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Masaca's Blog 2

独り言・日記・愚痴・戯言・備忘録・・・。なんとでもお呼び下され(笑)。

製氷機故障

2007-03-05 18:15:01 | Laboratory
なぜ機械類というのは都合の悪いときに具合が悪くなるんでしょうか…

実験室の製氷機(ブロック氷ではなくクラッシュ氷を作る機械)がどうも絶不調…。土日の停電に備えて電源を抜き、中の氷もきれいさっぱり捨てておいて、今朝プラグを差し込んでもらったのですが、どうも音が大きい。先程はその音がさらに大きくなり、「カラカラ」が徐々に「ガラガラ」となり、スイッチを入切していたらついにその異音が消滅…。いえ、直ったのではなく、一切製氷を停めてしまいました。動いているのはコンプレッサーのファンのみ…。昇天してしまったのか、直るものなのか、全く想像出来ませんが、たぶん冷却機ではなく製氷部分の不具合かと…。

で、何が都合が悪いかって、年度末なんですよ。しかも、2月末で伝票の受付も終了して、あとは微調整段階…。なので、修理したとしても今年度予算で支払えるかどうか…。どうにもこうにも、この単年度予算制度というのは融通が利かない…。お役人様方は、年度区切りをするのにちょうどよいのかも知れませんが、こちとら年度末だからって仕事が止まるわけでもなく、試薬は使うし機器類も使う、当然故障も出ますわな。けど、年度末はどうしようもないと…。どうにかならんものですかねぇ…

ということで、2台ある製氷機のうちの1台が故障中です。直るかどうか分かりません。直らなければ、買うしかないのですが、いつになったら買えるのかまだ目処も立たず…。困ったものです

職場の停電

2007-03-02 20:17:18 | Laboratory
明日・明後日は職場が計画停電…。なので、職場に来ても仕事になりません

しかも、翌週の土日も計画停電…。今度はG回路(非常用電源)までもが停止します…。一応、別回路を非常用電源系統に流してもらうことにはなっていますが、どうも不安…。さらに輪をかけて、このときに電源コンセントの移設工事まで入ることに…。二週続けて週末に何事もなければよいが…。で、その翌週は居室のレイアウト変更工事&岐阜行…。何だか忙しいのぉ…

# 「週末」で思い出した…金曜日の夕方になると遊びに行きたくてムズムズし出すのを「週末思想」と呼んでいた
# あぁ、くだんねぇ…

らぼちっぷす20070301

2007-03-01 20:48:03 | Laboratory
・Bio-RadのBio-PlexQuantiGene Plexを組み合わせるとmRNAの発現解析が出来るらしい
 →詳しく聞きたければBio-Radを呼ぶべし
・ロシュ・ダイアグノスティクスのLightCycler®480で新しい飽和型蛍光インターカレーターを使ったSNP検出法が出たらしい
 →まだロシュの中の人も詳しい内容は知らないみたい
・ロシュ・ダイアグノスティクスのトランスクリプターは至適温度55℃、最高65℃まで安定で、14 kbまで伸び、RNaseH活性を持っているらしい
・エムエス機器の蛋白質ダイジェスションシステムは一晩で96サンプルのプロテアーゼ処理が出来て、今までに故障らしい故障もほとんどなく結構いいらしい
・タンパク質の2Dスポットピッカーはピッカー自体の性能以前にゲルが乾燥で縮んでいくので座標が狂ってしまうためにあまり多くのピッキングは望めないらしい
・2D大手某社のスポットピッカーはピックして移動する間に打ち抜いたゲルがしばしば脱落するらしい
 →導入しているところではほとんどまともに使われず、人手で打抜いているそうな
・Ciphergenのプロテインチップシステムは分子量10,000以下のタンパク質・ペプチドのプロテオーム解析に使えるかも知れない
・QiagenのQIAcubeはQiagenの既存のさまざまなスピンカラム製品に対応している、もしくは対応していくらしい
 →あくまでもラボ向き

新規酵素 (1)

