れようということにした訳です。

# ていうかそれ以前に、会社の図書館がアスベスト除去のために閉館していて、肝心の本がない…

そんなこんなで、書かなきゃいけない方の論文は全く問題なくて、逆に特筆点をさらに探さなきゃいけないかも知れない状態なのに、次のはどうやってこんなにいっぱいのデータを一本の論文にまとめたらいいんだ?というくらいな感じでして、書く前から思いやられまして、現在現実逃避中

バイオインフォマティクス ゲノム配列から機能解析へ

メディカル・サイエンス・インターナショナル

このアイテムの詳細を見る
バイオインフォマティクス ゲノム配列から機能解析へ 第2版

メディカル・サイエンス・インターナショナル

このアイテムの詳細を見る




発注システムのメールがSPAMに…(汗)

2006-12-06 21:04:07 | Laboratory
昨日、メールサーバのアンチスパムデータが更新されてからなのか何なのか、職場のWeb発注システムから送信されるメールというメールが尽くSPAM扱いされまして、Subjectにしっかりと(SPAM)の烙印を押されて送達されております

これはこれで困ったことでして、ラボの論文correspondence専用メールアドレスに膨大な量のSPAMが来るものですから、さすがにMail.appも全てのSPAMを判別しきれずに受信箱に放り込んでくれるもので、仕方なくsubjectに(SPAM)が含まれるメールは自動的に迷惑メールフォルダに直行するようにしてありまして、発注確認だの承認依頼だののメールも全て迷惑メールフォルダ行きとなってしまっております

てことは、発注がかかってもそういうお知らせが目に入らないわけで、ついつい処理が遅くなってしまいがちなのです。なんとかMail.appのルールの優先順位とルール記載の工夫でしのごうと四苦八苦しておりますが、こういうサーバ側のスパムデータって、ユーザー側の都合で変更できるものなのかしら?どうにかならんものかな…

2006-12-06 08:50:12
追記:Mail.appのルールの順番を「発注確認メール処理」→「SPAM処理」の順にしたら解消しました…が、相変わらずsubjectに(SPAM)はついたまま…

新・論文 (2)

2006-12-05 16:27:28 | Laboratory
ただいま、「遺伝子群一式回路網研究課題二発現集合研究集会兼幻影四」の最中です。主論文をどうだの派生論文をどうだのという話が始まっています。

# ミーティング中に書いてたりします

今日は、そんな中で結構論文が進みましてございます。論文を書くのに必要な特許の実施例を忘れてきてしまったのですが、YKとWKがVPNで繋がっていてくれるおかげで、YKのラボまで行けば自分のPowerMacintosh G5に接続できるので助かりました。あとは、パブリックデータを使っての比較・派生の解析をちょっと載せて完了にしようかと思ってます

はじめは、どこを主張点にしたらよいのか全く浮かばずに、ずいぶんと時間を使ってしまいましたが、一旦それさえ掴めばこっちのもので、そこを中心に文章化するだけです。だらだらと長い論文を書くのは苦手なので、論点のみをはっきり述べて、そこを認めてもらえればラッキーというところでしょうか

今回の「遺伝子群一式回路網研究課題二発現集合研究集会兼幻影四」は注釈付けのような人海戦術がないようで、私自身あまり役に立ちそうにありませんので、とっとと自分の仕事に取りかかって片付けようと思う次第です。

さて、no reject記録は更新されるでしょうか

# 今回こそヤバそうです


続:遺伝子群一式回路網研究課題二発現集合研究集会兼幻影四

2006-12-05 13:58:54 | Laboratory
昨日に引き続き「遺伝子群一式回路網研究課題二発現集合研究集会兼幻影四」二日目に参加中です。

発表は順調に進んでおりますが、皆口々に「波風が立たなさすぎる」と妙な不安を持っているようです。ま、たぶん波風が立つとすれば、今日の午後、夕刻辺りからじゃないかと思われますが、如何せん、元々行き当たりばったり的なミーティングですので、そうなるのも当然という話も…

とりあえず、明日は来なくてもすみそうな予感ですが、今日が終わるまでは用心用心火の用心