やっと半分というか折り返しに来ました北海道周遊記。
ちなみに目次はコチラの記事にあります。
7月10日(火) 帯広を出発して次はとにかく北へ。この日泊まる予定の旭川を目差しました。この間には三国峠や層雲峡といった名所がある鹿追糠平線、国道273号線というルートを取りました。
鹿追町付近の様子です。それにしてもどこまでも真っ直ぐな道が続いています。
思えば日高では馬横断注意だった標識がこの辺りではすっかりこれに変わっていました。
たしかに牛横断注意です。この辺りの道路沿いにはたくさんの牛が放牧されていました。自分にはこういう光景が見られるだけでもじゅうぶんに非日常的であり、現実逃避をすることが出来ました。
そしてしばらく走っていると、とても立派で大きな牛舎をいくつも持つ牧場がありました。なんとなく自分はその牛舎の中を見学してみたいという思いにかられました。しばらくクルマの窓越しから見ていたら、そこで働く従業員のあばちゃんの姿が見えました。そこで私は思いきってクルマを降りて「すいませ~ん」と声をかけると、はじめおばちゃんは、「何の御用かしら?」という感じでしたが、「あんた観光客かい!?珍しいわね~!」と。私が「はい、そうです」と答えると快く見学させてくれることに。
牛舎の中へ入る際、ここにもやはり日高の馬の厩舎と同じように入口には靴底を消毒する液体が置いてありました。やはり馬のいる牧場同様に人間が持ち込む感染病にもっとも気を遣っているようでした。専属の獣医さんがいて牛たちの健康には非常に神経を使っているとのこと。牛舎をはじめとして牧場の中は基本的にはとても清潔感があって、整理整頓されているイメージを持ちました。牛の年齢によって子牛の牛舎、出荷直前の牛舎などに分かれていました。
ちなみにこの牛たちは肉牛なんだそうです。おばちゃんに牛舎内を案内してもらいながら色々と説明してもらったのですが、生まれてから?年?ヶ月(←忘れました)で出荷されて、私たちの胃袋の中に入ってしまうのです。まだ生まれたばかりの子牛たちが競ってミルクを飲んでいる様子なども見学させてもらったのですが、何だかちょっとかわいそうにも感じてしまいました。
おばちゃん曰く、ここには常時1400頭の牛がいるとのこと。東京や神戸をはじめ全国に出荷していると仰っていました。まさに正真正銘の国産牛ですから、さぞかし高価なのでしょうね。
おばちゃんはそのうち大きな重機を運転して干し草を牛舎内に入れ始めました。顔は真っ黒に日焼けした小柄なおばちゃんだったのですが、手馴れた様子でこんな大きな重機を運転している姿に何だかとても関心してしまいました。この辺りもきっと若い労働力がいないのでしょうね。もともと人口が少ないうえになお過疎化が進んでいるのでしょう。
最後におばちゃんに「ありがとうございました。」とお礼を言いました。するとおばちゃんは「なんなら好きなの1頭持って帰るかい?」と言ってくれたのですが、「いやいや、結構ですよ~!機会があればまた来ます。」と言ってその場を後にしました。
宅急便で送ってもらえばよかったのに。
良い勉強させていただきました。
今日から、もっとお肉大切にいただかせてもらいます。
“牛横断注意”とは・・・なんかほのぼの。
北海道に行くと内地では考えられない標識が見られますよね?
自分はどこかで鹿飛び出し注意の標識を見た記憶が(笑)
あと、折角だったら牛貰ってこないと(爆)
そうですね!出来ればもらってくれば良かったなあと。(苦笑)宅急便!?無理でしょう!たぶん何百キロもありますよ!
>ふじきせきさん
自分も勉強になりました。観光地もいいですが、こういう所や工場見学とかって何気に好きなんです。
>けいすけさん
遠征お疲れ様です。
そうなんですよ!北海道ってこっちでは考えられない標識が多くて、それだけでも新鮮な感じがします。
さて、明日も勝ちましょう!
一番の北海道土産になること間違いなし♪
あまり肉は食べない(でも好き)けど、
「牛さんありがとう。おいしくいただきます」という気持ちを忘れずに食べたいなと思う。
いやいや持って帰ってこれないですから(苦笑)
そうですね!自分も感謝の気持ちを持って食べさせていただきたいと思います。
最後の会話から、のどかな雰囲気が伝わってきますね。今回登場のおばちゃん達あっての我々の食生活ですから、感謝しないと。。。
ところで、牛のアップ、まるでアグネスフライトのように撮れてますね(笑)。
いやーのどかなんてもんじゃないくらいのどかで時間がゆっくりと流れているところでした。
でも冬はやっぱり厳しいでしょうね。
牛はたくさんいすぎてどの牛を撮ろうか目移りしてしまいました。