2007-02-27 21:50:50 | Laboratory
新規の酵素ゲットしました

今回はALさんに任せてあったのですが、ALさんもいろいろと御大から仕事を任されてどっちつかずになっていたので、このままではどれも埒があかないということで、新規酵素の方をこちらに任せてもらいまして、クローンと今までのシーケンスデータと最新のデータをもらいまして、なんとかアセンブル完了。BLASTの結果、新規であることが確認出来ました。しかも、最も近いのが、今まで使ってきた市販の酵素だったりして、その性質に結構期待が持てそうです。いやぁ、苦労してこの菌を探してわざわざドイツから入手した甲斐がありました。再度シーケンスを確認しますが、全くORFを考慮せずにアセンブルした配列できちんとORFも途切れなく出てきましたので、まず間違いはないでしょう。

この裏方のような仕事を始めて、これで新規酵素は三つ目です。とりあえずまた特許出願ですね。ALさん、えらくクローニングに手間取っていたけど、実施例書けるのかな?それとも、また私が書くことになるのかしら

# 結構無茶な汚いシーケンスデータと無茶なアライメントで、目を皿のようにしてアセンブルしたので、思いきりドライアイのひどい状況になってます…

誰でしょう?

2007-02-23 12:58:07 | Laboratory
# 年末に撮ったまま忘れていた写真…

内輪ネタで恐縮ですが、さていったいこの写真の主は誰でしょう

<ヒント>
  1. 昔、うちのラボにいました
  2. 今も同じ会社にいます
  3. どこが変わったかって主に頭です
答えの分かった方はコメントにどうぞ!早い者勝ちです!

但し、くれぐれもイニシャルでお願いします。実名の書き込みは予告なく削除させていただきますのでご了承ください。

御大上陸20070219

2007-02-19 18:17:14 | Laboratory
本日はお昼時に上陸…

食堂で昼食を食べ終わった頃に、事務のKGさんから携帯にコール…。

KGさん「今、MFさんと一緒ですか?」
私「一緒だけど…?」
KGさん「先生が今すぐにMFさんとお話ししたいということなのですが…」
私「へ?もういるんだ…すぐ戻ります」

てことで、危うくMFさんは昼食途中切り上げて戻らなければならないところでした

# ところで、MFさんの呼び出しになんで私の携帯なん

で、戻ってみると、部屋では一緒に会議に出るJYさんとお話し中。どうも、会議の後にすぐにYKへ戻るので、その後に予定していた話を今すぐしたいとのこと。で、いろんな話をしつつその内容も確認してその場は終了。

机に戻りつつ、MFさんから聞くところでは、どうも今日は御大とJYさんはYKからタクシーで来たとのこと…。で、JYさんが冷蔵庫はないかというので、教えてあげると、お弁当をそこへ…。ん?どうやら、いつもお弁当持参のJYさんなのですが、今日ばかりは御大と待ち合わせて昼食を屋台のおそばですませたとのことで、せっかくのお弁当も手を付けられないままだったようです。

そんなこんなで、御大のいうことにゃ、

御大「で、会議はどこ?」
KGさん「池○○棟です」
御大「じゃ、自転車用意して」
KGさん「はい!」

は?池○○棟って、食堂の向こう側じゃん?どうやって自転車で行くの?ということで、KGさんに聞くと、「いつも自転車なんです」とのこと。けどね、自転車って池○○棟と反対側の入り口にしか持って行けないので、えらく遠回りになるんですよ。なので、御大に、

私「先生、自転車で行くんですか?」# まさか、また廊下を走るんじゃ…
御大「そうや」
私「自転車だとえらく遠回りになりますよ?」# 本気で廊下を走る気か…?
御大「そうなんか?」
私「池○○棟ですよね?」# ホ…その気はないらしい…
御大「そうや」
私「歩いた方が速いですよ」
御大「何分かかる?」
私「いや、もう、5分もあれば…」# いや、そんなにかからんだろう…
御大「そうか、じゃ、歩いて行こう」

