先日書きかけた(その1)の続きになります。
地元広島と札幌の仲間とは広島駅の7番線ホームで待ち合わせでした。そして瀬戸内マリンビューは広島駅を定刻通り10時6分に出発し、竹原駅到着は11時50分。これから約2時間弱の小旅行です。呉線はそのほとんどが瀬戸内海に沿って走っており、これから車窓から海が見れるんだなあという嬉しい気持ちになってきました。そして以外にスピードも出ている感じがしました。
全部の駅ではないようなのですが、呉線の駅名表示板はその土地にちなんだイラスト入りとなっており、楽しませてくれます。ついでに地図も描かれていて自分たちが今どの辺りまで来ているのか確認することが出来ます。自分は瀬戸内海沿岸って今まで本当に行ったことがなくて、そこにいるだけでも何か新鮮な気持ちになるんですよね。
2時間弱の乗車時間はあっという間でした。予定どおりに竹原駅に到着。ここは島式1面2線のホームなのですが、改札は線路脇に一つしかない構造で、上り下りどちらも跨線橋を渡らなければならないつくりとなっていました。
駅前はけっこう整備されているのですが静かな佇まいでした。そしてしばらく駅構内や駅前の街並みを見たあと町並み保存地区というところへ向かいました。歩き出してしばらくは田舎の静かな商店街、住宅街となっているのですが、その一角を抜けていくと、まるでタイムスリップしたかのような町並みが広がってきます。
この日はど平日なのも手伝い、本当に静かでいい感じの町でした。石畳に木造の家屋って本当にマッチするんだなあと。鬼瓦そばを出す店に入って昼食をとったのですがこれも美味かった。またいつか何十年か後に歩いてみたい町でした。きっとその何十年か後もまったく変わらない町並みが迎えてくれるのでしょう。
そしてぼちぼち帰ろうかという頃に雨が降り出しました。雨もこの町にはよく似合います。私はこの日、呉でのマリーンズ戦は観戦せずに帰らなければなりません。14時28分にちょうど広島・呉方面と三原方面の電車があるので、竹原駅で仲間二人とは別れることに。これで一応呉線は全区間乗車したことになります。そして三原から岡山までは新幹線こだまで、そこから先はのぞみに乗り換えて帰宅となりました。
今考えると三原駅も降りてみて駅前散策とかすれば良かったと少し後悔していますが、そのうちいつかまた。あとは福山とか新尾道とか新岩国とか徳山とか、関東人には本当に馴染みのない山陽新幹線の駅を巡ってみたいかな。