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Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

七五三用の簪(松と梅)

2016-08-26 23:44:40 | 娘の着物
昨日ご紹介した娘の七五三用にと特注した紅葉の簪のセットですが、実は届いて
から三歳の子供には紅葉は大人っぽすぎたかなぁと思って、念のために今年もう
ひとつ特注でお願いしていた簪が先日届きました


今年の春に京都へ行った際に幾岡屋さんにもういちど特注での制作をお願いして
きていたのです。それがこちらの松と梅の簪


基本パーツは舞妓さんがお正月に付ける簪と同じなのですが、三歳の子供らしく
白と濃いピンクの組み合わせにして頂き、その上に銀糸で枠取りをした白と赤の
2枚の羽二重を重ねて作られた大きな梅、そして緑の松を合わせました

この銀糸で枠取りをして紅白2枚の生地を重ねた大きな梅はもう作れる職人さんが
いなくなってしまうようで、今回も最後に作れるかどうかと言われていたもの。
幾岡屋のおかあさんのおとりなしのおかげで、作って頂くことができました


舞妓さんと同じく、向かって右にはブラ(ぶら下がる部分)の付いた簪を。この
ブラは取り外し可能なので、大きくなってからもブラを外してちょっとした簪と
して使うことができます


向かって左には、銀ビラの付いた豆簪を。舞妓さんの銀ビラは平打ち簪について
いますが、娘のものは松と梅の豆簪に銀ビラをつけて頂きました


そして髷の部分に挿す簪も、よくある七五三使用の銀ビラのついたものではなく
舞妓さんと同じ仕様にして頂きました

紅葉の簪と並べるとやはりこちらの方が可愛らしく、三歳には向きそうなので、
三歳のお祝いにはこちらを使おうと思います

どちらの簪とも、三歳と七歳いずれにも使えるサイズで作って頂いているので、
紅葉の簪は七歳のお祝いのときまで眠らせておきます