とまぁ、なんとも素直…。あまりにも素直だったので、ご案内差し上げることにしました。しかし、食堂や池○○棟に一番近い出口を出たところで、御大はいきなり、

御大「あ、君に案内されんでも分かるかも知れん」
私「分かります?あの屋上に網のある建物です」
御大「これを下って曲がったらええねんな?」
私「はい」
御大「じゃ、さっきのリプリント頼むわ」

と、とっとと一人で行ってしまいました。ということで、やっとのことで御大の「池○○棟は遠いから自転車で」というインプリントは意外と簡単に解除されたのでした。ところが…

会議が終わっていつの間にやら部屋に戻っていた御大。電話中だったので筆談で「タクシー、今、呼びますか?」と聞いたら(OK)というお返事。早速、事務のKIさんにタクシーを呼んでもらいました。しかし、呼んだ後に「さっきのリプリントもう一部」だの「この書類セットにそのリプリント入れて」だの「あかん、リプリントは一番下、新聞記事が見えへん」だのが始まりまして、さっさと対応しましたところ、「今からこれを理事に持って行くから、誰かタクシーを逃げんように捕まえといて」だそうで…。仕方がないので、私が一緒に行きまして、ロータリー前に来たタクシーを捕まえまして、御大はその脚で理事のいる目の前の事○棟へ…。そこで私、はたと気がつきました…。そういえば、事○棟って内装工事中じゃなかったっけ?理事とかは工事期間中は別の棟へ移動したんじゃなかったっけ?で、慌てて中に入って行きましたら、御大が一階の部屋から出てきまして、

御大「理事室は食堂の上に移ったらしいわ」# …
私「食堂のある統○○○施設ですよね」
御大「そうらしいわ」
私「タクシーどうします?」
御大「乗っていくわ」
私「は?」
御大「乗っていってそのまま待たせておけば、タクシーも逃げんやろ」
私「…」

ということで、御大はそのまま、先ほど歩いて通り過ぎていった食堂のある建物へ、タクシーに乗って去っていきました

一度、以前にWKで呼んでおいたタクシーに逃げられてから、物凄い用心深さでして、仕方がないとはいえ、う~ん、なんとも…

徘徊爺

2007-02-15 19:33:14 | Laboratory
今日、御大から昼食時にある件で電話があり、S爺に伝えておくよう指示されまして…

内容はともかく、なんでYKにいる御大からの伝言をわざわざWKにいる私がYKのS爺に伝えなきゃならんのか、さっぱり意味が分かりませんが、ま、そういう指示ですので仕方がありません。

なんだかんだと用事が立て込んでいて、電話をかけられたのは17時過ぎ…。内線で電話をかけると、出たのはCMさん。

私「あれ?Sさんいます?」# さすがに相手が分からないのでS爺とはいえません
CMさん「あ、今いません」
私「何処へ?」
CMさん「わかりません」
私「は?
CMさん「よくあるんです。行き先をいって出て行くこともあるんですが、何も言わずにふらっといなくなることもしばしば…」
私「はぁ…。で、行方不明なわけ?」
CMさん「そうです。本当にどこへ行くか分からないので、最近は『わかりません』て答えるようにしています」
私「…
CMさん「…
私「なんや、S爺は徘徊爺か?」
CMさん「はい…御大も同じこといってました
私「げ、お、同じ?
CMさん「はい、同じこといって、私が『はい』って答えたら笑ってました」
私「
CMさん「
私「じゃぁ、携帯の方がいいね?」
CMさん「はい、携帯なら繋がると思います」
私「了解。ありがとう」
CMさん「失礼しま~す」

ということで、S爺は徘徊癖が出てきたようです。困ったものだ…

新・論文(8)

2007-02-13 21:02:11 | Laboratory
論文、Rejectされました。しかも物凄い速さでのReject…。その理由とは…。

論文の内容が雑誌に合ってません!

