ぢょんすの美術館

切符、カードコレクション等、広く浅く紹介します。

チートス

2007-03-05 23:26:33 | Weblog

先週末からJリーグが開幕、私も静岡で観戦してきました。野球のオープン戦も始まり、今年も球春到来という所です。

そんな中、机の引き出しで1枚のチケットを見つけました。よ~く見てみると、これまた想い出に残る1戦のチケットでした。この当時、私はまだ学生で、Kリーグ見たさに渡韓し、安養競技場でLG安養(現ソウルFC)対SK富川(現済州FC)の試合を観戦しました。当時のメンバーには安養にはジェフ・京都等で活躍した崔龍洙、富川には現在も鳥栖で活躍している尹晶煥がいました。お目当ては後者。でも、グランドには尹晶煥の姿が無い…。思い切ってサポの人に聞いてみたら「前の試合でケガしたよ。」とのこと。すると、周りをサポの人に囲まれ「日本人か?」と言われ、「はい」と返事をすると「よく来たなぁ~!」と歓迎してくれるではありませんか。それだけでみんなと打ち解けて応援開始。
試合は壮絶な点の取り合いで前半は2-2。後半、崔龍洙のPK等で2点をリードして4分ロスタイムに突入。ここで信じられないドラマが起こった!
もう99%負けを覚悟していたが、混戦から抜け出して放ったシュートで富川が1点を返す。安養はロングボールで時間稼ぎを図るが、これを富川が拾って裏へ出すと、なんとキーパーと1対1。これを金基東が冷静に決めてなんと同点!そして延長戦へ。延長戦に入ってすぐに郭慶根の放ったシュートが決まってVゴール。劇的な勝利に富川サポはお祭騒ぎ。私も見ていて震えました。

試合後、一緒に応援したサポ仲間が「今日はウチに泊まりなよ。」と声をかけてくれましたが、それを巡って「何言ってんだ!俺の所泊れよ。」と大声の出し合い。まぁ、穏便に話しがついて、仁川に住む子の好意に甘えました。家の人も嫌な顔1つせず歓迎してくれました。「韓国人はみんなこんなもんだよ。」と彼は言ってましたが、当時の韓国は「日本が忘れてしまったものがある。」という風に感じました。これは体験した人じゃなきゃ分からないものが「お土産」として残った旅行でした。

あれからもう7年…夏になったら行ってみようかな~。