だそうです…。そりゃそうだわな。だってあの雑誌は元々方法や技術に関する雑誌だし、投稿した論文は新しい酵素の論文だし…。いやね、元々ムリはあると思っていたのですが、御大の「あそこに出せ!あそこに!」の一言に絆されて、方法を噛ませればいけるかな?なんて考えた私が甘うございました

というわけで、とっととこの手の論文もフォーカスしている雑誌の体裁に合わせて再投稿です…といいつつ、そっちの方がハードル高かったりもしますが…

# うぅぅ、とうとうNo Rejectが破れてしまった…
# 次の論文も書かねばならぬのに…


新・論文 (7)

2007-02-06 19:11:24 | Laboratory
論文投稿!

しました

ドラフトを御大に投げてから、年明けてHDさんから受け付けた旨の連絡をもらい、御大のチェックを待ったのですが、何と素通り…。あまりにも不気味に感じつつ、仕方がないのでHDさんに英文校閲をしてもらって、そのあといろいろと直しを入れつつ、共著者の皆様にようやく原稿を送付しまして、YMさん、PECさん、ALさんから結構的確な直しを入れてもらいまして、様々な雑用に邪魔されながらもなんとか投稿!

やっぱり、人が違えば見る目も違いますね。「ここだけはネガティブだよな」と思っていた記述が、全然別の見方で見ると勝っているという見方も出来たので、まさに眼から鱗状態でその通りに書き直しました

投稿先は前回の「論文」投稿先と同じ。レビュワーの推薦に困りましたが、Referenceでひいた文献の責任著者を三名ほど挙げておきました。

さて、どうなることやら



通達

2007-02-02 13:05:39 | Laboratory
本日午前11時から、TV会議を通じて御大からWKメンバー全員に向けての通達がありました。
YK異動

だそうです

会社の定期的な計画策定に伴う組織改編により、今まで三つの研究所に属していた三つの研究室を一つに統合することになったそうで、その所属がYKになり、勤務地もYKに統合することに決定したそうです。

…いやね、立場上、決定直後に聞いておりましたが、実際全員にアナウンスするまでは噯気にも出せないわけで、あくまでも知らない前提で仕事も進めてきたわけですが、いざ、全員に通達が出るとやはり現実感が出てくるものです。で、今のWKにあるラボは2008年3月末には閉鎖して、YKに移動することになりそうです。

私ね、約5年前につくばから今のWKに移ってきたんですよ。その際も、ラボの大半が先にYKに移ったもので、残った遺物を全てWKに運んできたんです。しかも、あるものを使って出来るだけ低コストにということで、ただでさえ築40年と古い建物の手狭な部屋に詰め込めるだけ詰め込んで、まさにウサギ小屋状態で今まで何とか凌いできたんです。そしたら再びYKへの異動。こんなだったら最初からYKへ異動していた方がどれだけ楽だったか…。しかし、既にそんな経緯を知っている人も数少なくなり、YKへ行っても大半の知らない人からは「大挙して押し寄せやがって」と思われることも必至でしょう。それにね、YKの南棟のほとんどの部屋区切りを含む設計や西棟の部屋割りなんかもJKさんと私とKSさんでやったんですよね。今みたいに超拡大することなんて露とも知らずに…。けど、その設計した場所へ移ることもなく、今のWKへ越してきたんです。で、揚げ句の果てが今ごろになってYKへ異動…。そして設計した頃の姿は既に跡形もないと…

まぁ、百歩譲って勤務地が異動というのはよくある話なので仕方がないとして、問題は家族です。長男K佑君は来年小五、次男K佑君は小三、三男S佑君は小一になります。異動の時は小六、小四、小二…。特に長男K佑君は前の引っ越しが幼稚園の年中さんでして、せっかく仲よくなっていた友達と別れて新しい幼稚園に移ったときにかなり寂しい思いをさせてしまいました。そしてもう一度それを今度は小学校最後の一年で味わわせるかと思うと不憫でなりません。もし引っ越すにしても、卒業に合わせてあげた方がいいんじゃないかって思う次第です。なので、私が今の家から当分通うのがいいんじゃないかって思ってます。だいたい赴任旅費が出るのかどうか微妙な距離だし、出るのかどうかさえ教えてもらっていないし…。普通そういうことをはっきりさせてから通達しないかなぁ。ま、何れにせよ致し方のないことです。

それよりも何よりも申し訳ないのはYKへ移れそうにない方々。どなたが可能でどなたが不可能かまださっぱり分かりませんが、どうしても異動出来ない方が必ずいるはずで、その方達には申し訳なさでいっぱいです。今まで一生懸命がんばってくれていたのに、ラボ側の都合でこういうことになってしまって…。御大は平気な顔をして「業務命令だから」なんていいますけど、そんなことでは割り切れないものがあります。ラボの移転は既に一度味わっていますので、同じことをもう一度やるのはとても心苦しいです。確かに計画策定時期で次期計画に移行するときに一旦雇用契約が解除されるとはいえ、YKにいる人とWKからYKに移る人では自ずといろんな条件も異なってくるわけで、何とかならないかなぁ、と無力を感じつつ祈るばかりです

はぁ…いずれにしても、憂鬱な一日になりそうです…。論文を今日中に出そうと思っていたのに…

続:トラウマ再び…

2007-01-31 19:53:54 | Laboratory
今日はS爺とのやり取りがうまくいきましてございます。やはりあの極意は有効なようです

今日は朝から、人事上の重要案件(さすがにここには書けませぬ)が二つも連続して挙がって参りまして、結構放心状態に近いものがありました。で、一件目が発生してすぐに、IM介してYSさんと対策を考えつつ、S爺にも連絡せねばということになりまして、極意2に習って直接携帯へ電話しました。次いで極意1に習い、状況を懇切丁寧に説明し、こちらが考え得た対策を丁寧にお伝えいたしました。そして極意4に習って、極力複雑な論理構成は排除して単純化しました。ま、案件が案件だけに状況はそれほど複雑ではないのですが、対策は多少の複雑さが出てきますので、ついてきているかどうか不安になりましたが、何とか無事だったようです。

次いで二件目が程なくして発生しましたので、S爺に再度連絡…。さすがにS爺も連続しての類似案件発生に驚きを隠せませんでしたが、先に説明した対策を反復するいい機会になったので、大幅な曲解は避けられたのではないかと思っております。それでも極意3に習えば、曲解しているという前提で行くべきでしょうが…

ということで、今日のところは何とか乗り切りましてございます。また、自らヒトバシラーとして極意が有効であることを確認出来ました。まだまとめて一件しか事例が発生していませんので、統計的に無効ではありますが、もう少しその有効性を確認したいと思っております。もしも、極意に習って有効だったとか無効だったという事例が発生しましたら、可能な限りのないようで結構ですのでお知らせいただければ幸いです。

# あまりにも突発的且つ重大案件でしたのでかなり困りました
# お陰で今日中に出そうと思っていた論文にまで手が届かず…っちゅうか思考回路停止状態…

トラウマ再び…

2007-01-30 19:38:08 | Laboratory
今日、仕方なくS爺と御大交えて言い合いをしました

先日、人事上の仕組みの話でメールでやり取りしていたのですが、情報のバックアップをとるのはいいが、上司の管理責任をしっかりする方策をとれと伝えると、「上司の責任だとか言って放置していては前に進まない」などと自身の責任を放棄するかのごとくの逃げ口上…。揚げ句の果てに、S爺の仕事の話なのに、こちらが時間をかけて問題点を指摘していたら、「読んでいる時間がない」だの「屁理屈こねないで前向きに考えろ」だのとこちらをバカにした文言を連ねてくる始末…。最後の方のやり取りはそのまま御大にCCして差し上げました

そしたら、今ごろになって御大からこの件で話をすると言い出していきなりTV会議…。そんなに暇じゃないっちゅうねん。で、問題点を挙げて、どうするこうすると話していると、相変らずこちらの言っていることを理解しないトンチンカンなお言葉…。もうね、この際だから御大の目の前で言ってやりましたよ。以前に「四の五の言わんで黙って従え!」って電話口で怒鳴ったこととかも…。で、仕事のメールに「屁理屈こねないで…云々」なんて書くのはおかしいだろうっていったら、なんて答えたと思います?「あんたがこんな下らんことに長い文章書いてくるもんだから読んでる暇がないんだよ。こっちは時間がないんだ」だそうで。いかにも自分ばかり時間がなくて、こちらが暇に任せてメールを送り付けているような言い方…。こっちだって、論文の直しの時間とか割いて問題点を指摘しているのに、ジコチュウ極まれりって感じ。で、言ってやりましたよ。「じゃぁ、何ですか?こうして忙しい時間のない御大まで出てきてやっているこのTV会議の内容がそんなに下らんことだと今言っているんですが、そういうことですか?」ってね。必死になって「いやそういうことじゃなくて…」って弁解してましたけど…

で、ようやく明らかになってきた点を一つ。S爺には基本的な文章能力がないようです。文章を書く能力も欠けていれば、読解能力もかなり欠如しているようです。そうでなければ、あれほどにトンチンカンな返答や失礼な文言を返せるわけがないし、最後に「屁理屈」だの何だのと理由をつけて梨の礫になるはずがない。そう理解しないとあの特異な行動パターンは理解出来ません。また、論理的な思考能力にも問題があるようです。自分の主張とその説明に整合性がとれないことが多々あり、それが通らないと相手の説明を「屁理屈」と片付ける習性があるようです。

S爺でお困りの皆様、どうしてもS爺とやり合わなければならないことがあったら、次の点に注意しましょう。
  1. これ以上ない懇切丁寧な説明
    S爺が「そんなことは分かっている」と言うまで懇切丁寧に説明してあげましょう。それでも理解していないという前提で進めた方がよさそうです。
  2. メールでのやり取り厳禁
    決してメールでやり取りしてはいけません。S爺は難しい文章が読めません。複雑なことを理解させたければ時間をとって面と向かって徹底的に説明しないと理解出来ないと思った方がよいです。それでも完全に理解させるのは至難の業といってもよいでしょう。どうしても記録に残したい場合には、録音するのが望ましいです。
  3. 以前の経緯は歪曲して記憶している
    基本的に自分の都合の良いように物事を歪曲する癖があります。極端な場合、一対一の話でも相手の主張と自分の主張を入れ替えるくらいのことは平気でやります。したがって、以前の経緯は正確には記憶していません…もとい、正確には記憶出来ません。そういう前提で話をしましょう。
    追記:なお、一旦歪曲された記憶は決して元には戻りません。曲解を解こうとすると返って逆効果になります。基本的に記憶は歪曲されているという前提の元に、過去の事例は極力出さないように話を進めましょう。
  4. 複雑な論理構成の話をしてはいけない
    どんなに理路整然と説明しても、多少複雑な論理構成になると途端に理解出来なくなるようです。議論が段階を経るようになると途端に理解出来なくなります。複雑な話をすることは根本的に諦めた方がよいのですが、どうしてもしなければならない場合には、極力話を単純化させて噛んで含めてあげましょう。
# この極意を会得するのに一年近くかかってしまった…

純系研究用二十日鼠黒六

2007-01-25 08:45:39 | Laboratory
久しぶりにThe Scientistから。

The First Black 6: C57BL/6J」The Scientist

私、元々微生物しか扱ったことがなくて、未だに微生物屋さんだと自負しているのですが、今のこの職場に来て一番困ったことが、研究対象がハツカネズミだったことです。微生物とハツカネズミって、いくら同じ生物で同じDNA・RNAを持っているからといっても違い過ぎ…。もうね、考えることといいやることといい、全てが初体験に近い状態で「どうしよう…」と真剣に悩んだものです。

で、その対象として扱っていたのがこのC57BL/6J。黒い毛皮のかわいいハツカネズミです。みんな「ブラック・シックス」と呼んでいまして、なんで「C57BL/6J」が「ブラック・シックス」になるのかも分からないまま過ごしていた時期もございました

それまでは、Escherichia coli(大腸菌)のGenotypeをみてあぁだこうだといいながら使っていたのに、マウスと来たらそのGenotypeさえはっきりしていない…。未だにJackson Laboratoryのデータベースを見ても、書いてあるのは「Cdh23; Cdh23ahl; Nnt; NntC57BL/6J;」…。短過ぎ…

で、そのマウスとのお付合いといっても、マウスと面と向かったときには、飼育終了してお亡くなりになっていただくとき…。この職場で初めて頚椎脱臼のやり方や解体の仕方など教わりました。そのマウスがC57BL/6J。この記事で初めて「C57BL/6J」の「C」は大文字でなければならず、小文字で表記する劣性アルビノと区別するためとか、「57」が掛け合わせ前の雌のコード番号由来だとか、「6」がいくつかあった系統のうちの6番目だったとか、知った次第です。その上、この純系を作成したのがClarence Cook Little先生で、この先生が後にJackson Laboratoryを設立されたなんて露とも知らず…。知っていたのは最後の「J」が「Jackson Laboratory」の「J」だってことくらい…。これを使って仕事をしていたのにお恥ずかしい限りです

ちなみに、ヒト以外のほ乳類で最初にゲノム塩基配列が決定されたのもこのC57BL/6Jですし、cDNAの網羅的な解析が為された最初のほ乳類でもあります。

最近はとんとお目にかかる機会もなくなって、あまりにも懐かしかったのでエントリー…

YK外勤20070124

2007-01-24 11:37:37 | Laboratory
本日も午後からYK外勤です。

今日の用事は、自分の論文の英文校閲をYKのHDさんがしてくれたので、その打合せ。何とか今月中には投稿してしまいたいので、昨夜連絡をもらってから即決で本日行うことにしました。なので、自分の用事ですからお気楽…

…と書こうと思っていたら、YKから別件のメール…。今日の15時辺りから、いつ始まるか分からないけどミーティングをするのでTV会議で出席しろという、御大秘書さんからのメールでした。ダブルブッキングになる旨メールしましたが、どうせそんなに時間通りに始まらないだろうというのと、別のミーティングを先に持ってきて適当に時間合わせするようで、結局、YKで出席することになってしまいました。一気に意気消沈…

# しかし、いつ始まるか分からない会議に出ろって、普通の会社でも頻繁にあるんだろうか?

今からYK外勤

2007-01-23 12:59:05 | Laboratory
2007-01-22 16:17:57
週末土曜日、頚椎リハビリを終えて歩数稼ぎに散歩していると、「着信アリ」で使われていた例の着信音がなり出しまして、出てみるとHSさんからでした。曰く「どうしても早急にやらなければならない会議があるんだが、月曜の夜がいいか火曜の午前がいいか午後がいいか」ということで、いずれでもOKなのでお任せしますとお返事しましたところ、その後すぐに「じゃ、月曜18時からになりましたのでよろしく」とのこと。なのでこれから外勤です。

運の良いことに、首都高速の交通情報では進行方向に渋滞なし。これなら1時間かからずに着きそうです。てことで、そろそろYKへ出発しますです、はい

# 今週は金曜日にもYKで会議があるんだよなぁ…

2007-01-23 12:59:05
例年通り、長引くかと思われた「どうしても早急にやらなければならない会議」も結構スムーズに終了し、ついでに「どうしても早急にやらなければならない会議Part II」も終えましたのが昨夜21:30頃。ご一緒に最後までお付き合いいただいたMFさんと共に、全く渋滞情報が電光掲示板に表示されていないという、稀に見る空き具合の首都高速を順調に走りまして、YK職場出口から自宅までドア・トゥ・ドアで50分程で到着。行きも帰りも1時間を切って移動出来たのは何年ぶりでしょう?というくらいに稀に見る快適さでした。

金曜日もこのくらい空いていてくれることを祈りまする